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5月, 2013の投稿を表示しています

ダブルジョジョ

「『ジョジョリオン4』を読んだよ。なんで表紙で分身しているんだろう? と思ったらそういう展開かっ!!」 「テンション高いですね」 「〈スタンド〉は何でもありなんだろうけれど、何でもありだからってよくこんなこと思いつけるなぁ、と思って」

白龍の漂流

「『マギ7~11』を読んだよ」 「これまでは3冊ずつだったのに、今度は5冊まとめて買ったんですね」 「いつの間にか新刊も出ていたしねー。アニメでやった先も気になるし」 「これでどこまで進んだんですか?」 「ちょうどアニメでやったあたりくらいだよ。しかし、このあたりは随分と端折られたり展開変わったりしているね」 「前もそんなこと言っていませんでしたっけ?」 「うん。でも前以上に。放送スケジュールの都合かな」 「また夢も希望もないことを」

Is This World Beautiful?

Love Psychedelicoの"In This Beautiful World"を聴いている。 Love Psychedelico、6枚目のスタジオアルバム。5thアルバム "Abbot Kinney" から、3年も経っていることにビックリ。もうそんなに経ったのか。 前作よりも穏やかでハッピー。心地良い。

大山名刀

『スカルブレーカ』を読んだ。 『ヴォイド・シェイパ』 、 『ブラッド・スクーパ』 に続くシリーズ3作目。全5冊の予定なので、折り返し地点。 だんだんとゼンのしがらみが明かされてきた。明かされてきたけれど、本人は相変わらず。どう決着するんだろう。あるいは決着しない気もする。いや、読み手にとって決着らしい決着はないけれど、作品の中では決着するような気がする。 しかし、決着ってなんだろう。自分にとって決着した話を第三者が「それじゃあダメだ」と言わんばかりに蒸し返そうとして余計なお世話に感じたり、逆に周りはとうに決着したと思っている話を一人だけ延々と考えたり、そんなことがしばしばある。 そう言えば、現実に決着するのは些細なことばかりだ。大事なことほど多くの人が関わって決着しない。決着させないことを目的にしているように見えることさえある(特定の問題について考え続けるあまり、その問題がなくなる状況を恐れているように見える)。

かおるとくらら

「『ガオポン!不思議ナゾトキ迷走日記 1~4』を読んだよ」 「古橋秀之さんの作品ですね」 「うん、随分前に月額制サイトに連載されていた作品。今回、色々なところで単品で買えるようになったので、Kindleで買ってみた」 「その他の買えるところなどは、 公式ページ をご覧下さい」 「主人公はガオこと帆隅かおると、クラポンこと倉本くららの二人」 「二人合わせてガオポンですね」 「ヤンマーじゃないぞ!」 「分かっています」 「ジャンルは〈ちょいミス〉。大きな謎から小さな謎までは扱わないぞ、小さな謎だけだ!」 「引っ張りますね」 「主人公の二人はもちろん、登場人物みんなに癖があって面白かったよ。それに、その癖を誰がとがめるでもないところがいい」 「現実では癖が強いと難癖つけられたりしますよね」 「無くて七癖。そういう難癖つけている方がよほど質が悪いと思うのだけれどねぇ」 「義憤のつもりなんでしょうかね」 「義なんだか偽なんだか擬なんだか」

森羅歌唱

「うぇうぇーうぇえーうぇえー」 「泥酔して吐かないで下さい」 「違うよ!!」 「字面じゃわかりませんよ」 「ひでぇ。Korpiklaaniの"Manala"からアルバム冒頭の"Kunnia"だよ。それにしても1曲目から愉快だなぁ」 「双司君は歌下手だから、吐いているか呻いているようにしか……」 「うぇうぇーうぇえーうぇえー」

