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8月, 2011の投稿を表示しています

力と責任

映画 『キック・アス (原題: Kick-Ass)』 を観た。 ヒット・ガールがかわいい。 それはさておき、本作の主人公は、ヒーローに憧れるデイブという普通の青年。 彼がヒーロー "キック・アス" になるところから物語が始まる。 ヒーローになると言っても、あくまでただの人間だ。 ミュータントでなければ、遺伝子操作されたクモに噛まれたわけでもない。 ガンマ線も謎の宇宙線も浴びていない バットマンのように十分鍛えてさえいない。 だから、特殊能力もなければ、身体能力も低い。 弱いヒーローと言えば、 『グリーン・ホーネット』 ( 感想 )も大概だと思ったけれど、キック・アスはそれに輪をかけて力らしい力がない。 資金力もないし、グリーン・ホーネットを支えるカトーのような存在もいない。 それでも、自分の弱さを思い知った後でも、ある借りを返すために彼は戦う。 ということを考えながらも観られるし、ヒット・ガールのアクションを楽しむだけでも観られる。 良い映画。

一本角

今さらながら 『機動戦士ガンダムUC 1』 を観た。 まだまだ序盤も序盤。 ほとんど状況説明だけで終わってしまった。 というわけで、ストーリーに関しては、何とも言い難い。 MSによる戦闘に関して言えば、主人公バナージの本格的な戦闘はまだ。 けれど、マリーダが乗るクシャトリヤによる戦闘シーンが随所に挟まれている。 第1話からファンネルが飛び交い、満足。 このクシャトリヤ、肩のパーツから出るファンネルと言い、色合いといい、クイン・マンサっぽいな、と思っていたら、公式サイトのMS紹介にこんな記述が。 どうやら改良版という位置付けみたい。 NZ-000「クイン・マンサ」と同等の火力を維持しつつダウンサイジングに成功した。 続きが気になる。もっと早く観れば良かった。

トロピック・トピック

『トロピックサンダー/史上最低の作戦 (原題: Tropic Thunder)』 を観た。 戦争映画の撮影中に戦争に巻き込まれるというメタなストーリー。 他にもパロディや他の映画に関する言及があったり、多数の俳優がカメオ出演していたり、とメタな要素に事欠かない。 というわけで、予備知識が多い方が楽しめると思う。 なくても面白くないわけではないけれど、「何かのパロディか何かなんだろう」とは思うんだけれど何のパロディか分からないシーンが少しもどかしい。 それはさておき、トム・クルーズ演じる作中のプロデューサー――レス・グロスマンが強烈。 何でも彼を主役に据えたスピンオフ映画が作られているとかいないとか。 そのレス・グロスマン役で、6月6日に開催されたMTVムービー・アワーズの授賞式に登場したトムが、レス・グロスマンの映画を製作するかと問いかけたE! Onlineに対して、「今、取り組んでいるところだよ」とほほえみ、もう一度「そうさ!映画化を進めているところだ」と答えたとのこと。 トム・クルーズがハゲでデブの映画プロデューサー役!?レス・グロスマンの映画が製作か? - シネマトゥデイ 本気なのかリップサービスなのか分からないけれど、公開されるなら観てみたい。

報復前進

『完全なる報復 (原題: Law Abiding Citizen)』 を観た。 本作では、家族を押し入り強盗に殺された男クライドが、その優れた知能と技術でもって犯人に報復する。 ここまでで半分も来ていない。本番はここから。 クライドの報復はまだまだ続く。 一見不可能な状態からでも確実に報復を続けるクライドが、冷静なのか暴走しているのか分からず、 緊張感をもって観ていられた。 欲を言えば、結末にもう一捻りあると嬉しかった。 ちょっとあっさりし過ぎだと感じてしまった。

