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2月, 2018の投稿を表示しています

(自分は)何してんだか - 終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか?#05

『終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか?#05』を読んだ。 『#04』 の時点でわからなくなっていたのが、さらに輪をかけてわからなくなってきたぞ。前作からの再登場人物も増えてきて、ますます話の筋を見失っている。 んー、今の事件が一区切りしてから読んだ方が、見通しが利くかな。

畳んで開いて - 都市をたたむ

『都市をたたむ』を読んだ。今まであまり考えたことがなかったけれど、こうして言われてみると現実味のある、人口減少フェーズの都市の話。 ◆ 前提として、日本は人口が減っていく。この予測は固い。多数の移民を受け入れるでもしない限り、現在の年齢構成に従って推移していく。 少し横道に逸れたけれど、この本では、人口が減少していく状況において、どう利用できる都市がよいか? という議論が繰り広げられる。 どういう経緯があってこの街はこうなっているのか? という逆問題に関心があって、都市計画関連の読み物を渉猟し始めたので、こういう順方向の議論が新鮮。中でも印象的だったのが次の3点。都市計画というと、都市とはどうあるべきか? みたいな大上段からのビッグピクチャを想像していたので。 主語が都市ではない。都市のための都市ではなく、人のための都市を志向している。 スクラップアンドビルドではなく現状を踏まえ、都市がどう変わっていくのが現実的か分析している。 分析にあたって、都市に働く二方向の力ーートップダウン(公的な都市計画)とボトムアップ(私的な地主の視点)から掘り下げている。 ◆ ざっくり記憶に強く残った結論は、やがてコンパクトシティになるとしても、急にはならなずスポンジ状態を経由するというものだった。タイトルの「たたむ」という言葉のイメージからは離れるけれど、確かに都市は中心(交通の要所など)から広がるけれど、巻き戻しのように外縁部から縮んでいったりはしなさそう。ぽつぽつと空き家が目立つようになっていくという未来の方が現実味がある。 ◆ 余談になるけれど、どれくらい先のことになるかはともかく、人口ではなく労働力なら、ロボットやAIで補われるかも。あるいは、ロボットやAIが事実上の人口としてカウントされるようになったりして。

arts at home - 現代美術に魅せられて―原俊夫による原美術館コレクション展

原美術館で 『現代美術に魅せられて―原俊夫による原美術館コレクション展』 を見てきた。 ◆ 草間彌生作品やロイ・リキテンスタイン作品のドット模様を眺めていて、こういうコントラストがはっきりしたのが好きになったのはいつからだったろうか、と自問する。点描のような淡く浮かび上がるようなイメージばかりを好んでいた時期もあったのだけれど。アニメやマンガの表現――明確な主線やスクリーントーンの影響か。 奈良美智作品もおもしろかった。小部屋(子供部屋?)一杯にいろいろなものが散らかっていて、どんな子供が使っていたのだろうかと細部に目が惹き付けられる。たとえば、床に積み上げられたカセットテープのラベル。 ◆ ひとつメタレベルを上げると、ナムジュン・パイクのメディア・アートが壊れたままだったのが印象的だった。ブラウン管テレビを使っていたので、きっと廃盤になって代替品を入手できなくなったのだろう。もし、そのテレビがオープンソース・ハードウェアだったら――つまり設計や仕様が公開されていたら、再生できたのかな。 ソフトウェアみたいに、モノそのもの(実行ファイル)ではなく、素材(ソースコードやライブラリ)や作成ツール・手順(コンパイラとビルドスクリプト)、設置条件(実行環境)をアーカイヴするというアプローチもあるんじゃないか、と空想する。固有性に重んじる文化とは相性が悪いけれど。 ◆ もうひとつ一歩下がってみると、作品だけじゃなく作品を展示している建物もおもしろかった。もう少し正確に言うと、建物と展示品の関係がおもしろかった。 もともと邸宅として設計された建物を美術館として使っているので、庭に展示された作品を窓から眺めたり、中庭に出て彫刻を眺めたりできる。建物の構造と一体化した作品もあった。先ほどの、奈良美智作品もそう。「小部屋(子供部屋?)」は文字通りの意味で、パーティションで展示用に作られた空間ではない。 ◆ この展示は前後期構成で、3月21日から後期が始まる。また見に行こうかな。

