『字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ』を読んだ。
この本は字幕翻訳者によるエッセイ集。字幕翻訳の大変さが、軽妙な語り口でおもしろおかしく、そして少々の嘆きとともに綴られている。
まだ台本が決まっていないのに字幕翻訳が依頼るなんて、酷い話もあったものだ。今のメジャーな英米映画には字幕翻訳用に注釈がついた台本が用意されているらしいけれど[1]。
それから、配給会社から無茶な要望が出てくることもあるのには驚いた。口の動きだけを見せていて声が発せられていないシーンにまで字幕を付けろという要望は、いくらなんでも無理があるだろう。完全に捏造だ。
映画館に行くといつも字幕版を観るので、こういう酷い話が減って字幕翻訳の環境が改善されていって欲しいところ。
追記:
この本について調べる中で、著者の太田直子さんが1年ほど前にお亡くなりになっていたことを知りました。ご冥福をお祈りします。
この本は字幕翻訳者によるエッセイ集。字幕翻訳の大変さが、軽妙な語り口でおもしろおかしく、そして少々の嘆きとともに綴られている。
まだ台本が決まっていないのに字幕翻訳が依頼るなんて、酷い話もあったものだ。今のメジャーな英米映画には字幕翻訳用に注釈がついた台本が用意されているらしいけれど[1]。
それから、配給会社から無茶な要望が出てくることもあるのには驚いた。口の動きだけを見せていて声が発せられていないシーンにまで字幕を付けろという要望は、いくらなんでも無理があるだろう。完全に捏造だ。
映画館に行くといつも字幕版を観るので、こういう酷い話が減って字幕翻訳の環境が改善されていって欲しいところ。
追記:
この本について調べる中で、著者の太田直子さんが1年ほど前にお亡くなりになっていたことを知りました。ご冥福をお祈りします。