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7月, 2011の投稿を表示しています

一芸に秀でる者は

『フィリップ、きみを愛してる! (原題 "I Love You Phillip Morris")』 を観た。 ド直球なタイトルと見せかけて、フィリップを愛しているのは、スティーブン・ラッセル。 つまり男。 しかも、元警官で妻子持ち。 カミングアウトしてからは、詐欺師となって逮捕されてはフィリップに合うために脱獄を繰り返す。 という、スティーブン本人の証言を基にした映画。 詐欺師本人の証言がどこまで事実か、という疑問はあるけれど、話半分だとしても生半可じゃない。 弁護士やCFO (最高財務責任者) ってハッタリで勤まるものなんだろうか? 逆に、事実だと考えると、被害も相当のはず。 まず詐欺師の被害者がいるわけだし、脱獄の責任を問われた人だっているだろうし、何より愛しているはずのフィリップまで巻き添えで逮捕されてしまっている。 でも、映画としては、軽快なテンポで物語は進むし、演出はコメディだから、善くも悪くもさらっと観られてしまう。 どちらに視線をやるかで印象がころころと変わって面白い。

トランスフォーム!!

『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン (原題 "Transformers: Dark of the Moon")』を観てきた。 大スクリーンで、トランスフォーマーの活躍をたっぷり観られたので、それで満足。特に、スローの演出がかかるシーン。 バンブルビーが変形しながらサムを助けるシーンは、何度でも観たい。 でも、ディセプティコンももっと変形して欲しい。変形できる機械生命体が、戦闘機に乗るなんて、どういうことだ。 観終わった時に、やけに疲れていたのは、上映時間が157分と長かった上に、上映時間がシリーズ初の3D作品なのでメガネを着用していたからだと思う。 3Dだから3Dなりの迫力があったけれど、座席の位置の影響か自分の視力の問題かピントがずれていたのか、鮮明さが欠けていた気がする。 気が早いけれど、Blu-Rayが出たら、そちらでも観てみたい。 あと、この映画にストーリーは求めていないのだけれど、センチネルのキャラクターは意外だった。 プライムなのに。

侵略戦略

「『輪るピングドラム』のプリンセス・オブ・ザ・クリスタルと、『侵略!イカ娘』のイカ娘って似てるよね」 「この間も そんなこと つぶやいてましたよね」 「プリンセス・オブ・ザ・クリスタルだって訳したら、水晶姫だよ。イカ娘っぽくね?」 「どうでもよいです」 「どちらも帽子が取れると死ぬし。間違っても騎馬戦で上にするなよ?」 「間違いにも程があります」 「あと、地球侵略と生存戦略も似てるよね」 「それは四文字熟語の区別がついていないだけじゃないですか?」 「地球戦略、イカドラム!!」 「混ぜないで下さい」 「洗剤か」

アー、ア、アー♪

iTunes Festivalで、Kasabianのライブを観た。 Summer Sonic 07, 09( 感想 )では直接観たけれど、今回はストリーミング配信。 実際の会場はロンドンだから、時差が9時間ある日本では早朝5:15スタート。 辛うじて4時過ぎに起きて寝惚け眼で待っていたけれど、いざ始まると眠気もなくなりむしろテンションが上がる。 セットリストは次の14曲(最後の2曲はアンコール)。 Club Foot Where Did All The Love Go? Underdog Shoot The Runner Velociraptor! Thick As Thieves Take Aim I.D. Empire Fast Fuse Vlad The Impaler LSF Switchblade Smiles Fire 2, 3, 6, 7, 10, 11, 14の7曲が、3rdアルバム "West Ryder Pauper Lunatic Asylum" から。 9月発売の4thアルバム "Velociraptor!" からは、5, 13の2曲。 1stアルバム "Kasabian" からは、1, 8, 12の3曲。 2ndアルバム "Empire" からは4, 9の2曲。 他にも、1stには"Processed Beats", "Cut Off", "Reason is Treason", 2ndには"Stuntman", "Doberman"と聴きたい曲は沢山有るけれど、言い出すと切りがないし、上の曲は上の曲でどれも外し難い。 特に印象的だったのは、"Fast Fuse"と"Switchblade Smiles"。 "Fast Fuse"は最後のアレンジが最高だった。 "Switchblade Smiles"は、"Velociraptor!"からは1曲だけかなと思っていたところにアンコールでやってくれたのが嬉しかった