全然禅3

『禅八講』を読んだ。 分かったような分からんような。あるいは、分かったと思ったら、分からなくなるようなものだと言われているような気もする。 でも、これでも基本的にこの人の話は分かりやすい方だそうだ。それでかえって本質から遠ざかっている嫌いがあるくらいらしい。 ただ、解説によると、この本の内容は比較的分かりやすさから遠ざかり、本質に近付いているそうだ。言われてみると、 『禅』 や 『禅学入門』 の方が、ワケが分からない箇所が少なかったように思う。 自分には 『禅学入門』 くらいがちょうどいいかな、と思う。究めたいという人は別だろうけれど。

WWZ

「『WORLD WAR Z(上)』、『同(下)』を読んだよ」 「8月に映画が公開されますね」 「これ、どんな映画にするんだろう? と思って、予告編を観てみたら、ビックリしたよ」 「どうしてですか?」 「様変わりしていて。この本は多数のインタビュー取材を並べる形式になっているのだけれど映画はずっと主人公の1人称で進むようだし、敵に関する設定も変わっているようだし」 「設定はともかく、形式はそれだと映画映えしないからじゃないですか?」 「それもそうか。小説には小説の映画には映画の得意な形式があるだろうしね」 「ええ」 「でも、この形式はこの形式で小説としては変わっているよなぁ。註はあるけれど、インタビュイーの言葉がメインで、地の文が全然無い。時折インタビュアの質問や補足が挟まるくらい」 「確かに小説らしくはないですね」 「面白かったからいいか。もう少し縦糸が通っていると、さらに面白くなりそう。うーん、でも、そうしたら、物語めいてしまうかな? 全容の見えなさが、いかにも事実っぽい雰囲気を作り出してもいるから」

道すがら

「『クロッシング・デイ』(原題: What Doesn't Kill You) を観たよ」 「監督の半生を元にしているそうですね」 「うん。実話に基づいているところとか、治安の悪い地域を舞台にしているところとか、家族と上手くいっていないこころとか、『8 Mile』を思い出す」

境を越えるサッカー

『コッホ先生と僕らの革命』(原題: Der ganz große Traum)を観た。 1870年代、ドイツにサッカーが持ち込まれる過程を描いている。その過程には、今よりもずっと厚い壁が立ちはだかっている。文化的摩擦、身分、貧富の差など、その数も少なくない。今でこそサッカー強国のドイツだけれど、最初は反社会的なスポーツだと見なしていたらしい。 持ち込んだのはコッホ先生だけれど、壁を時には壊し時には躱し、自分たちのものにしていったのは、その生徒達。その活躍が起点となって、ドイツにサッカーが広がっていったと思うと、感慨深い。 サッカーが自由にできる時代に生きているって、幸運なことなんだなぁ。

苦手なことほど係う

「 『Presentation Patterns Ver.0.50』 を読んだよ。本として販売されているヤツじゃなくて、PDFとして配布されている方」 「本は買わなくても、PDFが公開されているVer. 0.50で十分だったことですか?」 「少なくとも俺にとってはね。そもそもプレゼンはあんまり好きじゃないし」 「ちゃぶ台ひっくり返しましたね。じゃあ、何のために読んだんですか」 「やらなきゃいけないことをなるべく手早くやるために。嫌いなことはとっととすませたい」 「さいですか……」 「プレゼンしなくても広がっていくのが望ましいと思うのは、ナイーヴに過ぎるのかな」 「悪貨が良貨を駆逐してしまうかもしれませんよ!?」 「手厳しいね。ともあれ、好きなことほど得意になって時間がかからなくなる一方で、嫌いなことほど苦手なままで時間を喰ってしまってますます苦手意識を強めてしまっている気がしないでもない。好きなことばっかりずっとやっていたいなー」

