スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

2013の投稿を表示しています

白くないストライプス

The StrypesのSnapshotを聴いている。 10代後半のバンドとは思えない。まず曲調が70年代? Dr. Feelgoodを彷彿とさせるガレージロック。そして声が枯れた感じで渋い上に、演奏も安定感があって隙が無い。 聴いていて、とてもゴキゲン。一方で、1stアルバムがコレでこの後どうするんだよ!? という不安も。これだけいい感じなんだから、このまま突っ走ってくれても、全然問題なさそうな気もするので、老婆心か。

WWZ (movie)

「『ワールド・ウォーZ (原題 "World War Z")』を観たよ」 「 同タイトルのこの小説 の映画化ですね」 「予告編から想像できたとおり、原作の雰囲気はあまり残っていなかったよ」 「原作に忠実かどうかは別としたら、どうでした?」 「そういう視点なら、面白かったよ。最初からじゃんじゃんゾンビが出てきて、バンバン殺されたかと思うと、さらにウジャウジャ出てきて」 「それはそれで嫌な視点ですね……」

女王の未完は世界一

「『未完少女ラヴクラフト2』を読んだよ。 1 に引き続き今回もKindleで」 「Kindle版が出たら読もうと思っていたところに、ちょうど配信が始まりましたね」 「うん。ナイスタイミングだった」 「それで、内容はどうでしたか?」 「今回はアンブローズ・ビアスが美少年化。ラヴクラフトの美少女化に続き、変化球だか暴投だかが二球続いたぞ」 「四死球を恐れませんね」 「前作は意外にも物語自体は王道のボーイミーツガールだったんだけど、さらに今回は物語もかなりカオスな様相を呈してきたよ」 「〈這いよるニャンコさん〉なんてネタも仕込まれていましたしね」 「そういうところはクトゥルフものらしくて良いと思う。今回気になったのは、謎が残り過ぎていること。おかげで読後の満足感が今ひとつ」 「続刊に期待ですね。『未完少女』の名に恥じない終わり方だと思います」 「そんなメタな。早く3巻出て欲しいよ、Kindleで」

アサシン刷新

『暗殺教室7』を読んだ。 浅野父子(理事長・學峯と生徒会長・学秀)が相変わらずギスギスしていて目が離せない。第54話での遣り取りはゾクゾクした。今回は振るわなかった学秀だけれど、やられてこのまま黙っているとは思えないので、リベンジして来そう。父親に対してもE組に対しても。 対称的に、殺せんせーとE組の面々は良好な関係を築いている。殺せんせーから生徒への信頼も、生徒から殺せんせーへの信頼も厚い。一方で、生徒が殺せんせーを暗殺しようとしたときには容赦が無くて安心した。今回はかなりのところまで殺せんせーを追い込んだけれど、残念ながら暗殺失敗(成功するとしたら最終回だろうし、仕方ないとは言え)。 さて、最後に第三勢力が殺せんせーを狙ってきたかのように描かれているけれど、どうなることやら。素直に読めば訓練中に示唆された暗殺者なんだろうけれど。

未完少女観賞

『未完少女ラヴクラフト』 からラヴ。表紙っぽくしようと思って黒枠をつけてみたら、遺影っぽくなってしまったような気もするけれど気にしない。 昨日、 2巻 のKindle版が配信開始されたので、早速読み始めたところ。感情豊かになって可愛らしくなっている。アンブローズとの遣り取りが微笑ましい。

救いと悔い

『魔法少女育成計画 limited (前)』、『同 (後)』を読んだ。これまでの中で最もシリーズものらしい作りになっていた。 まず、過去作品との直接的なつながりが強い。1作目のキーキャラクタ・リップルが主要キャラクタとして登場したり、 『episodes』発売記念特別短編『スノーホワイト育成計画』(Webで公開) に登場したフレデリカが出てきたりする。これまでは過去作品との繋がりが薄かったので、そういう視点で読んでいなかった。感想を検索して読んでようやく気がつかされたこともいくつか。うーん、勿体ない読み方をしてしまった。 次に、続編を意識した展開になっている。エピローグでも伏線が貼られていているし、 このライトノベルがすごい!文庫 スペシャルブログ : 魔法少女育成計画 に掲載されている『ゴーグルと亀』で後日譚が描かれたりもしている。続編が示唆されているおかげで、読み終えたときの寂寥感のようなものが薄れてしまったのが惜しい。単に自分の読み方が先を急ぎ過ぎているだけなのかもしれないけれど。

