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8月, 2016の投稿を表示しています

\/|\|- vN

『vN』を読んだ。タイトルのvNは〈フォン・ノイマン式自己複製ヒューマノイド〉の「フォン・ノイマン (von Neumann)」に由来している。 そのvNの少女エイミーが主人公。主人公だけじゃない。主な登場人物が軒並みvN。人類が滅亡しているわけではないし、むしろ権力を握っているのだけれど。 人間の解像度ではvNと人間を見た目で区別できないわりに、vNへの差別が激しいのが気になる。先日読んだ、森博嗣のWシリーズの影響だろう。 エイミーが人間の軛から解き放たれるのはいいのだけれど、ハビエルがエイミーに惹かれるのが彼女の人間的振る舞いなのがおもしろくない。vNは先天的に人間に好意を持つように仕込まれているとはいえ、これじゃあエイミー以外にしてみたら、人間がエイミーにすげ替えられただけじゃないか。 この辺りにもうちょっと深入りして欲しかったなぁ。エイミーは魅力的なだけに残念。

そっとジッと - SOFT SKILLS

『SOFT SKILLS』を読んだ。この本の構成は次のとおり。ソフトウェア開発の技術に関する話は出てこない。でも刺激的だった。 第1部 キャリアを築こう 第2部 自分を売り込め! 第3部 学ぶことを学ぼう 第4部 生産性を高めよう 第5部 お金に強くなろう 第6部 やっぱり、体が大事 第7部 巻けない心を鍛えよう 描かれているのは、ソフトウェア開発者である著者の生き方だ。だから、サブタイトル『ソフトウェア開発者の人生マニュアル』というのも、あながち大袈裟でもない。 ただ「マニュアル」と称するのはさすがに言い過ぎか。首肯できない主張やとても真似できない選択がチラホラある。それらからさえ率直さを感じさせられるので、ちょっとズルい。 ともあれ、肯けるところは取り入れよう/前にやっていたことけれどいつの間にか止めてしまっていたことを再開しよう、そう思わせてくれるくらいの熱量があった。 本書を読んで再開してみた活動を挙げてみる。特に ポモドーロテクニック は、止め方が著者とあまりにソックリでビックリした。反対に、体の鍛え方は真似できそうにない。だからボチボチで。 GTD ポモドーロテクニック 筋トレ これらに加えて、停滞していたブログもエントリィを書く予定を立てたし(このエントリィを書くことも、その予定を守ることにつながっている)、お勧めの本(の一冊の『人を動かす』)も読み始めた。 その他、雑多な感想をいろいろと抱いてツイートせずにはいられなかった。 togetterにまとめてみた ら、これはこれで自分でも(自分だからこそ?)おもしろかったり。 各章の平均点は100点に満たないのだけれど、章によっては150点、200点の刺さり方をする。そんな1冊。

異例の慰霊 - 最果てのイレーナ

『最果てのイレーナ』を読んだ。これにてスタディ三部作完結。 ようやく〈霊魂の探しびと〉(ソウル・ファインダー)の能力が明らかになり、イレーナが改めて自己を定義する。 そこまでが長い。きっと紙幅で見たら大して長くはないのだろうけれど、やきもきさせられるのでとても長く感じられる。 端から見ていると「学習しろよ!!」と思う。けれど、我が身を省みると何回でも同じ失敗を繰り返しているので「そんなもんか」とも思い直す。これも人間臭さか。 このあと、〈ソウル・ファインダー〉三部作が続くらしいのだけれど、翻訳されるよね?

四角四面楚歌- 終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか? #02

『終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか? #02』を読んだ。 #01ですでにもう大きな風呂敷が広げられていて、初っ端から飛ばすなぁと思っていた。この#02では#01とは (少なくとも今のところは) 直交する方向に風呂敷が広げられている。まとまるのか、これ。 でも乱暴に抽象化すれば風呂敷が広げられているのはフェオドールの過去について。そうやってみると過去既に亡くしたものと思っていた家族と、今現在構築しつつある黄金妖精 (レプラカーン) との関係との葛藤に着地するのだろうか。 個人的な嗜好としては、黄金妖精と未来を紡いでいって欲しいところ。正直、#02の一冊だけでみると食い足りないなかったので、#03が待ち遠しい。