星詠み - Planetarian (VA文庫)

『Planetarian (VA文庫)』を読んだ。 『劇場版』 を見て気になっていたことがいくつか解決すると同時に、さらに疑問が増えたりもした。やっぱりアプリ版もプレイしようか。本書はあくまでサイドストーリー集で、本編のノベライズではないので(そもそも本編が≒ノベルだ)。 解決したのは、ゆめみがプラネタリウムで働くに至った経緯。それから、『星の人』と Amazon.co.jpのカスタマーレビュー「星の人/系譜」 に従って読んだ 『星の人/系譜』 で、劇場版と原作+本書の関係がおおよそ推測できた。 増えた最大の謎は「チルシスとアマント」。これは原作をプレイしないとダメかなー。

花と刀 / 茨木童子 from Fate/Grand Order

額と手足のパターンとか虎模様とか着物の柄とか髪の毛とか、描いていて楽しい。 ゲーム中でも使い手があって、『空の境界』とのコラボイベントの報酬でスキル10/6/10にまで上げてしまった。スキル2も上げるために狂の秘石を集めないと。宝具レベルは1だけれど。恒常だしそのうち上がるはず。聖杯を使って、レベル90までは育てようかな。

XXX - KISS OF DEATH/中島美嘉

TVアニメ『ダーリン・イン・ザ・フランキス』 のオープニング曲『KISS OF DEATH』を聴いている。 CDの発売は3月7日だけれど、配信はアニメ放送開始 (1/13) の1週間後。それほど間が空いていないのがうれしい。初めて聴いたときにフルで聴きたいと思っても、入手できるようになるまで一月二月と経つようだと、欲求が薄れてしまうので。 ダーリンへと呼びかけたりする02視点の歌詞も、物憂げで艶っぽい歌声も、本編によく合っていていい感じ。曲はピアノの音が印象的。あと、Produced by HYDEという先入観のせいか、L'arc-en-Cielっぽいような。

ワンツースリー - 動く、動く

今更だけれど、テレビアニメ『少女終末旅行』のオープニング曲『動く、動く』を聴いている。 アニメ開始時に欲しいと思ったけれど、発売までほぼ2ヶ月もあった(放送開始が10/6でCD発売が11/29。同日にiTunesでの配信も開始)ので、忘れてしまっていた。毎週、録画して観てるときにオープニングを飛ばさず観ていたので、それでそれなりに満足していたというのもある。 こうして、full ver.をイヤホンで聴いていると、Short ver.をテレビのスピーカーで聴いていたときと、随分と印象が変わる。こんな音もなっていたんだ、という発見があったりする。あと、自分の耳でもわかるくらい声にキャラクタらしさが残っているのが良い。アニメ本編でも歌っていたので、そのときの歌声の記憶があるのも助けになっていると思う。 というわけで、電子音も、声も、とてもかわいい。

即席の仏足石 - 黄昏のブッシャリオン

『黄昏のブッシャリオン』を読んだ。 自称するジャンルは徳パンクSF。徳エネルギーの発明によりエネルギー問題が解決し、不朽の反映が約束されたかに見えたけれど、まさにその徳エネルギーにより半壊したあと――アフター徳カリプスの世界が舞台。 👣 仏教用語が散りばめられた設定がおもしろい。たとえば徳エネルギー。これは徳によりマニタービンを回転させることで得られるエネルギーとのこと。なるほどマニ車を回転させれば徳を積めるのだから、反対に徳から回転による運動エネルギーを取り出せるのも道理である。 得度兵器タイプ・ブッダなんかも出てきて、 『ブライトライツ・ホーリーランド』 の重機動如来< 毘盧舎那 ( ビルシャナ ) >を彷彿とさせる。あと仏教に限らないなら『地獄とは神の不在なり』と似た空気感がある。こちらは日常的に神が降臨してきて、人的・物的被害ももたらしていく(なお保険が利かない)。 👣 設定は文句なしにおもしろいのだけれど、物語がやや物足りない。主要登場人物の顔見せの色が濃いので、続きが気になるところ。 Twitter版 → カクヨム版 → 書籍版という順番で公開されていて自分は書籍版を読んだのだけれど、カクヨム版を見るともう第六部まで完結している。書籍版はようやく第一部が出たところだというのに。