引いてダメなら引かない

『日本の弓術』 を読んだ。 本書は次の三部から構成されている。 まず、著者オイゲン・ヘリゲルの講演原稿の訳『日本の弓術』から始まる。 ここでは、ドイツ人哲学者が、弓術家阿波研造に師事した5年間で、どんな体験をし何を会得したかを描いている。 次にそのヘリゲルの同僚で、阿波研造との間で通訳を務めた柴田治三郎の『ヘリゲル君と弓』を挟む。 ここでは、5年間の裏話のようなものが語られる。 最後に訳者柴田治三郎の後記で終わる。 旧版への後記と、新版への後記とがあるけれど、後者の方が面白い。 時間が経っているからか、冷静な見方が垣間見える。 弓術にも禅にも無知だと言い放ったり、本書を 『弓と禅』 の初稿だと言ったり、と明け透けだ。 主となる『日本の弓術』は全三章から構成されている。 一番面白いのは、『日本の弓術』の第二章。後記でもここが根幹だと言っていて、その通りだと思う。 第一章は導入だし、第三章は話を広げている割には公演だからか、どの話にも深入りしない。 代わりといっては何だけれど、第二章はとてもエキサイティング。 著者が、「弓を射ることには弓と矢をもって射ないことになり、射ないことは弓も矢もなしに射ることになる」と言うようになるまでに、どんなことがあったかが描かれている。 どれだけ言葉を尽くしても説明できない、言葉の先にある体験しないと会得できないようなものもあるんだろうなぁ、と何となく感じる。

ねーじーまきまき

『ねじまき少女』 を読んだ。 このSF小説が描く世界では、 『地球最後の日のための種子』 ( 感想 )でスコウマンが危惧していた自体が起こってしまっている。 この世界では、疫病が蔓延しているため、遺伝子を組み換え耐性を持たせた植物しか育たない。 それらの植物は、カロリー企業と呼ばれる一部の私企業が寡占しているけれど、舞台となっているタイは独自の遺伝子バンクと厳しい輸入規制などにより、カロリー企業の影響を軽減している。 今住んでいる日本は現時点で既に食糧自給率が低いからか、そんなムキにならんでも、と思わないでもない。 遺伝子組み換え技術が発達している一方で、枯渇した化石燃料の代替エネルギーのゼンマイのエネルギー効率が低いため、普及している動力源が遺伝子を組み換えた象(メゴドント)だったり家庭用燃料がメタンだったりと、現在の技術と比較するとアンバランスな感じ。 原発問題がまだ解決していない今読むと、こちらの方が気になってしまう。 なぜこうなったんだろう? カロリー企業の強大さを強調するという演出上の理由は、すぐ思いつく。 メゴドントに与える飼料も、遺伝子を組み換えられている。 でも、技術的な必然性が思い浮かばない。