ヘッドホン交換と音の評価の正確性について

パソコンで使っているヘッドホンを、SONYのMDR-XD100からaudio-technicaの ATH-SJ11 に換えた。 ちなみに、SONYのMDR-XD100を買った時のエントリィは『 ヘッドホン買い換え 』。 SONYのが壊れたわけではない。 Summer Sonic 2011でaudio-technicaのブースでイベントに参加したら、抽選に当たってATH-SJ11が貰えた。 このまま眠らせておいても、場所を取るだけなので使っている。 MDR-XD100と比べると、音はこちらの方が好み。 くっきり聞こえるし、低音がよく出ているように感じる。 遮音性もこちらの方が高いけれど、それだけ圧迫感があるので着けていて楽なのは、MDR-XD100。 と書いてはみたものの、落ち着かない。 まず、 『錯覚の科学』 ( 感想 )でこんな実験を知ったせいだ。 なお、参考文献によると、元ネタは Do Coat Hangers Sound As Good Monster Cables? - The Consumerist 。 少なくともある非公式なブラインドテストの結果では、オーディオマニアが高級品のケーブルと、ハンガーの針金を使ったスピーカケーブルのちがいを聞き分けられなかった。 ケーブルはともかくヘッドホン全体が違うなら、1000~2000円台のイヤホン、ヘッドホンしか使っていない自分でも音の違いが分かると信じたい。 加えて、ジャムの味について熟考すると評価を誤って、犯人の顔についての特徴を書き出すと記憶が曖昧になるそうだ (こちらは"言語隠蔽効果"と呼ぶらしい)。 ジャムのことを考えても、ジャムの味に関する情報が増えるわけではない――味のよしあしについては味見が情報のすべてなのだ。 書き出した言語情報は、犯人の顔を最初に捉えた視覚による非言語情報を曇らせた。そして言語情報のほうが、正確度が低かったのだ。 SONYのヘッドホンの音を思い出しながら、こうしてブログに書くなんて最悪じゃないだろうか。 唯一の救いは、audio-technicaのヘッドホンを、ブログを書いている今まさに使っていることくらいか。

差が付く錯覚 - 錯覚の科学

『錯覚の科学』 を読んだ。 本書のテーマは、日常的に現われる次の6つの錯覚。 これらの錯覚について、主に実験結果を引き合いに出しながら、その仕組や影響について解説している。 ()内は、自分なりの理解。 注意の錯覚(注意は選択的。目の前にあっても、見えると思っていなければしばしば見落とす) 記憶の錯覚(鮮明に思い出せる記憶が正しいとは限らない。下手をしたらディティールは捏造したもの) 自信の錯覚(みんな自分の実力は中央値以上だと思っている。もちろん中央値の定義から考えてあり得ない) 知識の錯覚(見慣れたもの、使い慣れているものは、深く理解していると誤解する) 原因の錯覚(相関でも偶然でも、前後関係があれば因果関係を引き出してしまう) 可能性の錯覚 (自分はやればできる。きっかけがないだけ) ただ「おわりに」では、錯覚は直感の利点の裏返しであることと、直感の方が役に立つ問題もあることを述べている。 印象的だったのは、ジャムの評価に関する実験についての次の記述。 なぜジャムについて考えすぎると、評価に誤りが出るのだろう。理由は二つある。まず、ジャムのことを考えても、ジャムの味に関する情報が増えるわけではない――味のよしあしについては味見が情報のすべてなのだ。そしてそれ以上に重要と思われる第ニの理由は、味の好みがおもに感覚的な反応で有り論理的分析にもとづくもではないためだ。 第一の理由は、小説 『花物語』 ( 感想 )で「悪魔様」が同じ事を言っている。 「まあ『考える』という行為は、実際には『思い出している』だけだからね。どうしようもなく思える悩み事を考え続けたらいつかは解決に辿り着くなんてのは幻想だよ」 第ニの理由も、面白い。悩んだら、「それは本当に論理的に考えるべき問題か?」と問い直すのは、問題の解消に有効そう。

老人無双

『カールじいさんの空飛ぶ家 (原題: Up)』 を観た。 青空を背景に、色とりどりの風船に吊られて、家が浮いているイメージから、ファンタジーかと思っていたけれど、そんなことはなかった。 始まってすぐにじわりと来る。 『最高の人生の見つけ方』 ( 感想 )を思い出した。 そうしたら、さらに良い意味で裏切られた。 後半は、カールじいさんの活躍が、爽快。 さらに笑いもあるし、エンドロールも凝っていて素敵。 このように盛り沢山なのに、まとまっているところが魔法。