Killing All

『ジャッキー・コーガン』(原題: "Killing Them Softly") を観た。 悪人が出てきては死んでいく様が『アウトレイジ』シリーズを彷彿とさせる。でも、殺し屋ジャッキー・コーガンはあくまでドライ。ヤクザが金だけじゃなくて筋を通すのに拘るのとは対称的。エンディングシーンでの一言が、彼のビジネスライクな性格を象徴している。 でも、テーマはそこじゃない。そもそもジャッキーは映画開始からしばらく出てこない。ブッシュ大統領やオバマ大統領の演説がところどころで使われていたから、政治的なメッセージがあるんだろうな、と思いながら観ていた。そう考えると、ジャッキーの最後の一言は風刺なんだろうな、と思う。でも、背景知識が不足していたからどうもスッキリしない。 家に帰ってから、 「町山智浩さんによる『ジャッキー・コーガン』ちょっとだけ解説」 を読んで、少し合点がいった。しかし、70年代の原作小説を下敷きに、2008年のサブプライムローン問題批判を乗せるってまたアクロバティックなことを。 というわけで、なかなかつかみ所がない映画。編集や演出にも、それが表れていると思う。下世話な会話を延々と聞かされる一方で、ジャッキーの最初の殺人シーンだけ明らかに浮くレベルの演出が施されていたりする。会話と言えば、ジャッキーとミッキーがバーで会話をしているシーンに編集ミスがあったように思う。飲み干したはずのビールが復活していたり、グラスの数がおかしかったりした。

メンテナンスがメイン

『メンテナブルJavaScript』を読んだ。この本のカバー範囲は広い。第I部「スタイルガイドライン」と第II部「プログラミング実践」ではメンテナンスしやすいJavaScrpitの書き方を、第III部「自動化」ではディレクトリ構造、Lint、ミニファイ、ドキュメンテーション、テストなどをカバーしている。 第I部「スタイルガイド」は、JavaScriptのコーディングスタイルがテーマ。複数のコーディングスタイル(jQueryやGoogleなど)を参照しながら、理由とともに筆者の選択を示している。jslintやjshintでの扱いにも言及しているところがありがたい。 第II部「プログラミング実践」は、 『JavaScriptパターン』 といくらか重なっている。デザインパターンと呼ぶには具体的だけれど、イディオムと呼ぶには抽象的な内容。抽象度としては、『実装パターン』に近い。 第III部「自動化」がこの本の特徴だと思う。ここでは、JavaScriptのコードはほとんど出てこない。代わりに出てくるのは、各種ツールを実行するためのコマンドラインやそれを自動化するためのAntスクリプトだ。YUI系ツールの説明が他ツールに比べてやや手厚いのは、この本が筆者のYahoo!での経験をまとめたものだからだろう。 この第III部が一番面白いのと同時に、一番物足りない。JavaScriptの外にまで話が広がっているし、各ツールの説明があっさりしているので、この本だけでは導入できないツールがあると思う。例えば、19章「自動テスト」にテストコードの書き方が説明されていない(JsTestDriverのテストコードの書き方なら、 『テスト駆動JavaScript』 が詳しい)。 第III部のテーマは、各ツールの導入ではなく、導入済みの各ツールをCI上で動かすことだと思った方が良さそう。そう考えると、Antの説明にページが割かれてことにも納得が行く。それに、これらのツールはまだ変化が激しいので、内容の賞味期限が短くなるのを嫌って、あえて深入りしていないのかもしれない。 賞味期限切れと言えば、18章「ドキュメンテーション」で紹介されているJSDoc Toolkitは、2010年にサポートが打ち切られている。現在の最新版はJSDoc 3。 NOTICE: As of 27 Jun

凜として白雪

「『白雪姫と鏡の女王』(原題: Mirror Mirror)を観たよ、白雪姫つえー!!」 「え、毒リンゴを食べて眠らされているんじゃないですか?」 「うん。素材は『白雪姫』なんだけれど、物語は別物だった。王子のどうにも情けないこと」 「おとぎ話とは随分と違うみたいですね」 「徹頭徹尾、白雪姫を楽しむ映画だったよ。エンドロールも含めて。観ているとどんどん可愛く見えてくる」

