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乱れ引き裂かれ - 姉なるもの3

『姉なるもの 3』を読んだ。 色気と怖気にゾクゾク。 美しさもカワイサも、その存在のごくごく一部でしかなくて、総体としては人に推し量れる類いのものではないのだろうなあ、とそんなことを考える。 新キャラ陽(ハル)も登場。野良犬と自らを形容しているし、千夜も捨て犬呼ばわりしている。クトゥルフで犬と言えば、ティンダロスの猟犬か。 シュブ=ニグラスの眷属であるサテュロスやドールが力を貸すような存在らしいけれど、本作では千夜とどんな関係なんだろう。 ◆ 余談だけれど、『Fate/Grand Order』のイベント「サーヴァント・サマー・フェスティバル!」で、ネタになっていた。姉だと主張するジャンヌ〔アーチャー〕に対して、ジャンヌ・オルタ〔バーサーカー〕が、 姉じゃ、ない。 姉なるものでは、ない。 と返している。 それを受けてか、 ジャンヌ と ジャンヌ・オルタ の ペアイラスト が。 まるで仲のよい姉妹みたい。オルタがデレたか。

禁忌の菌子 - FUNGI-菌類小説選集 第Iコロニー

『FUNGI-菌類小説選集 第Iコロニー』を読んだ。菌類という切り口の物珍しさにつられた。一口に菌類と言ってもいろいろあるけれど、主に扱われているのはキノコ 収録されているのは11作品。ちなみに8番目に収録されている「屍口と胞子鼻」の作者は、『全滅領域』のジェフ・ヴァンダミア。 「菌糸」 「白い手」 「甘きトリュフの娘」 「咲き残りのサルビア」 「パルテンの巡礼者」 「真夜中のマッシュランプ」 「ラウル・クム(知られざる恐怖)」 「屍口と胞子鼻」 「山羊嫁」 「タビー・マクマンガス、真菌デブっちょ」 「野生のキノコ」 ホラーありファンタジーありアクションありと、様々なキノコ小説を味わえる。風変わりなところでは、「白い手」が断片的な偽史を書き連ねていくスタイルだった。進み方は淡々としているけれど、背後の歴史を想像させてくれる。 これらの作品を読んで感じたのは、菌類によるボディ・ホラー (身体の変容を扱うホラー作品) が引き起こす空恐ろしさ。総毛立つものがある。生き物に寄生する菌類が実在するから、そこから人間に寄生する可能性に現実味を感じてしまう。狂牛病や鳥インフルエンザが人に感染するように、ガの幼虫に生える冬虫夏草やセミの幼虫に生えるセミタケがヒトを菌床とする可能性に。あんな風に生えたりはしないけれど、真菌症はあるわけだし。 余談だけれど、表紙がヒエロニムス・ボスの「樹木人間」を彷彿とさせる。

サーガ閉幕 - 旧神郷エリシア (邪神王クトゥルー煌臨! )

『旧神郷エリシア (邪神王クトゥルー煌臨! )』を読んだ。 〈タイタス・クロウ・サーガ〉、これにて完結。同時に、"DreamLands"シリーズ、"Primal Land"シリーズとのクロスオーバー作品でもあるらしい。現時点ではじれもも未邦訳だが、前者は企画されているとのこと。本シリーズが完結して一つ楽しみが減ったと思ったら、また増えた。 前々作から姿を見せていなかったタイタス・クロウも満を持して再登場。と言っても本作で中心となるのは彼の友人アンリ-ローラン・ド・マリニー。正直に言うと最初は戸惑った。けれど、読み進めるうちに引き込まれたし、読み終えて何の不満もない。彼だったからこそ、これだけ波瀾に満ち溢れた旅を描けたのだろうとさえ思う。かのタイタス・クロウが出張れる事態だったら、危なげなく解決されてしまう。 彼の旅の終点も、シリーズ完結巻に相応しい幕引きだった。移動手段が、空間だけでなく時間さえも駆け巡る時空往還機なのだからどこへだって行ける。クロスオーバーが実現したのも、この万能移動装置のおかげだろう。そのうえ、攻撃力も防御力も クトゥルー眷属邪神群 ( Cthulhu Cycle Deities ) でさえ手に負いかねるレベル。 わけても行き着いた結末の壮大さよ。クトゥルー眷属邪神群と(いったんの)決着があんな形で締め括られるなんて。