OH! Super Mr. Milk

『ミルク (原題: Milk)』 を観た。 本作は、1970年代にマイノリティのために戦った政治家ハーヴィー・ミルクの物語。 ミルクがマイノリティのために戦っていたのは、自身がゲイというマイノリティだったことが大きく影響しているんだろうな。 ちなみに監督のガス・ヴァン・サントもゲイだと公にしているらしい。 そう言えば、映画 『フィリップ、きみを愛してる!』 ( 感想 ) の基ネタとなった、スティーブン・ラッセルも、ゲイ(で詐欺師で脱獄犯) だ。 調べてみると1957年生まれらしいので、ミルクが初めて市議の当選した1977年はちょうど20歳ということになる。 この映画のラストシーンは、当時の映像を Harvey Milk's Last Words : Free Download & Streaming : Internet Archive で観られるけれど、この中にもしかしてスティーブン・ラッセルもこの中にいたのかなぁ、と感傷的な気分になる。 ところで、ラストでダン・ホワイトという人物の顛末がテロップで語られるのだけれどそこに、"Twinkie"の文字が!! 字幕では「ジャンクフード」となっているけれど、これはあれだ。 『ゾンビランド』 ( 感想 ) の主要登場人物の一人タラハシーが愛して病まないスポンジケーキだ。 少し調べたら、Wikipediaで面白い記事が見つかった。 これだけ記事があるというだけで、トゥウィンキーって愛されているんだなぁと思う。 なお、トゥインキー・ディフェンスの方は、この映画のラストが分かってしまうので、気になる人は本作を観た後で。過去の事実についてもネタバレというのか分からないけれど。 犯罪生物学 - Wikipedia トゥインキー・ディフェンス トゥインキー - Wikipedia 都市伝説  

道なき道

『ザ・ロード (原題: The Road)』 を観た。 本作は、小説 『ザ・ロード』 ( 感想 )を映画化した作品。 全体的には、彩度の低い映像が続いていて、渋い。小説のイメージと矛盾しない。 ただ、小説ではシンプルな文体で描かれていたから、気にならなかった残酷なシーンが生々しい。 あと、ちょっとテンポが遅く感じた。 小説と違って、自分のペースで読み進められないのがもどかしい。 これらがメディアによる差か。

DD

『デュー・デート ~出産まであと5日!史上最悪のアメリカ横断~ (原題: Due Date)』 を観た。 『ハング・オーバー!』 ( 感想 )と同じスタッフが製作した映画。 設定も似ていて、『ハング・オーバー!』では結婚式までに戻ろうとしているのに対して、本作では出産までに戻ろうとしている。 主演は、「アイアンマン」シリーズでおなじみロバート・ダウニー・Jr。 で、旅の道連れは『ハング・オーバー!』に出ていたザック・ガリフィアナキス。 相変わらずアクが強い。 個人的には、野郎どもの馬鹿さ加減が素敵な『ハング・オーバー!』の方が好み。 というわけで、続編『ハング・オーバー!!』( 公式サイト )も観たくなった。 映画館で観そびれたので、DVD待ち。

ウキウキ旅行記

『ガリバー旅行記 (原題: Gulliver's Travels)』 を観た。 主演は、 『スクール・オブ・ロック』 や 『ナチョ・リブレ』 のジャック・ブラック。 というわけで当然コメディになっていて、原作とはあまり関係ない。 小人の国リリパット王国や巨人の国が出てくるくらいじゃないだろうか。 例えば、ロボットがでてきて、ガリバーと対決したりする。 やりたかっただけだろう、とツッコミたくなる。 あと面白かったのは、ガリバーが再現させたマンハッタン。 ことごとくガリバーがフィーチャリングされている。 "Gulliver Do It"とか"Guvater"とか"Gulvin Klein"などなどやりたい放題。 とまあ、全編に渡りこんな調子。 深く考えずに楽しめて、良かった。

水心

『ティンカー・ベルと妖精の家 (原題: Tinker Bell and The Great Fairy Rescue)』 を観た。 妖精の谷「ピクシー・ホロウ」を舞台としていた下記の前2作とは違って、本作の舞台は人間の世界「メインランド」。 『ティンカー・ベル』 ( 感想 ) 『ティンカー・ベルと月の石』 ( 感想 ) これまで焦点が当たっていた、「ものづくりの妖精」としてのティンカー・ベルは、控えめだった。 前作『月の石』で、その能力が自他ともに認められたからだろうか。 要所要所では、描写されていたけれど、ちょっと残念。 代わりに描かれているのは、人間との交流。 人間の言葉を妖精は理解できるけれど、妖精の言葉は人間には鈴の音みたいに聞こえるらしく、身振り手振り時にものを使って意思疎通を図ろうとするティンクが可愛かった。 本シリーズは四季をテーマにしているから、残るところあと1作。 「春」、「秋」、「夏」と来たから、最後は「冬」 これまでの彩り豊かな季節と違って、雪の白一色というイメージがあるけれど、どんな世界が描かれるのか楽しみ。