金魚の近況 - すみだ水族館

「すみだ水族館で金魚みてきた」 This work by SO_C is licensed under a Creative Commons Attribution-NonCommercial-ShareAlike 4.0 International License . 「金魚型の提灯」 「『鬼灯の冷徹』の金魚草みたいで、ちょっと不気味なんですが」 「lento (トイカメラアプリ) で撮ったせいかな」 This work by SO_C is licensed under a Creative Commons Attribution-NonCommercial-ShareAlike 4.0 International License . 「金魚模様の提灯はかわいいですね」 This work by SO_C is licensed under a Creative Commons Attribution-NonCommercial-ShareAlike 4.0 International License . 「ようやく本物の金魚。尾びれがふわふわしているのが好き」 This work by SO_C is licensed under a Creative Commons Attribution-NonCommercial-ShareAlike 4.0 International License . 「黒の出目金。渋い」 「逆光で真っ黒になったわけじゃなかったんですね」 This work by SO_C is licensed under a Creative Commons Attribution-NonCommercial-ShareAlike 4.0 International License . 「最後のこれはコンデジ (PowerShot S100) で撮影」 「こうやって近くで見ると、意外と迫力がありますね」

朝顔、鬼灯、空木 - 向島百花園

「向島百花園に行ってきたよ」 「それで朝からいなかったんですか」 「それなのにすでに朝顔はしおれてしまっていてな」 This work by SO_C is licensed under a Creative Commons Attribution-NonCommercial-ShareAlike 4.0 International License . 「この暑さですからね」 「でも落ち着いた雰囲気でよかったよ」 This work by SO_C is licensed under a Creative Commons Attribution-NonCommercial-ShareAlike 4.0 International License . 「鬼灯と蝉の抜け殻」 This work by SO_C is licensed under a Creative Commons Attribution-NonCommercial-ShareAlike 4.0 International License . 「遠目にはスカイツリーも」 「夏の空ですねー」

初心で一心に - 知識ゼロから学ぶソフトウェアテスト 【改訂版】

『知識ゼロから学ぶソフトウェアテスト【改訂版】』を読んだ。章構成は次のとおり。 はじめに ソフトウェアテストの基本ーホワイトボックステストー エンジニアが最もよく使う手法ーブラックボックステストー 探索的テスト 機能あらざるもののテスト、最難関のテストに挑むー非機能要求のテストー ソフトウェアテスト運用の基本ーテスト成功の方程式ー ソフトウェア品質管理の基本ーソフトウェア品質のメトリックスー テストの自動化という悪魔ーなぜ自動化は失敗するのかー それでもテストがうまくいかない人へ とても扱いやすい。テストについてマネジメントからテスティングまで、コンパクトかつプラクティカルにまとまっている。語り口こそ違うけれど、 『はじめよう!要件定義 ~ビギナーからベテランまで』 によく似た印象。 自分はユニットテストから入ったのでコードありきだけれど、そうではないテスタも少なくないことに改めて気付かされる。 和田卓人の“テスト駆動開発”講座 第3階「テスト」という言葉について の分類を使って言い換えると、Developer Testingの視点に偏りがちで、Customer TestingやQA Testingの視点が足りていない。意識していないとすぐ抜け落ちてしまう。

触手食す - ダンジョン飯3

『ダンジョン飯3』を読んだ。この巻もマルシルがかわいくてポイント高い。かわいさ余って描いてみた。 この巻は彼女が出ずっぱり。ジャイアントクラーケンとの戦いで決定打を放ったり、魔術学校時代の回想があったり、ウンディーネに追い回されたり、カエルスーツ (というか着ぐるみ) に身を包んだり。 メインディッシュは表紙に描かれているジャイアントクラーケンと思いきや、意外なことに調理されない。というのも、食えたもんじゃないほど不味いらしい。塩を振ってかじったライオス曰く。 「臭い」 「酷いえぐみ」 「口の中がジリジリする」 でも、センシに締められてさぁっと白くなっていくところを見てからというもの、イカが食べたくてしょうがない。以前、日間賀島の民宿で食べたのがとても美味しかったのを思い出して。刺身にげそ焼き、天ぷら、イカリング。食べたいなぁ。 関東だとどこで食べられるだろうか。調べてみよう。