月は出ているか - ボレアの妖月

『ボレアの妖月』を読んだ。〈タイタス・クロウ・サーガ〉第5作。 前作『風神の邪教』でシルバーハットが訪れた惑星ボレアに今度は時空往還機に乗ったド・マリニーが不時着。風の邪神イタカに奪われた時空往還機を取り戻すため、ボレアの衛星ヌミノスとドロモスを冒険する。 またしてもタイタス・クロウ不在。彼が登場すると何もかもトントン拍子に片付けてしまいそうだから、やむを得ないか。 最後にもうちょっと盛り上がりが欲しかった。イタカとは前作で一度戦っているせいか、描写があっさり目。代わりにドロモスで邪悪な神官と対峙するのだけれど、ぽっと出の感が否めない。ボレア、ヌミノスの道中がおもしろくて期待させてくれただけに、拍子抜けした気持ちもひとしお。 ともあれ、次の『旧神郷エリシア』でシリーズ完結。さすがにタイタス・クロウも出てきて、大いに盛り上げてくれるだろう。

ワンダフル・ライフ - 虚ろなる十月の夜に

『虚ろなる十月の夜に』を読んだ。 濃い作品だった。原著が出版されたのが1993年とは信じられない (邦訳が出たのは去年だけれど)。 作中では明言されないけれど、切り裂きジャックやドラキュラ、ホームズなど多くの有名キャラクタが登場する。古くは2003年の映画『リーグオブレジェンド/時空を超えた戦い』、最近だと〈Fate〉シリーズを彷彿とさせる。 彼らが二つの陣営――〈 閉じる物 ( クローザー ) 〉と〈 開く物 ( オープナー ) 〉に分かれて、クトゥルフ神話の旧神にまつわるゲームで争う様子が描かれる。しかも、誰がどちらの陣営かはおろか、そもそもゲームの参加者なのかどうかすら分からないというスリリングなシチュエーション。 そして、主役を張るのは切り裂きジャック――ではなくてその 使い魔 ( コンパニオン ) の犬。コミュニケーション相手も基本的に他のプレイヤーの使い魔。つまり動物。 最後の語り手が動物というのが効いていた。これらの有名キャラクタに言及しなかったり、人間とは違って恐怖しなくても、違和感がない。

黄泉路の地べた - 姉なるもの2

『姉なるもの2』を読んだ。 しばらく夕と千夜の日常が続く。料理、洗濯、掃除、買い物。 と思ったら、終わりには始まったときから終わっていたとわかってしまう。先の無さが閉塞感をもたらしてくれる。 でも、3巻に続く。この息苦しさはまだ終わらない。このまま静かに息を引き取らせてくれるかな。

黒山羊さんたら - 姉なるもの1

『姉なるもの1』を読んだ。カワカミャーなのでウルキアガを連想する [1] 。 それはさておき。 英語タイトル"The Sister of the Woods with a Thousand Youg"は、表紙の彼女が最初に名乗る【千匹の仔孕む森の黒山羊】"The Black Goat of the Woods with a Thousand Young"――クトゥルフ神話の神性シュブ=ニグラスの別名からだろう。 というわけで、これはクトゥルフものだ。クトゥルフ神話の神性の擬人化と言えば、 〈這いよれ!ニャル子さん〉シリーズ を真っ先に思い出すけれど、雰囲気は正反対。〈這いよれ!ニャル子さん〉がパロディネタ満載のコメディだったのに対して、こちらはホラーテイストが強い。人公・夕の、バッドエンドを予感させるモノローグが胸をキリキリと締め付けてくる。 願わくば、ダラダラと続かずにこの息苦しさを保ったまま、きっちり息の根を止めにきて欲しい。 [1] 川上稔作品が好きなので、「姉」と言えば 〈境界線上のホライゾン〉シリーズ の「姉キャラ担当」キヨナリ・ウルキアガを思い出す。ウルキアガが姉キャラではないことに注意。

侵略! 大王イカ - クラーケン (上), (下)

『クラーケン (上)』、『同 (下)』を読んだ。 『都市と都市』や『言語都市』の印象から、1つの設定を起点にして膨らませた世界が描かれていると想像していた。ところが実際に読んでみたら、多数のアイディアが詰め込まれた伝奇小説の様相だった。魔界都市〈新宿〉ならぬ魔界都市〈ロンドン〉だ。 大好物だよ‼ ハヤカワSF文庫だったので最初はSFを期待して読んでいたからナンジャコレと思っていたけれど、こういうものだと思い直したら一気に楽しくなった。畳みかけるようにというか畳み込みのようにというか。 それでいて根底にあるテーマはがSF敵なのが心憎い。科学と信仰を扱っている。

千々の風になって - 風神の邪教

『風神の邪教』を読んだ。〈タイタス・クロウ・サーガ〉5冊目。 まさかのタイタス・クロウ不在。きっと強くなり過ぎた。CCD = Cthulhu Cycle Deities = クトゥルー眷属邪神群と向こうを張れるようになっているから、登場したら話が終わってしまいかねない。 タイタス・クロウに代わって主人公を務めるのは、シルバーハット。誰だと思いながら読んでいたけれど、後書きによると、ちゃんと名前は既に出ていたらしい。 対する邪神はイタカ。そしてヒロインはその娘アルマンドラ。娘いるのかよ。で、シルバーハットと恋仲になるわけで。しかも、シルバーハットからして積極的。(イタカと敵対しているとは言え) 不倶戴天の敵である邪神の娘なのに。 『這いよれ! ニャル子さん』の八坂真尋とは対照的。おいおいと思いもするけれど、勢いがよくてこれはこれで気持ちがいい。