サッカーパンチ

『エンジェル・ウォーズ (原題: Sucker Punch)』 を観た。 本作の監督は、 『ウォッチメン』( 感想 ) と同じザック・スナイダー。 好き放題やっているな、と思う。 変形セーラー服を来たツインテールの少女が日本刀と拳銃でもって、色んなシチュエーションで戦う。 寺院で武者鎧の妖怪と。 戦場でゾンビと。 ヨーロッパ風の城でドラゴンと。 未来風の列車でサイボーグと。 場所と相手に全く一貫性がないのは、それが少女の妄想だから。 『インセプション』 ( 感想 )、 『パンズ・ラビリンス』 、 『Dr. パルナサスの鏡』 ( 感想 )、 『パコと魔法の絵本』 を思い出す。 妄想がこれだけ無茶苦茶なのと邦題が邦題なので、B級映画気分で油断して見ていたら、最後で驚かされた。 切ない。

怒りの色

『12人の怒れる男 (原題: 12)』 を観た。 本作は、1950年代にアメリカで制作されたテレビドラマおよび映画を、ロシアの監督が2007年にさらにリメイクしたもの。 タイトルの12人の男とは、陪審員のこと。 最初は有罪が11票、無罪が1票とほぼ有罪一色だったのが、討論・実験を経て、人が意見を変えていく様は、とてもスリリング。 最後の最後にようやく意見を変えた陪審員が、エンディングまで含めてとても印象的だった。 ところで、日本では、2009年から陪審員ではなく、裁判員制度が始まった。 一般の人が裁判に参加する点では、陪審員とよく似ている。 『裁判員の教科書』 ( 感想 )で読んだ記憶だと、異なる点は、罪の重さまで決めるかどうかだったはず。 本作でもそうだったように、陪審員は有罪または無罪だけを決める。 一方、裁判員はさらに有罪とした場合、その罪の重さまで決める。 本作のように、有罪か無罪か結論を出すために、証拠はきちんと吟味されているんだろうか。 有罪が前提で、罪の重さの議論に終始しがちになっていないだろうか。

あっちこっちコーチング

『コーチング入門』 ( 感想 )を再読した。 ここ最近もやもやとすることが何度かあったので、基本に立ち返ろうと思ってのこと。 本書ではコーチングに重要なスキルとして、次の3つを挙げている。 重要な順に、「傾聴」、「質問」、「承認」だ。 でも、 『「ほめる」技術』 ( 感想 )では、3つ目に挙げられた「承認」にフォーカスを当てている。 『ほめる技術』の著者は、「承認」が苦手な人が多いと考えているんじゃないだろうか。 どういう人が多いか、という一般論ははさておく。 マジョリティがどうであれば、それが自分だといは限らない。 代わりに、自分は何が出来ていて何が出来ていないか? と考える。 考えてみると、上記3スキルの「承認」の中で触れられていた、「叱る」がとことん苦手だ。 他はやってできないことはないし、やろうとも思うけれど、「叱る」はできればやりたくない、と感じる。 感情的に「怒る」のではなくて、責任をもって「叱る」のは必要だと、頭では理解できても、実行に移すには心理的な抵抗が強い。 どうしたもんだか。 ところで、当たり前だけれど、コーチングはどんな場合でも使えるわけではない。 本書でも、最初は基本を教え込むこと=ティーチングが必要だし、緊急事態では明確な指示・命令=コマンディングが役に立つ、と言っている。 そもそも、今のもやもやの解決手段としてコーチングが適しているのか? と考え直す余地もある。 と考えるのも、回避かもしれない。