言葉にできない/絵にも描けない - 図像の哲学: いかにイメージは意味をつくるか

『図像の哲学: いかにイメージは意味をつくるか』を読んだ。 断続的に考えている「思考の道具としてよく言葉が持ち出される、非言語的な思考もあるよね?」という疑問に直結するテーマだったので、答えは出ないにしても得るものがあるだろうと思って。 🎨 本書の最初の主張はこうだ。 「像には、像に固有の論理がある」という主張から議論を始めたい。 ここだけ取り出してみると、自分が疑問を抱いた理由と一致している。非言語的な思考固有の出力(の一例)が図像なんだと思う。だから得るものはあった。けれど、自分が考えていた図像と本書がメインターゲットにしている図像が大きくズレていたのが辛い。ずっとギャップに悩まされながら読んでいた。 自分が思い描いていた〈図像〉は、『ヒトはなぜ絵を描くのか』で扱われていた言語以前の絵だった。一方で、本書が念頭においているのはイコン――キリスト教の宗教画だ。この隔たりは大きい。言語以前から図像はあったと考えているところに、 キリストの受肉があらゆる像の暗黙のモデルとなったためである。それは 図像 ( イコン ) 的なものの強力な普遍化に道を開く。キリスト教はいまも昔も、世界宗教の中で唯一、図像を用いて勢力を拡大していることも見過ごしてはならない。とはいえ、キリストの像的性格といくら関わりが深いとしても、教えの始原的かつ最終的な伝達はロゴスに託される。真の意味での信徒は、けっして「イコン」の鑑賞者ではなく、神の「言葉」に耳を傾ける者なのである。 なんて言われたものだから、立脚点に相当な距離を感じてしまう。 このあと議論を展開するにあたって、著者は次の3つの論点を挙げているのだけれど、1つ目が合わないので2つ目以降が合う/合わない以前の問題になって、どうしてもひっかかってしまう。 「像」と言った場合、そこでなにが考えられているのか。 言語に対する批判を通して、なぜ像を理解できるようになるのか。 像の論理とはどのようなものか。 2つめの「言語に対する批判」に関して言えば、「はじめに」で、 デリダの「ロゴス中心主義」を錦の御旗にして、十把一からげの議論を玩ぶ誘惑にも屈しないようにしたい。 と言っているのだけれど、先ほどの引用部のように中心から外れた九把を一からげに切り捨てるような物言いこそ、批判を向けられたという「

読み解き見届け / まちを読み解く ─景観・歴史・地域づくり─

『まちの見方・調べ方』 の続編。『まちの見方・調べ方』が方法編で、この『まちを読み解く』が事例編。それを知ったのは本書のまえがき。当然、前著を読んでいないわけだけれど、気にせず読んでみた。 各地での実践が記載されているはずなので、方法を知らなくてもいくつか読めば何となく当たりがつくだろう。そう思って読み始めたのだけれど、浅はかだった。方法の抽象度が高いのか、初心者には情報が不十分なのか 、さっぱり頭に入ってこない。 〈主な対象読者〉 ・都市工学・建築・土木・歴史など,まちづくりや町の歴史にかかわる学部学生,研究者。 ・実際にまちづくりに関わる行政・自治体の実務者。 ・「まちあるき」に関心を持つ一般読者。 引用元: 「商品の説明」の「出版社からのコメント」 と、一般読者も対象だと言っているけれど、少なくとも自分のようなずぶの素人には厳しかった。向いていないというのもあるかもしれないが、少なくとも1ヶ所あたりの情報量は一般読者向けではないと思う。2段組数ページの論文スタイル。関連分野の学生、研究者、実務者向けなら、これだけの情報から読み解けるのかもしれないけれど。 前著をあたってみようか、どうしようか。何となく、別口からあたった方が入りやすい予感はしつつも、現状とてもモヤモヤした気持ちで、あたってみないことにはスッキリしない気がする。たとえ、結局わからなくても。やっぱり、あたってみようか。