Firewall

『ウォール・ストリート (原題 "Wall Street: Money Never Sleeps")』 を観た。 ウォール・ストリートを舞台としているということで、権謀術数が入り乱れるのを期待したのだけれど、良く言えば分かりやすく、悪く言えば当たり障りのないレベルに感じた。 自分としては、もっと尖っていて欲しかった。 Amazonのレビューを読んでみると、本作は1987年の映画 『ウォール街 (原題 "Wall Street")』 の続編で、こちらの方が毒があるらしい。 自分としては、アルゴリズム・トレードの話なんて面白そうだけれど、映画にしにくいだろうししてもニーズ少ないか。 でも、誰がどんなデータを使って推定したか知らないけれど、取引の約7割が、アルゴリズム・トレードらしい。 アルゴリズム・トレードのスピードと記事のトーンから考えて、回数ベースの推定だろうか。 コンピューターを使った超高速取引は全取引の約7割に上ると推定されている ウォール・ストリート、暴走するアルゴリズム(1/5) « WIRED.jp そう言えば、 『波のうえの魔術師』 もトレーダーの話だったような。

キーはトゥインキー

『ゾンビランド (原題 "Zombieland")』 を観た。 ゾンビ映画ではあるけれど、ホラー映画ではないと思う。 いつ登場人物が殺されるか分からないという緊張感をはほとんどない。 4人の主要登場人物の1人が、ゾンビ殺しの達人でやたらめったら強かったせいだと思う。 じゃあ何なのかと言うと、4人の道中を楽しむロードムービーだと思う。 特に、そのゾンビ殺しの達人タラハシーがいい味を出している。 強くていかついおっさんなのにトゥインキーというスポンジケーキに子供っぽいこだわりを持っている。 それでいて、なんだかんだ言いながら、最年長ということもあってか、面倒見が良い。

ガタガタ

『リベリオン -反逆者- (原題 "Equilibrium")』 を観た。 少なくともネットではしばしばネタになるガン=カタが気になって観てみた。 そうしたら、思いの外ストーリィも面白くて見入ってしまった。 ガン=カタの外連味と、ストーリィのシリアスさとのギャップが大きいのが、良かったのかもしれない。 それにしても、ガン=カタが強い。 ざっくり説明すると、銃弾が飛んでくる確率が統計的に低い位置を移動しながら、攻撃するという武術。 一対多の状況下で、複数の射線から同時に外れながら二丁拳銃で制圧したりできる。 何となく飛天御剣流に通じるものがある。 これらに限らず、バリツとか、アルタイル柔術とか、似非東洋臭さがたまらない。

移民の意味

『マチェーテ (原題 "Machete")』 を観た。 元○○のやけに強いオッサンが単身悪に立ち向かう、よくあるパターン。 いい意味で「それがやりたかっただけだろ」と思う。 「それ」が楽しいので文句はない。 タイトルの「マチェーテ」は山刀あるいは鉈の類。 当然、銃より強い。この手の映画ではよくあること。 そう言えば、 『エクスペンダブルズ』 でも、投げナイフが銃より強かった。 でも、この主人公は武器にそんなにこだわりがないのか、準備が悪いのか、よく現地調達した武器で戦う。 印象的だったのは、芝刈り機と枝切りハサミ。 そんなこともあって、割とポンポンと変な方法で人が殺される。 深く考えずに楽しめるっていいよなぁ、と思う。 でも、考えようと思えば、移民問題についても考えられる。 そんな映画。

しだれ髪の長々し旅を

『塔の上のラプンツェル』 を観た。 ラプンツェルが可愛かった。 少し、躁鬱というか感情のアップダウンが激し過ぎるように思うけれど。 あの元気さは、ギルティ・ギアシリーズのミリア・レイジを思い出す。 それはさておき、白馬のマキシマスとフライパンが、功労賞ものの活躍を見せている。 どちらも出世し過ぎ。笑わせて貰った。 ヒロインが魅力的でお遊びが多々あって、やっぱりディズニーらしくハッピーエンドで、良かった。