マジヤバい

『超ヤバい経済学』 を読んだ。 本書は 『ヤバい経済学』 の続編。 続編と言っても、個別のトピックは直接つながっていないため、『ヤバい経済学』を読んでいなくても面白いと思う。 実際、読んだはずの『ヤバい経済学』の中身をすっかり忘れていたけれど、面白かった。 トピックが直接つながっていないと書いたけれど、本書の「説明のためのノート」(「まえがき」に相当)で著者自身が述べているように、テーマは一貫している。 本書の言葉を借りれば、「人は誘因で動く」だ。「誘因」は「インセンティブ」と読み替えてもいい。 こんなテーマを掲げているのは、通説を事実でひっくり返したいから、だと思う。 でも、それは容易ではない。 「いや、事実を示されたら、自分は素直に考えを改めるよ」という人は、自分の表明選好と顕示選好とを意識できていない可能性の方が高いと思う。 通説は本当に厄介で、事実無根だろうと根付かせるのは容易い。 『戦争広告代理店』 ( 感想 )でPRのプロフェッショナルはこんなことを言っている。 「どんな人間であっても、その人の評判を落とすのは簡単なんです。根拠があろうとなかろうと、悪い評判をひたすら繰り返せばよいのです。ですから、この種の攻撃は大きなダメージにつながることがあります。たとえ事実でなくとも、詳しい事情を知らないテレビの視聴者や新聞の読者は信じてしまいますからね。攻撃への対応策は綿密に練る必要がありました」 哲学における"Principle of Charity( 『哲学の最前線』 では好意の原理")が働いて、とか難しく考えたけれど、そんな原理がなくて片っ端から疑ってかかったとしたら、現実問題、全てを検証できるだけの能力も時間もない。 だから、積極的に信じないにしても、「ああそうなんだ」くらいの肯定的な印象くらいは持ってしまいそう。 付け加えておくと、メディアはテレビや新聞じゃなくてもよい。 何がメディアだろうと、人間は自分の信念を裏付ける情報だけを選択的に記憶する傾向がある(心理学の用語で「確証バイアス」)。 だから、こういう本が、「えーそうだったの!」と思えて、ウンチクとして自慢したくなるような通説を否定する話が書かれたんじゃないのかな、とそう思う。

読姫黄泉秘め

『ダンタリアンの書架 8』を読んだ。 7巻( 感想 )で正規連載分の文庫化が完了し、あとがきに「この先も自分のペースで長く続けていきたい」とあったので、しばらく出ないだろうと思っていたら、ひょっこり発売されていて嬉しい誤算。 収録されているのは、2話の短篇『王の幻書』、『最後の書』と、中篇『永き黄昏のヴィネット』の計3話。 短篇はどちらもアンコール編として『ザ・スニーカー』最終号に掲載された作品で、中篇は書き下ろし。 今回は断章はなし。 ちょっと残念。 印象的だったのは、『最後の書』。いかにもアンコール的な内容で楽しかった。 きちんと食べるところが偉いというか何と言うか。 これで今度こそしばらく新しいダリアンの物語を読む機会もなくなるのだ、と思うと少し寂しい。 と思って、このブログに書いた感想を読み返していたら、6巻が抜けている。 6巻の発売に気がつかないまま、7, 8巻を先に読んでいたらしい。 誤算再び。

Summer Sonic 2011 2日目

Summer Sonic 2011、2日目も終了。 今日は、次の7アーティストを観た。 Man with a Mission Holywood Undead Zebrahead Friendly Fires マキシマム・ザ・ホルモン X Japan Red Hot Chili Peppers 1日目に続き、通しで観たアーティストについて簡単に感想を。 ■Friendly Fires 自分にとっての、2日目ベストアクト。 飛べて跳ねれて踊れて、楽しかった。 iTunes Festivalの動画で予習しておいて、良かったと心底思う。 ただ、2ndアルバム"Pala"から入ったから、1stアルバム"Friendly Fires"の予習が不足していたのが悔やまれる。 Vo. エドのダンスを間近で観られて、嬉しかった。 ■マキシマム・ザ・ホルモン 厳密には通しでは観られなかった。 行列ができていて、マリンステージへ入場するのに思いの外時間がかかったため。 それはさておき、やっぱり楽しいなぁ。 演奏もさることながら、MCも面白い。 乳首相撲勝てたんだろうか。 ■X Japan 正直よく知らないので、何とも言えない。 友達は好きで、一緒にカラオケに行ったときに"Rusty Nail"などを歌っていたことを思い出す。 数少ない知っている曲でXジャンプが出来て満足。 ■Red Hot Chili Peppers さすがに圧巻の演奏。 ただ、どうしても、脱退してしまったJohn Fruscianteのことが頭を過ぎる。 Johnのギターすごいなぁと思いながら聴いていたので、複雑な気持ち。 でも、それ以上に辛かったことがある。 モンハン風に言うと、スタミナ管理。 マキシマム・ザ・ホルモン以降、混雑のため休憩時間にも休憩らしい休憩を取れなかった上に、行列のため一度出てしまったら入るのが辛いので、マキシマム・ザ・ホルモン、X Japan、Red Hot Chili Peppersと約5時間にわたり、ずっと野外で立っていた。 そら、スタミナも切れる。 ともあれ、これにて、今年のサマソニ終了。 お疲れ様でした。