王、通訳、Silly

「『宇宙人王さんとの遭遇』(原題: L'arrivo di Wang) を観たよ。予告から 『宇宙人ポール』 のようなコメディかと思ったら、そんなことは全然なかった」 「シリアスだったんですか?」 「うん。まず、そこでボタンを掛け違っていた。それに、そういう予断がなかったとしても、この映画は変化球なんだよね」 「まず設定からしてそうですよね。宇宙人が王(ワン)さんって。でも、双司君そういうの嫌いじゃないですよね?」 「そう、王道を大きく踏み外しているのは、問題じゃない。でも、いくらなんでも曲がり過ぎで投げっぱなしに過ぎやしないか? というの正直な感想。悪い意味で呆気にとられてしまった」 「匙加減なんですかね」 「この手の映画なら 『第9地区』 の方が面白かったなぁ。シリアス路線にいくなら、〈中国語の部屋〉を踏まえた哲学的な話にして欲しかったなぁ」 「誰が観るんですか、そんなの……」

さらせない

「『境界線上のホライゾンVI〈上〉』を読んだよ」 「はやっ」 「というわけで、何をしゃべってもネタバレになってしまいそうな」 「そうですね。よし、黙れ」 「あれ、何か外道っぽくね? ってか、キャラ違くね?」 「武蔵の方々は、いつもこんな調子ですよね」 「うん。正純の大好きな戦争を目前にしていてもね。それどころか、相対の最中でも、か」 「アドリブと行き当たりばったりの違いってなんでしょうね……」 「でも、アサマチとトーリの関係とか、ノリキとか、動きは芽生えつつあったような。あ、ノリキと言えば、氏直さんもっと活躍してくれないかなぁ」

世界の終わり (Primitive Evangeliton)

「『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』を観たよ。分からん」 「分からなくても観ているんですね」 「うん。マリがかわいいから」 「そこですか」 「それだけじゃないよ。映像は面白いし、色々と考察をしてくれているサイトを観る楽しみもできるし。ネタに乗っかれるし」 「何だか不純なような」 「しかし、〈エヴァの呪縛〉に捕らわれたシンジの学習しなさっぷりを見ていると、TVアニメ放映当時からあんまり成長していない自分の側面を思い出して、げんなりするね!!」 「次回作ではどうなるんでしょうね?」

Saurus Legacy

『レガシーコード改善ガイド』を読んだ、と言っていいものかどうか。ざっと全体は眺めたつもりだけれど、章を行ったり来たりしながら読んだので、飛ばしたところがないとどうも断言し辛い。 どうしてそんな読み方をしたのか、というと、本書の構成は線形じゃないから。第2部「ソフトウェアの変更」と第3部「依存関係を排除する手法」の各章の間にクロスリファレンスが張り巡らされていて、最初から順番に読んでいくと、説明なしにどんどん新しい用語が使われていく。とてもじゃないけれど、理解できない。 だから、第1部だけはざっと読んで概要を掴んだら、第2部「ソフトウェア」の変更の章タイトルを入り口に必要な範囲を読むのがいいと思う。実際、「序文」の「本書の使い方」もそう勧めている。各章タイトルがFAQのFAになっているから、自分が置かれている状況に近い章が、大抵は見つかるはず。 入り口となる第2部「ソフトウェア」の章タイトルは、次の通り。なかなかユニークなタイトルが並んでいると思う。 時間がないのに変更しなければなりません いつまで経っても変更作業が終わりません どうやって機能を追加すればよいのでしょうか? このクラスをテストハーネスに入れることができません このメソッドをテストハーネスで動かすことができません 変更する必要がありますが、どのメソッドをテストすればよいのでしょうか? 1カ所にたくさんの変更が必要ですが、関係するすべてのクラスの依存関係を排除すべきでしょうか? 変更する必要がありますが、どんなテストを書けばよいのかわかりません ライブラリへの依存で身動きが取れません 私のアプリケーションはAPI呼び出しだらけです 変更できるほど十分に私はコードを理解していません 私のアプリケーションには構造がありません 自分のテストコードが邪魔になっています 私のオブジェクトはオブジェクト指向ではありませんが、どうすれば安全に変更できるでしょうか? このクラスは大きすぎて、もうこれ以上大きくしたくありません 同じコードをいたるところで変更しています モンスターメソッドを変更する必要がありますが、テストを書くことができません どうすれば何も壊していないことを確認できるでしょうか? もうウンザリです。何も改善できません 章タイトルがユニークになるのは、そもそ