こじんまり

『パーソナルプロジェクトマネジメント』 を読んだ。 プロジェクトマネジメントを、個人の活動に応用してみようという話。 一口にプロジェクトマネジメントといっても、色んな要素があるけれど、自分はどうにも計画が立てるのが苦手。 計画なんてない方が面白いと思っている節がある。 同時に、計画を立てないとできないことは避けてきたように思う。 でも、最近、使える時間が限られるようになったからか、計画を立てないとできないことが増えてきた。 あるいは、やりたいことが大きくなってきたのも、影響しているかもしれない。 少しずつでも取り入れていけたらいいな、と思う。 ところで、時折GTDの本に書かれていてもおかしくないことが書いてあるのが面白い。 例えば、以下の2箇所がそう。 すぐできるものは後に回さず、何でも済んだ状態にしておくほうが、ストレスがなく楽しく過ごせます。 つまり、To-Doリストにある中から、今のやる気に合った仕事を選んでやる。今の状況に合った仕事を選んでやる。 次のような箇所もあるから、本書では表に出ていないだけで、参考にしているのかもしれない。 九番目は、自分に掛け声をかける方法です。「やるぞ!」「get things done!」など。

カエルの歌が

「見て見て」 「何ですか、この木炭」 「木炭違うわ。カエルの置物です」 「ピンぼけしててよく分かりませんよ。 そんなことより置物動画にしてどうするんですか」 「まぁ黙って見てみてよ。音は聴いてね」 「かわいいですね。音は」 「いいでしょー」

改めて考える

『はじめて考えるときのように―「わかる」ための哲学的道案内』 を読んだ。 本書のテーマは、タイトルの通り「考える」こと。 章構成は次の通り。 「考える」ってなにをすることだろう 問いのかたち 論理的に考えるだって? ことばがなければ考えられない 見えない枠 自分の頭で考える? 自分も「考える」ことについては、下手ながら断続的に考えている。 関連するエントリィをリストアップしておく。 まず、「考える」ことについて書いているエントリィ。 Without Thought 思考の試行   一斬皆空 それから、特に「『論理的に』考えること」について書いたエントリィ。 ロジカル・シンキングはロジカルか? 言葉を失う パワフル・ワッフル ハーイ! I see but I do not observe. 最後に、実は本書の範囲から外れるのだけれど、「『ことばを使わないで』考える」ことについて書いたエントリィ。 全然禅 全然禅2 本書の内容は、これらのエントリィを通して考えていたことの多くを含んでいた。 でも、本書ではそれらが論理的に構成されている。多数のエントリィに断片化しているのとは、対照的だ。 これが、考えていることを表現するということなのかな、と思う。 ところで、本書で印象的だったのは、次の一節。 考えるということ。問題を考えるということ。それは問題をそのものを問うことだ。問いへの問いが、答えを求める手探りといっしょになって、らせんを描く。答えをの方向が少し見えて、それに応じて問いのかたちが少し見えてくる。そうするとまた答えの方向が見やすくなっている。そうして進んで行く。 問題に、とくに問題のはっきりしない上っ面の言葉に囚われていると感じることがある。 そんなときこそ、問題を見直していいんだ、と肩の力が抜けた。

アルゴリズム天国

『数学ガール/乱択アルゴリズム』 を読んだ。 シリーズ4冊目となる今回のテーマは、確率・統計、行列それからタイトルに含まれるアルゴリズム。 行列には苦手意識があるけれど、確率・統計やアルゴリズムは、馴染み深い。 そんなわけで、ところどころ置いていかれそうになったけれど、楽しく読めた。 苦手意識が薄れ、ちょっとずつ分かった気持ちになれるのが、楽しい。 馴染み深いつもりだったけれど、分かっていなかったことがあることが分かるのも、楽しい。 飽きるにはまだまだ早いと感じられる。 それから、アルゴリズムに関連してプログラムを書くことの楽しさを改めて思い出した。 テトラちゃんの言う通りだと思う。 「考えていることをプログラムの形で表す。言葉で書くだけで実行できるのは楽しいです」 ソースコードという形式を人間が書いて、デバッガが誤りを教えてくれて、コンパイラ・インタプリタがその意味をコンピュータ向けに解釈して実行ファイルを作り、ディスプレイだったり、スピーカーだったりが、その実行結果を返してくれる。 それが、楽しい。 期待通り動いたときの達成感が、心地良い。 ところで、新キャラのリサが可愛い。 印字なしのDvorak配列を使っているなんて、なんてギーク。 ソフトウェアでエミュレートしているのかな。 Dvorak配列のノートPCなんて、売っていなさそうだし。