Summer Sonic 2011 1日目

Summer Sonic 2011、1日目終了。 多少なりとも観たのは、次の7アーティスト。 The Sharks The Pretty Reckless Perfume Mutemath Death From Above 1979 Beady Eye The Strokes そのうち、通しで観たのは、Perfume、Mutemath、Death From Above 1979、The Strokesの4アーティスト。 ■Perfume 試しに行ってみたら、楽しかった。 重低音とピコピコサウンドが癖になる。 あと、BPMコーナーでは何度も笑った。ずっきゅん♪ ■Mutemath 1日目の目当てその1。 自分の中では、1日目ベストアクト。 ちなみに明日は新曲を8曲やるそうです。 ミュートマス、また4人に! - rockin'on 編集部日記 と聞いていて、少し心配だったけれど、全く問題なかった。 多分"Alan"というタイトルの曲が、他にないファンキーな感じでいい感じ。 鉄板の"Spotlight"の「アーアアアア、アアアアー」も、もちろん一等楽しかった。 その上、パフォーマンスも最高。特に、Dr.が、"I Love(ハートマーク) Japan"のTシャツを仕込んでいたのは嬉しかった。 ■Death From Above 1979 1日目の目当てその2。 2006年に解散していた、ドラム(ボーカル)とベース(シンセサイザー、バックボーカル)の二人バンド。 知ったときにはすでに解散していたけれど、今年に再結成したらしい。 今回参戦と知り、喜び勇んで参加した。 良い意味でゴリ押し。ドラムとベースだけで、何であんなことができるのか。 特にベース。ベースと聞いて自分がイメージする音とはかけ離れている。 ■The Strokes 何かすごい評価されているんだけれど、そんなにすごいと感じていなかったバンドだった。 「だった」という通り、今回のライブで印象が様変わり。 よくガレージロック・リバイバルの文脈で、The White Stripesの名前が一緒に挙がるけれど、全然別物だとようやく理解した。 フランツ・フェルディナンドが影響を受けたと

間隙を進撃

『進撃の巨人(5)』 を読んだ。 ついに壁の外に出発。 でも、まだまだ主人公エレンの出生の秘密が隠された地下室には遠い。 しかも、いきなり巨人の大群に襲われている。 謎が増えるばかりだから、少しくらい前進が見たいなぁと思う。 一方で、この救いの無さから来る緊張感が良いのも確か。 まだまだ次が気になるくらいに面白い。

錯誤の覚悟

『花物語』 を読んだ。 本書は、 『傾物語』 ( 感想 )に続く、〈物語〉シリーズ第6作(通算9冊目)。 『傾物語』に収録されていた『まよいキョンシー』は、八九寺真宵を巡る物語ではあったけれど、彼女自身の物語ではなかった。 対照的に、本書に収録されている『するがデビル』は、神原駿河の物語だった。 と、同時に駿河が対峙する「悪魔様」の物語でもあった。 その「悪魔様」はこんなことを言う。 「まあ『考える』という行為は、実際には『思い出している』だけだからね。どうしようもなく思える悩み事を考え続けたらいつかは解決に辿り着くなんてのは幻想だよ」 確かに、同じ悩み事を何度「思い出し」たって、急に解決したりしないだろう。 アインシュタインの名言とされる次の言葉を思い出す。 「狂気とは、同じ事を繰り返し行い、違う結果を予期することだ」 でも、そうやって悩み事を考え続けていること事態にアイディンティティを覚えているように見える人もいる。 そういう人は、解決に辿り着くなんてのは期待していないかというとそうではないだろう。 一方で、解決自体は望んでいない。解決への期待をキープすることは、悩むために必要だけれど、解決自体は悩みを解消してしまうからだ。 ところで、先日読んだ、 『はじめて考えるときのように』 ( 感想 )が説明する「考える」は「悪魔様」のそれとは違う。 自分の理解では、「考える」とは「思い出せる」状態をキープして、悩み事を解決に近づける何かに「気がつける」ようにしておくことだ。 色んな「考える」があるなあ、と思う。 正しい「考える」を決めたいとは思っていない。 ただ、本当に解決したいのなら、悩みを思い出すだけだったり、同じ事を繰り返すだけでは、駄目なのはその通りだと思う。 本当は何を悩んでいるのか問い直したり、違う事を試したり、試行錯誤が必要だと思う。