なさそうでない - パラレルワールド御土産帳

『パラレルワールド御土産帳』を眺めた。架空の製品の写真集。 レトロフューチャーなもの(携帯ブラウン管テレビ)から、風刺のきいたもの(金太郎飴方式で量産できるスマホ)まで、ユニークな製品が並ぶ。 もっとブラックユーモアを利かせると 『うざい発明』 か。架空の存在の写真集つながりで 『幻獣標本箱』 も思い出す。 あと、芸人さんが何かの雑誌で連載していた架空の商品を紹介していた本を思いだすのだけれど、タイトルも何も思い出せない……。

国民皆問答- 国民クイズ 上・下

『国民クイズ』の上下巻を読んだ。こんなに勢いのある漫画は久し振り。ひたすら、動・動・動。通り過ぎて、躁。 タイトルの「国民クイズ」は日本が運営するクイズ番組。出場して、高得点をマークすれば、どんな願いも叶えてもらえる (なお、必要な特典は願いの大きさに応じて上下する)。 日本は民主主義体制から国民クイズ体制という名の全体主義国家となっていて、国民クイズは一種のガス抜きとして使われている。 主人公は「国民クイズ」の司会者K井K一。囚人であり、司会者を務めているのは強制労働だから。とはいえ、その才能は折り紙付きで、出場者・視聴者を熱狂に踊らせる。 クライマックスでは、K一の狙い/体制派の権力行使/反体制派の破壊活動/出場者の欲望が絡み合い、テンションが最高潮に達する。高密度な絵柄と相まって、その奔流に圧倒される。 類いまれな熱量の漫画だった。

卒業そして門出 - 暗殺教室21

『暗殺教室21』を読んだ。今度こそ完結。 本編は半分ほどで、残りの半分は番外編と『暗殺教室』の前身ともいえる読み切り。 殺せんせーが遺したもの (例によって過剰だ) と、E組のみんなの進路が描かれている。 ただ、殺せんせーが卒業後の教え子の成長を見届けられないと思うと胸が痛む。 でも、いつまでも殺せんせーに頼ってはいられない。だから、先生はいなくならなくてはならない。 これ以外ないというくらいキレイに終わり。

ついばむアルバム - EGO-WRAPPIN'/Route 20 Hit the Road

EGO-WRAPPIN'のベスト&カバーアルバム『Route 20 Hit the Road』を聴いている。なんだか無性に「くちばしにチェリー」を聴きたくなって。 今聴いてもちっとも色褪せない。テンションを上げてくれる。それでいて、初めて聴いたときと同じようなレトロ感。 他の曲も追々聴いていこう。 公式サイト の紹介文を借りれば、1枚目が 野外で聴くベストな選曲 、2枚目が 屋内で聴くベストな選曲 。加えて3枚目がカバーアルバムなので気分に合わせて楽しめそう。

緑の石- 宝石商リチャード氏の謎鑑定 エメラルドは踊る

『宝石商リチャード氏の謎鑑定』 の続刊『宝石商リチャード氏の謎鑑定 エメラルドは踊る』を読んだ。収録されているのは次の5篇。 case.1 キャッツアイの慧眼 case.2 戦うガーネット case.3 エメラルドは踊る case.4 巡りあうオパール extra case. ユークレースの奇縁 「extra case. ユークレースの奇縁 」で正義がリチャードの扱い方をちょっとずつ理解していきているのが微笑ましい。完璧に見えるリチャードにも不得手とするものがあったのね。 「case.3 エメラルドは踊る」と「case.4 巡りあうオパール」が重苦しかっただけに、最後に配置されていたこれの軽さが際立つ。あってよかった。なかったら、きっと読後 は閉塞感に苛まれていただろう。 ところでタイトルに出てくる「ユークレース」、初めて聞く宝石の名前だったので、画像検索してみた。そうしたら、深い青色をした石がでてきて嘆息。そして "euclase bicolor"で画像検索 して納得 (「ユークレース バイカラー」だといまいちだった)。なるほど、これブルーハワイだ。