飛べ! コーイチ - ヴィジランテ3

『ヴィジランテ-僕のヒーローアカデミア ILLEGALS- 3』を読んだ。 EP.18 [気合いで加速!]が出色。EP.2 [ 離陸 ( テイクオフ ) ]で「俺だって飛びたいんだ!!」と吠えたコーイチが、「気合いで加速!!」する。そして、飛ぶ。 ここに至るまでも熱い。EP.3 [親切マン改]で「速度は自転車くらい」と言っていたのが、EP.7 [トップランナー]でインゲニウムのアドバイスを受けスピードを出せるようになり、ここでついにインゲニウムと協力しての暴走バス追走。 EP.2で、 コーイチ おまえがなぜ落ちたか教えてやろう 飛んだから だ あとは着地の問題だな と言ったナックルダスターが、EP. 18では黒岩武司としてコーイチの母に、 親がどれだけ心配しようが子供はいつか勝手に飛んでいくものです こちらにできるのはせいぜい上手い落ち方を教えることくらいですよ と言っているのも感慨深い。 そして、これが1/27に公開された現時点の最新話 EP.22 [説教]から繋がってきそう。続きが楽しみ。 追伸 前巻で急上昇したポップの株も引き続き上昇中。コーイチの母が来たときの行動が微笑ましい。

ケジメ - 僕のヒーローアカデミア17

『僕のヒーローアカデミア 17』を読んだ。16巻で突入した死穢八斎會での戦いの続き。 読み始めたはいいものの、どんなシチュエーションだったか記憶が怪しかったので、16巻を再読してから読んだ。 表紙を飾るミリオが、本編でも大活躍。前巻の環に続き、これで雄英ビッグ3から2人がフィーチャーされたことになる。このあと、ねじれにもスポットライトは当たるのかな? 話の進み具合を考えると、死穢八斎會編ではあまり期待できなさそうではあるけれど。話をミリオに戻すと、これで彼の道が閉ざされるのは辛いので、何とかしてあげてほしい。たとえば、本巻で明かされた壊理の個性なら可能に思える。 死穢八斎會側に目を移すと、 敵 ( ヴィラン ) 連合からの出向組――トゥワイスとトガの掘り下げがあってよかった。やっぱりいいように扱われたりはしないよね。死穢八斎會は、いまいち幹部の影が薄くてオーバーホールのワンマンだろうという印象が否めない。そのオーバーホールも、情報が小出しにされていて、いまだにいまいち動機がわからない。あんな弾丸を作って何をしようとしているんだろうか。 次巻で死穢八斎會編が完結するとのこと。きっちりケジメがつくといいな。

丸めたカエル - アカメアマガエルとマルメタピオカガエル

Nature Techni Colorの『ウーパールーパーとベルツノガエルとアカメアマガエルとマルメタピオカガエル ボールチェーン&マグネット』から、 アカメアマガエルと、 マルメタピオカガエル。 マルメタピオカガエルのフィギュア化が貴重。アカメアマガエルは比較的よくフィギュア化されるけれど、マルメタピオカガエルは初めて見た。とぼけた表情を眺めていると、のんきな気分になれる。 カエル目当てで買ったのだけれど、 ウーパールーパーも手に入った ので、眺めていたらだんだん気に入ってきた。よく見ると、口なんかマルメタピオカガエルとよく似ている。

来た、見た、カエル - Schleich カエルセット

Schleich Wild Lifeのカエルセットをゲットした。 写真に見えるのは一匹だけれど、黄緑色のもいる。それから台座に使える大きな葉っぱもセットになっている。 その代わりというわけではないだろうけれど、Farm Worldの方のカエルより一回り小さい。3, 4cmくらいかなで、ちょこんとしといてかわいらしい。