なぞなぞ

『ONE PIECE 63』 を読んだ。 フィッシャー・タイガー、格好いいな。 でも、また回想シーンかぁ。話が進まないな。12話収録で半分、コマの外が黒いぞ。 序盤にぶっ飛ばしたアーロンと、元七武海のジンベエが肩を並べているのに、違和感を感じるな。 回想のまま終わっちゃったぞ。 とまぁ、良いところもあり欲求不満もあり。 次巻こそ盛り上がるといいな。

ニャル子は友達が少ない

『這いよれ!ニャル子さん』シリーズのニャル子を描いてみた。 SAN値が下がった。 ちなみに、手に持っているのは「名状しがたいバールのようなもの」。 全部で273本持っていて、普段は背中に隠し持っている。 どこにそんなに隠す空間があるのか、と思うけれど、あらゆる時空に出現できるような邪神なので、考えるだけ無駄か。 あるいは、原作のノリを考えると、いくらでも出てくる扇子とか煎餅とかへのオマージュだったりするかもしれない。 なお、小説を読んだ感想エントリィはこちら。 読んでもSAN値は下がらないのでご安心を。 伏線を回収するフラグ (1~5巻) 這いよった (6巻) 這いよられたい (7巻)

バシッとパシカム

Monster Hunter Portable 3rd (以下、MHP3) が発売されて、早8ヶ月。 一時期、PSPの電源を入れない日々が続いていた。 でもここに来て、フェスが始まったり、約3週間後にHD ver.が発売されたり、USJとのコラボイベントが始まったりと、関連ニュースを見かけるようになって、またモンハン熱が高まってきた。 クエストも制覇したし、ガンランスも全部揃えたので、今は毎週配信されるイベントクエストまったりプレイ中。 最近、歯応えのあるクエストが配信されるようになって、嬉しい限り。 というわけで、ハンターを描いてみた。 装備は次の通り。普段から自分が愛用しているそのまま。 武器:崩銃槍パシカムルバス 頭:増弾のピアス 胴:ネブラUメイル 腕:スティールSアーム 腰:スティールSコイル 脚:アシラSグリーブ 護石:王の護石 (砲術+10, 雷属性攻撃+1, スロット無し) 装飾品:研磨珠【1】×1, 鉄壁珠【2】×1, 鉄壁珠【1】, 砲術珠【1】×3 見た目とスキルと護石で悩んだ結果、こうなった。 ネブラUメイルとアシラSグリーブがセクシー。 スティールSコイルなら、それを隠さない。 で、発動スキルは次の4つ。 砲術王 装填数UP ガード性能+2 砥石使用高速化 増弾パシカムにしているのは、ガンランスならではの砲撃の威力。 唯一の放射LV4なので、竜撃砲の攻撃力が、全ガンランスの中で最大。 さらに、砲術王と装填数UPを発動させているから、フルバーストの攻撃力もトップクラス。 直撃させたときの満足感が、堪らない。

隻と案山子しか過渡期せ

『神様ドォルズ』から詩緒(うたお)と玖吼理(くくり)。 読みたいのと描くときの資料にしようと、近くの本屋にコミックスを買いに行ったけれど売り切れていた上に、 Amazon でも「一時的に在庫切れ」の表示。 そこで、公式サイトのキャラクター紹介などを代わりの資料にして描いてみた。 UTAO MANIAX は、公式サイト内のコンテンツだけれど、はっちゃけているなぁ、と思う。 でも、 UTAO's Fashion Collection 2011 は、ありがたかった。 コミックスだとコマで切れるから、全身が見えなくて、あちこちのページで確認する必要が生じることがある。 ところで、詩緒より玖吼理の方が描くのに時間がかかったのは、描き慣れていないからだろうなぁ。 でも、そういうものはそういうもので、描いていて楽しかったり。 描いていて思ったけれど、意外と可愛い形をしている。猫耳だし。 登場するときの音楽はちょっと恐いけれど。