Summer Timer

palm by SO_C is licensed under a Creative Commons 表示 - 継承 3.0 非移植 License . 「おはよー」 「おはようございます。今朝は早いですね」 「あまりの暑さと明るさに目が覚めちゃって」 「まだ6:30ですよ。8:30に起きようとして寝坊していた人とは思えないですね」 「早く起きると、1日が長くて感じられて得した気分になるね」 「サマータイムみたいなものですね」 「あれも不思議な制度だよなぁ。別に時計を1時間早めなくたって、始業時間を1時間早めるとかいくらでもやりようがあるのに」 「一斉に一律に実施するためじゃないですか」 「そんなことしなくたって、眩しければ目が覚めるし、早く起きたらその分早く眠くなるのにね」

パラッパッパッパー

Friendly Firesの2ndアルバム "Pala" を聴いている。 聴き始めたのは、AmazonからCDが届いた2ヶ月ほど前。 買った理由は適当で、予約時の価格が\807とやけに安かったとか、その上Amazon.co.jpで輸入盤2枚で10%オフセールだったとか、ジャケットが綺麗だったとか、 公式サイト で試聴できて結構良かったとか、そんな理由だった。 ジャンルとしては、ダンス・ロックになる。それくらいの大きな括りでは、Franz Ferdinandと同じ。 Franz Ferdinandはそこまではまらなかったけれど、これは、2ヶ月の間、1GBと大きくもない容量のWalkmanに居座り続けていて、気がついたら再生回数も伸びていた。 自分が好きなアルバムは、最初、耳にした瞬間に勢いよく好きになるものと、なかなかWalkmanから削除されず、削除されてもいつの間にかまた転送されていて、ふと好きになっていたんだなと気がつくものがあるけれど、これは後者。 気がついてしまったが最後、1stアルバム "Friendly Fires" も買ってしまった。 こちらはCDではなくMP3ダウンロードで購入。安かったのもあるけれど、配送を待たなくていいのが嬉しい。 まだ聴き始めたばかりで、ちょうど一周したところだけれど、こちらも良い感じ。

牢獄の中の自由

『自由の牢獄』 を読んだ。 本書は 『モモ』 ( 感想 )や 『はてしない物語』 ( 感想 )の作者の短篇集。 収録されているのは、次の8篇。 遠い旅路の目的地 ボロメオ・コルミの通廊―ホルヘ・ルイス・ボルヘスへのオマージュ 郊外の家―読者の手紙 ちょっと小さいのはたしかですが ミスライムのカタコンベ 夢世界の旅人マックス・ムトの手記 自由の牢獄―千十一夜の物語 道しるべの伝説 どれも面白かったけれど、印象的だったのは『ちょっと小さいのはたしかですが』。 他の7篇と違って、本篇だけがコミカルだった。 あと、小説ならではの表現が良かった。 あれなら、駐車場には困らないだろうなぁ。

I Know UNO!!

「前から欲しかった、UNO WILD 裏UNO買っちゃった」 「前って言ったって、 たった3日前 じゃないですか」 「思い立ったが吉日!! 鉄は熱いうちに打て!!」 「欲望に振り回されているだけじゃ?」

Do you know UNO?