緑のクマ - 量産型プチッガイ

「量産型プチッガイを組み立てたよ、やっと」 「半年以上空いちゃっているじゃないですか。買ったの、昨年末の ガンプラEXPO2015 ですよ」 「思い立ったが吉日。買いたいと思ったときが買いどき、作りたいと思ったときが作りどきなのさ」 「プチッガイの愛らしさに免じて許してあげましょう」 「ありがたいこって。ところで、量産型と言えばこの色だよね」 「シリーズを通して、敵軍の量産型のシンボルカラーになっていますよね」 「例外はあるだろうけれど、『鉄血のオルフェンズ』の グレイズ もこの色だし」 「色が似ているからと言ってBE@RBRICKのクリーパーを紛れ込ませないでください」

来た見た描いた - Romsen Saga 1~5

『Romsen Saga』の1~5巻を読んだ。20%ポイント還元だった1巻を読んで、これはおもしろいと思って、1~3巻をKindle版でまとめ買い。そうしたら、すぐ後に完結巻である5巻が発売。同時に4巻だけでなく5巻までKindle版発売。というわけで、一気に駆け抜けてしまった。 タイトルとコミックス表紙は〈ロマンシング・サガ〉シリーズのパロディ (正確には4巻, 5巻の表紙は〈サガ・フロンティア〉シリーズ)だけれど、内容はロマサガとは無関係。剣と魔法の世界で繰り広げられるオフビートな群像劇。焦点が当たるのは勇者ではなく、門番だったり鍛冶屋だったり妾腹の王子だったりする。 4巻、5巻と話が進むにつれ予想しない方向に物語がスケールアップするのもいい。欲を言えば、もう少し(1, 2巻分くらい)長く続いて欲しかったなぁ。後半の展開がちょっと性急だったような。

戦争解消商会快勝 - マギ30

「『マギ30』を読んだよ」 「表紙がアリババさんですね」 「ついに活躍が始まったよ。戦争の場じゃなくて、政治・経済の場だけど」 「少年漫画らしくはなくなってきましたね」 「でも、おもしろかったよ。30巻に来てこれまでで一番ワクワクしたかも」 「評価高いですね」 「ファンタジー世界での経済的な戦いと言えば、ロマサガ3のフルブライト商会」 「トレードありましたね」 「アリババが活躍するのは嬉しいんだけれど、いまだにアラジンもモルさんも不在。合流するのはいつになることやら」

過去を描こうと - ジョジョリオン13

『ジョジョリオン13』を読んだ。 現在における丈助はじめ東方家の面々と田最環との戦いと、過去における丈世文・吉良と田最環たち(八木山夜露・大年寺山 愛唱)との因縁が交互に語れている。 田最環が7部 (Steel Ball Run) の大統領を彷彿とさせる体型なので、この後どんどん格好良くなっていってラスボスとしての風格を漂わせ始めたらどうしよう。 彼のスタンド――ビタミンCの攻撃は、この上なくえげつない。憲助との遣り取りには怖気が走るほどだった。 対照的に鳩の活躍が鮮烈。次巻が楽しみ。

it's my turn - カルドセプト リボルト

ニンテンドー3DSの『カルドセプト リボルト』で遊んでいる。 ジャンルとしてはボードゲームで、乱暴にまとめると、モノポリー + Magic:The Gathering。 土地を支配し魔力を溜め、土地に投資してさらに魔力を高めたり、強力な魔法を使って相手を妨害しながら、目標魔力を達成したら勝利となる。 久々の新作ということでプレイしてみた。今でもやはりのめり込む。ただ、多少まとまった時間がないとプレイしづらいのが玉に瑕。できはするけれど、中断してしまうと集中力が削がれてしまう。 ゆるゆるとやっていこうと思う。

冷たい賃貸と住人たち - Cold apartment

『Cold apartment』を読んだ。 独特のタッチが魅力的なホラー漫画。ただ恐かったりグロかったりするだけじゃないのがいい。「Elma&Effiy」のメルヘンとスプラッタが溶け合ったような雰囲気には引き込まれる。 童話って冷静に考えると残酷だったりするけれど(例えば赤ずきんを助けるのにオオカミの腹を掻っ捌いたり)、これは残酷さを残酷なままに漫画にしたようなイメージ。 最近、メルヘンもスプラッタも読んでいなかったけれど、久し振りにもっと読みたくなってきてしまった。