足りない、語りない - 新銀河ヒッチハイクガイド

『新銀河ヒッチハイク・ガイド 上・下』を読んだ。〈銀河ヒッチハイク・ガイド〉の最終作。ただし、作者はこれまでとは異なる。 ノリはシリーズ前半に近い。でも前作 『ほとんど無害』 にあった家族関係の描写もちょいちょい。 詰まらなくはなかったし実際スルスル読めたけれど、読後感が何かしっくりこない。不条理さや皮肉さが足りないのかもしれない。 足りないと言えば、マーヴィンがいないのが物足りない。彼の語りがない。 あの情熱的なまでの悲観さが恋しいなぁ。

ニコニコ混沌 - 這いよれ! スーパーニャル子ちゃんタイム(5)

「『這いよれ! スーパーニャル子ちゃんタイム(5)』を読んだ――読み終わってしまった」 「何この世の終わりみたいな顔しているんですか」 「 原作 に引き続き、こちらも完結しちゃってな。これで最終巻なんよ。俺はこれからどうやってSAN値を下げたらいいんだ」 「下げなくてもいいじゃないですか」 「いつもニコニコ隣に這い寄ってきてくれるって言っていたのに!!」 「もう十分下がっているんじゃないですかね」 「終わったこと自体は悲しいけれど、終わり方は素敵だった。原作と関連づけつつ伏線を回収していて、とても綺麗だった」 「マンネリ化しちゃってずるずると続くよりは、これで良かったんじゃないですか?」

妹とは一体 - 超妹大戦シスマゲドン1, 2

『超妹大戦シスマゲドン』を読んだ。 タイトル通り、妹キャラが沢山出てきて戦う話。非常にバカっぽく聞こえると思う。しかし、何かにつけて遙か彼方まで突き抜けていて、勢いがある。あり過ぎる。 108人の騎馬妹軍なんてまだ序の口で、メカ系だと可変航空妹や装甲妹(戦車)が、生物系だと怪獣と化す妹や名状し難い妹(いあいあ しすたー)まで出てくる始末。 ラスボスも当然妹である。それも古代から蘇りし地上最古の妹である。父と母と兄あるいは姉はどうなったのか、とか疑問に思ってはいけない。思うだけ無駄だからだ。そこまで読み進む間に〈妹〉がとっくにゲシュタルト崩壊している。 ところで、本作の1巻が出版されたのは2005年と10年近く前。著者が古橋秀之さんなので知っていたけれど、今になって読んだのは、 『ウは宇宙ヤバいのウ!』 を読んだのがきっかけ。当時はこういうバカSF的なノリに食指が動かなかったけれど、今読んでみたら全然いける口だとが分かった。 『ウは宇宙ヤバいのウ!』の〈妹の力〉や〈妹型宇宙生命体〉はこれに触発されたりしていて。

Creeping- アウトサイダー、魔犬

『アウトサイダー』と『魔犬』を読んだ。H. P. ラブクラフトの短編が漫画化されていると聞いて。『アウトサイダー』には『アウトサイダー』の1本、『魔犬』には『神殿』、『魔犬』、『名もなき都』の3本が収録されている。 絵の雰囲気がよく合っていて、引き込まれる。派手なアクションも複雑な謎解きもないけれど、得体のしれない恐怖がひたひたじわじわ忍び寄ってくる感覚が堪らない。特に『魔犬』がよかった。 最近、こういう結末がはっきり描かれない作品をあまり読んでいなかったので、新鮮なような懐かしいような。

おずおずずけずけ - 這いよれ!ニャル子さん 12

「『這いよれ!ニャル子さん12』を読んだよ。読み終えてしまったよ……」 「何だかテンションが低いですが大丈夫ですか?」 「ようやくニャル子にスポットが当たったと思ったら、まさか 11巻を読んだ時の何気ない一言 がこんな形で……これじゃあまるで伏線じゃあないか!!」 「テンションが乱高下していますが、ここはひとまず落ち着いて下さい」 「そうだね。今回も仮面ライダーネタが満載だったよ」 「鎧武ですね?」 「言わずもがな。あと、ハンターとしてはモンハンネタが刺さる。ゴア=マガラの肉なんて食用にすんなよ……」 「狂竜ウィルスが……」 「それから、クー子が真尋に対する執着も躊躇なく押し出していて潔い」 「底なしの欲望ですね……」 「ニャル子への欲望も相変わらずだしね。仮面ライダーで例えるとOOOと言ったところか」 「そのニャル子さんはスポットが当たってどうだったんですか?」 「色々あったけれど最後にはニャル子はニャル子だったよ、このブレなさは素敵だ。しかし、良かった良かった」 「何が良かったんですか?」 「それは読んでみてのお楽しみ、ってことで」