「 BE@RBRICK SERIES 22 を2箱だけ買ってみた。 手前が混入率9.37%のUNOで、奥が混入率11.45%のPirates of Caribbean。シークレットは出なかったけれど、一番欲しかったUNOが出たので嬉しい。 今回はこれくらいでいいかな」 「シークレットにUNO WILD 裏UNOがあるらしいですよ」 「え、そうなの。それは欲しい」 「一瞬で前言撤回しましたね」 「それはさておき。 Pirates of Caribbeanも出てきてみたら、写真の通りのメッキ加工が面白い」 「ピンぼけしていますけれど」 「わざとだよ。色々映り込むからそれらが見えないように」 「そうですね。双司君の部屋には観られたら困るものが沢山ありますもんね」 「見てきたように言うな。そんなやましいもんはない」

ガメラメラメラ

リボチップサービスで100ポイントでAコースに応募したら、 『特撮リボルテック ガメラ[1967]』 が貰えた。 海洋堂のアナウンス によると、7月末でサービスを終了するらしいので、良いタイミングでポイントが使えて運が良い。 1967年に公開された『大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス』のガメラらしい。 確かに表情がレトロな感じ。 全体的にも、キグルミっぽさというか、面白みのあるチープさというか、雰囲気があって、いい感じ。 それから遊び甲斐もある。 写真のように火も吹けるし、おなじみの飛行形態にもできる。 ガメラにそんなに強い思い入れがあるわけじゃないから、自分では買わなかっただろうけれど、貰えたのがこれで良かったなぁ、と。 ※2011/07/10追記 飛行形態にできるので、せっかくだから モスラ と対峙させてみた。

正しく揮われる力 - Thor

『マイティ・ソー (原題 "Thor")』を観てきた。 異世界アスガードの王オーディーンの息子、ソーが王として成長するまでの物語。 最初、ソーはただの好戦的な思慮足らずに見えた。 そのせいで、父オーディーンに力を奪われて、地球に追放されてしまう。 見捨てられたのだから、やさぐれてもおかしくない。 でも、自分を見捨てざるを得ないと言う弟ロキに礼を言い、力がないのに人々を守ろうとする。 力があったから好戦的だった、というわけではなかったのだと思った。 強過ぎる力があったから、他の手段が見えていなかったのかもしれない。 もっとパワー全開で敵を蹴散らしていくような話かと思っていたけれど、良い意味で期待を裏切られた。 ところで、最後にはやっぱり Avengers への布石があった。 10月公開の 『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー (原題 "Captain America The First Avenger")』 が楽しみ。 これで、アベンジャーズのBIG3がようやく揃う。

HACCA発覚

Prismoid( 機種変更したときのエントリィ )からInfobar A01に機種変更した。 どちらもauのiidaブランドだけれど、Infobar A01はiidaブランド初のスマートフォン。 同時に、自分にとっても初のスマートフォン。 想像していたよりずっと楽に移行できた。 特に、キャリアメール(auの場合、ezweb.ne.jpドメインのアドレス)がそのまま使えたから、いちいち連絡する必要がなかったのが嬉しい。 ちなみに、同時期に発売されたXPERIA acro IS11Sの場合、9月以降の対応。 ニュースリリース によると、今年の秋以降に発売されるスマートフォンは、全て対応するらしい。 それからガラケーなんて呼ばれる機種特有の機能を使っていなかったのも幸いした。 電話とメールを除けば、主に使っていたのは、TwitterやRSSのブラウズとナビだった。 これらが快適になって、嬉しい。 画面は大きくて綺麗だし、スクロールもスムーズ。 ただ、メールを打ったり、Twitterでつぶやいたりしようとすると、慣れもあると思うけれど、ちょっともたついてストレスになることがる。 特に、片手で入力しようとすると、誤タッチが増えるのが辛い。 でも、総体的には満足。 触っていて楽しい。