碧い海

『ル・アーヴルの靴磨き』(原題: Le Havre) を観た。 緑に近い青が、青というより碧の方がよく似合う色が、印象的な映画だった。海の色、船の色、壁の色。それからアクセントに配置されていた黄色が鮮やか。花だったり、主人公マルセルの妻アルレッティの服だったり。 インパクトのある物語ではないけれど、映画の雰囲気が魅力的で退屈なわけではない。とくに、モネ警視がいいアクセントになっていたと思う。 ところで、チャリティ・コンサートに出演したLittle Bobが渋かった。後から調べたら、歌っていたのは、"Libero"というタイトルの曲みたい。

ラッターアフロ、ラッターアフロ

「『マダガスカル3』(原題: Madagascar 3: Europe's Most Wanted)を観たよ」 「 前回 とは打って変わった路線の映画を」 「アニメならではの無茶な展開が良かった。動物より獣染みたデュボア警部とか。恐いよ、アンタ!!」 「なんで動物公安局なんかにいるんでしょうね?」 「公安9課の間違いじゃなかろうか? あの動きは擬体とでも考えないと納得できない」 「あと、犯罪係数も高そうでした」

月は出ているか?

「『アイアン・スカイ』(原題: Iron Sky) を観たよ。このコピーで『ヘルシング』を連想して気になっていたんよ」 ナチスが月から攻めてきた!! 「またB級臭い……」 「期待に違わずB級感溢れていて、良い映画だった。レビューをざっと眺めた限り、オマージュが散りばめられていたそうなので、元ネタが分かったらもっと良かったのだろうけれど」 「その手のネタは分かる人には分かるし分からない人には全く分かりませんからね。しかも、観ていて気がつくから面白いんであって、後から解説されても面白がれませんし」 「でも、それでもそれなりには楽しめたよ。ツェッペリン型宇宙戦艦とか胸が躍るね!!」 「そういうレトロフューチャーなSF的な楽しみだけじゃなく、政治ネタも盛り沢山だったみたいですね」 「うん。内緒はナチスをこんなにネタにしていいんだろうか、と心配観ていたけれど、アメリカも酷い描かれだったり、北朝鮮までネタにされたり、日本の宇宙船が何気なくカミカゼアタックしたり、ともう心配するのがバカらしくなってきた」

アラジンの魔神

「『マギ4~6』を読んだよ。随分前に」 「珍しいですね。読んでからエントリィを書くまで、いつも長くて1~2週間ですのに」 「すっかり忘れていた。と言うか、書いた気でいた」 「エアブログ?」 「というわけで手短に。6巻でついにアラジンが武器化魔装に成功。まだまでアニメでやったところまで追いつかない。そろそろ7~9巻を買おうかな?」