女王の未完は世界一

「『未完少女ラヴクラフト2』を読んだよ。 1 に引き続き今回もKindleで」 「Kindle版が出たら読もうと思っていたところに、ちょうど配信が始まりましたね」 「うん。ナイスタイミングだった」 「それで、内容はどうでしたか?」 「今回はアンブローズ・ビアスが美少年化。ラヴクラフトの美少女化に続き、変化球だか暴投だかが二球続いたぞ」 「四死球を恐れませんね」 「前作は意外にも物語自体は王道のボーイミーツガールだったんだけど、さらに今回は物語もかなりカオスな様相を呈してきたよ」 「〈這いよるニャンコさん〉なんてネタも仕込まれていましたしね」 「そういうところはクトゥルフものらしくて良いと思う。今回気になったのは、謎が残り過ぎていること。おかげで読後の満足感が今ひとつ」 「続刊に期待ですね。『未完少女』の名に恥じない終わり方だと思います」 「そんなメタな。早く3巻出て欲しいよ、Kindleで」

未完少女観賞

『未完少女ラヴクラフト』 からラヴ。表紙っぽくしようと思って黒枠をつけてみたら、遺影っぽくなってしまったような気もするけれど気にしない。 昨日、 2巻 のKindle版が配信開始されたので、早速読み始めたところ。感情豊かになって可愛らしくなっている。アンブローズとの遣り取りが微笑ましい。

メリー・クリスオス

「メリー、クリス――クリス――オス?」 「エックス・オスですね」 「クー子、やっぱり未練を断ち切れていなかったのか……」 「きっとXoth oneとして蘇ってくれますよ」

ネオクー子炎上

「『這いよれ! スーパーニャル子ちゃんタイム 4』を読んだよ」 「 3巻 から約8ヶ月ぶりですね」 「待ってました!!」 「今回の表紙はニャル子さんのアップですね」 「めずらしく弱気なところや健気なところも見られて良かったよ。すぐ台無しにしてしまうところまででワンセットではあるけれども」 「鉄板ですね」 「あと、髪を下ろしてどてら着込んだクー子が別人だった。これはこれで。実際、スゴイカワイイ」 「クー子さん、厚着する必要あるんでしょうか。火の神性なのに。」

不定形、再開しけり

「『うちのメイドは不定形 2』を読んだよ」 「 1巻を読んだとき、2巻のKindle版を待ち焦がれていました よね」 「1巻をKindleで読んだからさ、シリーズの途中で切り替えるのが気持ち悪くて」 「本棚が歯抜けになりますもんね」 「それはさておき、2巻になったら急展開だったよ。1巻で印象的だったのは、テケリさんの魅力だったけれど、2巻では伝奇的な不気味さが前に出てきている」 「クトゥルフものらしくなってきたということですね」 「不穏さが最も強いのは、意外にも主人公のトオル。何か隠していることが仄めかされているのだけれど、異常事態への適応力の高さといい、どれだけ抱えているのやら」 「主人公に力が隠されているのは、ジュブナイルの王道ですもんね」 「その通りだけれど、これはクトゥルフものだから、その王の衣装は黄色だったりして」

不定形と出会いけり

「『うちのメイドは不定形』を読んだよ」 「 『未完少女ラヴクラフト』 に続き、クトゥルフものですね」 「うん。このメイドさんが、 『這いよれ!ニャル子さん6』 でクー音が限定配信でゲットしたダゴモンの元ネタ」 「〈テケリ・リ・テケ・テケ・リ・ル・リ・テケリ・テケ・リ・ラ・ル・ラ・テレリ・テケ・テケリ・リ・ル・ラ・リ・テケリ・リ〉さんですね」 「長い。テケリさんでいいと思うよ」 「そのテケリさんは、メイドさんなんですね」 「うん。不定形だけれど芯のある素敵なメイドさんだよ」 「芯のある不定形ってなんですか……」 「体は不定形だけれど心には芯があるってことさ。ニャル子といいラヴといい癖のあるヒロインとは対照的に、テケリさんはとても素直でまっすぐでヒロインらしいヒロインだよ。心は」 「体は?」 「2巻、早くKindle化されないかなぁ」 「話と目を逸らしましたね。それはもう勢いよく」 「実写とCGでリアルに再現されるところを想像してしまってな」 「まあ、いいでしょう。Kindleについては色々と不平をツイートしている割には、それを待つんですね」 「紙で買うのは良いんだけれど、スペースの都合でいずれ処分しなくちゃならなくなってしまうのが忍びなくて」