休んで考える

『科学的とはどういう意味か』 を読んだ。 科学的思考から目を背けると個人レベルでも不利益を被るし、そういう個人が多いと社会レベルでも危険が増す、と主張している。 『数字に弱いあなたの驚くほど危険な生活』 ( 感想 )と趣旨が似ている。 その通りだと思う。 印象、思い込み、先入観、ラベル、レッテル、ステレオタイプ。 このような言葉で表現される、事実に基づくとは限らない認識に従って行動を選択すると、往々にして望まない結果をもたらす。 もちろん、これらに影響されないことは不可能だ。 科学的に思考するのは印象を感じるより時間がかかるけれど、全ての選択に十分な時間をあてられるわけではない。 でも、 統計よりも「1人のストーリー」が有効な理由 « WIRED.jp Archives で紹介されているように、科学的思考を心がけることで軽減することはできる。 ところで、このテーマとはあまり関係ないけれど、次の箇所を読んで自分の印象が覆った。 森博嗣の作品の読者を母集団とすると、自分は少数派だったみたい。 小説を読む人と、ノンフィクションを読む人は、ほとんど重なっていない、というのが僕の印象だ(もちろん、作家名だけで両方を読む熱狂的なファンもいて、これはありがたいことだと思っているが)。 そして、小説を読む人数の方が(僕の作品の読者では)圧倒的に多い。本書のような新書を10冊書いて、小説1冊分くらいなのである。 小説を読んだら「小説」ラベルをつけたエントリィを、小説以外の本を読んだら「読書」ラベルをつけたエントリィを書いているから、比が簡単に分かる。 読んだ小説の数を1とすると、それ以外の読んだ本の数は1.3だ。 やや小説以外の方が多い。 ということは、小説の感想を書くときにノンフィクションを引き合いに出すと、読んだ人に取って新しい発見をしてもらえる可能性が高そうだ。 何てことを考えるのも、科学的思考だろうか。

ついついツイッター

『Twitter社会論』 をiPadで読んだ。 iPadアプリが期間限定で無料になったのに釣られてダウンロードしていたのをようやく。 無料期間が4月15日から4月30日までだったから、約2ヶ月放っておいたことになる。 原因は、iPadを持ち歩かないことだと思う。 読書時間の大半がが移動時間なので、持ち歩いていないとなかなか読まない。 2009年に出版された本だけれど、今でも通用する話が多かったから飽きずに読めた。 例えば、「ツイッターの6つの特徴」は今も変わっていない。 リアルタイム性 強力な伝搬力 オープン性 ゆるい空気感 属人性が強い 自由度が高い これらのうち「3. オープン性」については、徐々に公式がファットになり、関連サービスを吸収しつつあるように思う。 例えば、写真機能が公式に追加されることが、6月2日の Twitterブログ: 検索+写真 で明らかにされている。 面白いなと思ったのは、「第2章 2 tusdaる技術」。 リアルタイムに要約を作成し発信していくって、実は色々な能力が必要なことが分かる。 今度、挑戦してみようかな。

トトイトイトイ

映画 『Toy Story 3』 を観た。 大学生になるアンディがウッディ達をどうするか、というところから物語が始まる。 意外と切ない話で、大人でも十分楽しめると思う。 むしろ、あのエンディングは大人の方が感情移入できるんじゃないだろうか。 あー、おもちゃ欲しくなってきた。 結構買っているけれど、リボルテックとかトランスフォーマーとか。 本作に出てくるおもちゃの中だと、エイリアンが可愛かったなぁ。

放たれた矢

映画 『ロビン・フッド』 を観た。 有名な義賊ロビン・フッドが、反体制のヒーローとして活躍する話ではない。 そうなるまでの話。 と言うわけで、前半はゆったりとしたペースで物語は進む。 リチャード1世の圧政振りであったり、搾取される側の農村の生活が描かれる。 もう少し当時の歴史に関する知識があった方が楽しめたんだろうな、と思う。 観ていて単純に面白いのは、最期の戦闘シーン。 でも、個人的にはもう一盛り上がりあると嬉しかった。 ロビンが体制に背を向けたところで終わるのがもどかしい。 義賊としての活躍を描く続編が製作されたら、観てみたい。