TDJSD

『テスト駆動JavaScript』を読んだ。 この本は次の4部から構成されている。 第1部 テスト駆動開発 第2部 プログラムのためのJavaScript 第3部 JavaScriptテスト駆動開発の実際 第4部 テストのパターン 第1部は、テストランナーのトイプログラムを作りながらテスト駆動開発(以降、TDD)を紹介している。第2部は、TDDとは関係なく、JavaScriptの特徴(関数もオブジェクトであることやその応用など)を解説している。第3部で、第1, 2部の内容を応用して、順を追ってTDDを薦めていく。第4部は、テストに関するパターンの紹介。著者が開発するモックライブラリSinon.JSの紹介もここ。 変遷の速いJavaScriptにおいて、2011年 (原著 "Test Driven JavaScript Development"なら2010年) に発売された本だけれど、内容が古くなっていないかな? という心配は杞憂だった(冷静に考えると、自分が最先端にいるはずもない)。 特に、第4部の内容はJavaScriptに限らず、テストのコーディングに応用できる話。テストメソッドの名前の付け方、ふるまいの記述としてのテストの書き方、テスト自体に入り込むバグへの対策について、指針を与えてくれる。 一方で、具体的なコードの例にも事欠かない。こちらはさすにが変更が入っているけれど、JsTestDriverとSinon.JSを組み合わせてテストを書くためのとっかかりとしては十分だったと思う。実際に、JsTestDriverやSinon.JSのドキュメントも参照しつつ、サンプルを書くことができた。その過程で調べたことは、Mirror House Labの次のエントリーにまとめている。 JsTestDriverでUnit Test + Code Coverage JsTestDriverでテストケースを書く Sinon.JSのテストダブルを使ったユニットテスト ところで、こうしてJavaScriptを勉強していると、自由度が高いと思う。型チェックが効かないから、気がつかないうちに、おかしなオブジェクトを引数に渡していたりする。自分が一番よく使う言語はJavaだから、型安全に書けないと不安になる。そういう意味では、TypeSc

出でし月かも

「『進撃の巨人』からミカサさん。アニメ版は美人さんだなぁと思って」 「原作10巻の嘘予告のミカサさんもかわいいですよね」 「新刊が出るたびに、あの嘘予告も楽しみだったり」

アサシン・クリエイト

「『暗殺教室4』を読んだよ。E組のみんながベジータに」 「どういうことですか」 「こういうことさっ」 殺せんせーを殺すのはこのクラスの役だ・・・ 「でも、この調子で3月までに暗殺できるんでしょうか。それこそ精神と時の部屋でも必要じゃないですか?」 「どうなるんだろうね。この巻で問題児が来たけれど」 「異世界からですか?」 「それが分かったら殺せんせー誕生の秘密にかなり近付いているよ?」

気休めジョニー

『ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬』(原題: Johnny English Reborn) を観た。 邦題が『007 慰めの報酬』のパロディになっていることから想像できる通り、英国諜報機関のスパイを主役に据えたコメディ映画。 序盤と終盤の追跡シーンがお気に入り。序盤の方はアンチ追跡シーンになっていて、ジワジワ来る。終盤の方は、車が素晴らしい。 それから殺し屋。ほとんど台詞がないにも関わらず、圧倒的な存在感。

杞憂と勇気

『007 スカイフォール』(原題:Skyfall) を観た。 どうにも入り込めなかった。細かいところが気になってしまう。例えば、犯人がパスワードに辞書に載っているような単語を使っていること。あれだけの技術を持っていて、そんなわけないだろう、と思う。 「野暮なことを言いなさんな」という話なのかもしれないけれど、全体としてはリアルな雰囲気だから、そういういかにもな虚構が浮いて見えるのかも。 ところで、犯人役の妄執っぷりが凄まじいな、と思っていたら、 『ノーカントリー』 でシガー役を演じていた人だった。さもありなん。

トリオのとりこ

「『新・三バカ大将 ザ・ムービー』(原題: The Three Stooges) を観たよ。いやぁ、しょうもなかった」 「スラップスティックでしたね」 「うん。このしょうもなさをリメイクとは言え、今やるってのがすごいよなぁ、と」

いつを生きる?