くりんくりんサイクリング - くるくる自転車ライフ

『くるくる自転車ライフ』を読んだ。 『うちのダンナは野菜バカ。』 、 『やっぱりパンが好き!』 に続きコミックエッセイを立て続けに読んでいる。今回は自転車好きのお話。 夫婦そろって自転車好きでそれぞれ複数台持ち。自転車に生活を支配されていやしないだろうか。でも、それで単行本を出しているのだから、趣味が高じてというやつか。 自分はいわゆるルック車で近所をウロウロしているだけだけれど、こういうの見てるとエントリーモデルでいいからクロスバイクとか欲しくなるなぁ。輪行しやすい折り畳み自転車もいいなぁ。 ま、今乗っている自転車がダメになってから考えよ。自転車での移動がメインになるとお酒飲めないし(そこか)。

パンの迷宮 - やっぱりパンが好き!

「『やっぱりパンが好き!』を読んだら――」 「読んだら?」 「無性にパンが食べたくなってしょうがなくなっちゃったじゃないか!!」 「食べたらいいじゃないですか。それとも簡単には手に入らないパンばかり紹介されているんですか?」 「そんなことはない。一番手軽なのはセブンイレブンのパンさえ紹介されている」 「手広いですね」 「うん。シンプルな食パンから、デザートになるスイーツ系、それから総菜パンまで紹介されている」 「私はスイーツ系のパンが気になります」 「俺はいくつか紹介されているビールやワインに合うパンがいいな」 「それは何が目当てなんでしょうか……」

ベジタブル食べる - うちのダンナは野菜バカ

『うちのダンナは野菜バカ。』を読んだ。 青果市場で働く夫の (職業) 病的なまでの野菜愛を、漫画家の妻が描くコミックエッセイ。 グリーンスムージーの香りだけで使っている野菜を当てるとか、妻が描くスイカの種の配列がおかしいのに気がつくとか、野菜に対する感覚が研ぎ澄まされ過ぎ。野菜と話もできるとか。 美味しいみかんやいちごの選び方も載っていたりして、意外と実用的。 Twitterアカウント があるのでフォローもしてしまった。なんであれ、詳しい人の話はおもしろい。

Mr. Shoveler - ショベルナイト

ニンテンドー3DSで『ショベルナイト』を遊んでみた。欠点らしい欠点が見あたらず、丁寧に作られている印象。 ドット絵がファミコンみたいな感じで懐かしいけれど、いざプレイしてみるとアクションが思いの他スムーズ。ファミコンのような容量制限がないので、枚数が多いのだろう。 難易度は低くはないけれど、中間ポイントが細かく設けられているので、案外とサクサク進められる。最初は倒せなかったボスに何度も挑むうちに攻略のコツが見えてきたりするのが楽しい。 そこかしこに遊び心が見られるのも心憎い。ゴールドアーマーを装備していたときに、カタパルト移動したときには笑ってしまった。

一城の主、一炊の夢 - 倫敦千夜一夜物語 ふたりの城の夢のまた夢

『倫敦千夜一夜物語 ふたりの城の夢のまた夢』を読んだ。 『あなたの一冊、お貸しします。』 に続くシリーズ二作目。 収録されているのは、この三話。 「夢みる少女と恋する青年」 「仔犬と狼のあいだ」 「ふたりの城の夢のまた夢」 表題作「ふたりの城の夢のまた夢」がスイートでフリーキーでビューティフル。これだけゾクゾクしたのは久し振り。 余韻に浸るまでもない。あの行を思い出すと、今でも背筋にあの感覚がよみがえる。 そして、彼はそれに気がついているのか? 想像が止まない。続きが出たら読み耽るに違いない。溺れそう。

ミサイルスマイル - キルミーベイベー 8

「『キルミーベイベー 8』を読んだよ」 「色々変化キルミーに狂気を感じます」 「500万年後なんかSAN値が下がるわ」 「やすなさん、跡形もなくなって……」 「でも、やすなならケロッとしていそうだよね」 「あのポジティブさはどこから無限に湧いて来るんでしょうか」

カラフルカエル - 世界のキレイでかわいいカエル

本屋で『世界のキレイでかわいいカエル』を見つけて衝動買い。 色鮮やかなカエルの写真が盛りだくさん。余計なキャプションがないのに好感が持てる。 欲を言えば、もう少し大きければ。