「『遙かな街へ (原題: Quartier Lointain)』を観たよ」 「フランス映画ですが、原作は日本のマンガ 『遥かな町へ』 なんですね」 「うん。原作は未読。 『ミッドナイト・イン・パリ』 と同じく過去のフランスに戻る話だった」 「過去に戻ると言えば、先日観に行ってきた 『劇場版STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ』 も、ですよね」 「ねえ、仮に過去に戻ることができたとして、過去から見た未来というか主観的には現在というか、を変えられると思う?」 「結果が望み通りではなくても良ければ、些細なことで変わってしまうんじゃないでしょうか。いわゆるバタフライ効果で」 「それは嬉しくないな……」 「たとえ事前に考えていた意味では望み通りの結果になったとしても、副作用によって思いもしないことで『こんなはずじゃなかった』と後悔することもありそうですね」 「…………」 「繰り返し過去に戻って無限に挑戦できるとしても、終わりが見えないまま失敗を繰り返すことに、気持ちが耐えられるかという問題もありますよね」 「そう考えると、オカリンすごいよなぁ」 「って、違う映画の話になってしまいましたね」 「じゃあ、一回だけ何かの偶然で過去に戻ったとしたら、未来を変えようと思う?」 「過去に戻った時点で、未来はきっと変わってしまっていると思いますし、未来に戻れるとも限らないですし、過去のことをそんなに細かく覚えているわけじゃないので、現在を生きるのと同じように生きるんじゃないでしょうか、きっと」

近さが継続に、継続が力に

『数学文章作法 基礎編』を読んだ。 この本の主題は「読みやすい文章の書き方」。タイトルには「数学文章」とあるけれど、文章一般に応用できる内容だと思う。自分はソフトウェアのマニュアルやチュートリアルを書くのに応用したいと考えている。ただ、例として使われているのが、数学に関する文章だから、「数学の文章題なんて見るのも嫌」なんて人には読みにくそう。 これまで読んできた同じテーマの本と比べて、この本は、ずっと身近に感じられる。200ページ足らずの文庫という薄くて小さいフォーマットだから、簡単に持ち歩ける。語り口も柔らかく、親しみやすい。それでいて、エッセンスは十分に詰まっているように思う。参考文献の 『理科系の作文技術』 も約250ページの新書とコンパクトだけれど、こちらは論文の執筆を扱っているからか、やや堅い。 これだけ身近だと、このエントリィのようなちょっとした文章を書くときにも、気軽に参照することができる。読みやすい文章を書く癖をつけるためには、学んだことに気をつけながら書くことを繰り返す必要があると考えているのだけれど、よく面倒がって考えなしに書いてしまっていた。そんなケースを減らせそう。 書くときに気をつける回数を増やしていこう。癖になってくれば、そんなには気をつけなくてもできるようになってくるはず。

ヘキサゴーン (空耳)

「『スーパーマリオ3Dランド』買った。で、セーブデータに☆☆☆☆☆付けたよ。解放したS8-王冠にも、金旗・M・Lの全部のマークを付けたよ!!」 「お疲れ様でした」 「さすがにエフェクトは付けられなかったけれどね。条件を知った時には手遅れだったし」 「各ステージで5回以上ミスしてはいけないんでしたっけ?」 「うん。W8-城2をクリアするまでね。でも、スターコインが嫌らしい場所に置いているステージがあるから、自分の腕では集めようとするとトライ&エラーになっちゃう。ミスしたのは5回どころじゃきかない」 「よく諦めずにやりましたね」 「ゲーマー気質なんかねぇ。でも、難易度はうまく調整されていると思うよ。スターコインを全部集めようとしなければ、ぐっと下がるし、逆にスターコインを全部集めようとしたりすると、跳ね上がる。たぬきマリオ封印なんかしたら、相当難しくなるんじゃなかろうか」 「いわゆる〈縛り〉ですね」 「あと、3Dがうまく活かされていて、さすがだなぁと思った。さらに、軸ズレしにくくされているらしく、マリオを動かしていて気持ちいい。イヤッフー!!」 「マリオさん、声高いですよね。ヒゲが生えているので、変声期前なんてことはないはずなのに」