踊る打法に

『されど罪人は竜と踊る13』を読んだ。 この巻は短篇集。収録されているのは次の7篇。このうち書き下ろしは最初と最後の2篇だけだけれど、残り5篇全てに加筆改稿があるとのこと。 過ぎ去りし時を見つめて 覇者に捧ぐ禍唄 朱の誓約 しあわせの後ろ姿 黄金と泥の畔 翼の在処 白球を追って 読んだのは4篇。書き下ろしの2篇と、大幅に加筆されたという『翼の在処』。 書き下ろし1篇目はイントロとして位置付けられているように見える。これからともに戦うことになる咒式士との関係が垣間見える。 もう1篇の書き下ろしは、変化球。シリーズ通してこれまでで一番明るい話じゃなかろうか。しかし、咒式無しでも人外の力を発揮できる咒式士達も咒式士達なら、それにスポーツで対抗できる彼らも大概だよなぁ。 『翼の在処』は翼将達の話。これまで描かれていなかった翼将や、翼将間の関係が描かれていた。 登場人物が増えれば増えるほど、大量虐殺が心配になる。さて、第二部はどうなることやら。

メリー・クリスオス

「メリー、クリス――クリス――オス?」 「エックス・オスですね」 「クー子、やっぱり未練を断ち切れていなかったのか……」 「きっとXoth oneとして蘇ってくれますよ」

羊頭苦肉

『天冥の標 VII――新世界ハーブC』を読んだ。サブタイトルが示唆するとおり、ついに『I――メニー・メニー・シープ』の舞台に接続する。 『I――メニー・メニー・シープ』と接続したことは分るのだけれど、どう接続したのかハッキリと理解したわけじゃない。折を見て読み返そう。鳥頭なので、Iの内容を大分忘れてしまっている。 各巻を繋ぐ縦糸に目を奪われがちだったけれど、VII巻に閉じた物語からも目が離せなかった。大枠は閉鎖系で生き残るために少年少女が苦難を乗り越えていくという極限状態でのサバイバルものなのだけれど、閉鎖系の規模や取り得る選択肢の厳しさが桁違い。 選択を下した各人は何を感じていたのだろうか、と想像が止め難い。苦肉の策を次善と信じて選ばないといけない時の、苦渋の決断。自分本位な選択を偽善で糊塗して時の、息苦しさ。選べないまま問題が悪化していくときの焦燥。

2013年に観た映画

「勢いに任せて、本に引き続き映画も振り返ってみよう」 「映画館、DVD合わせて49本観ていますね」 「あと1本で50本あと3本で1本/週以上のペースに達していたのか」 「これも意外ですか?」 「うん。今年は主にMonster Hunter 4をしていた記憶しか……」 「発売してからはそうだとしても、1月から9月までの記憶はドコに……」 「ともあれ、エントリィを振り返って印象的だったのを7本ほど」 「どうぞー」 「まず、 『コッホ先生と僕らの革命』 。実話に基づいたドイツサッカーの始まりの物語。サッカー好きだからか、見入ってしまった」 「サッカー好きじゃなくても楽しめると思いますよ。先生と生徒の関係やある生徒の活躍が素敵でした」 「B級で笑えたのが 『ロンドンゾンビ紀行』 。 『宇宙人ポール』 も面白かったけれど、趣味の悪さはこちらが上(褒め言葉)」 「動きの遅いゾンビとのデッドヒートがシュール過ぎです」 「メカで燃えられたのは 『アイアンマン3』 。 『パシフィック・リム』 も良かったけれど、社長の魅力やコミカルなシーンがあるこちらが好み。1, 2からの積み重ねもあるか」 「社長だけじゃなくてポッツさん大活躍でしたね」 「着地が読めず緊張感を持って観られたのは、『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』と 『クロニクル』 」 「この手の作品は事前知識がない方が楽しめますよね」 「それから別の意味で緊張感が 『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語』 。いつマミさんがマミられるかビクビクしながら観ていたよ」 「そこですか」 「マミさんの出番があって、というかむしろ活躍していて嬉しかった」

恒例の高齢

「『REDリターンズ (原題 "RED 2")』( 公式サイト ) を観てきたよ」 「そう言えば 前作 を気に入っていましたね」 「引き続きヘレン・ミレン演じるヴィクトリアがCOOLだったぜ。あの二丁拳銃を左右にぶっ放すシーンと言ったら!!」 「今回は、新キャラのベイリーとしてアンソニー・ホプキンスも出演されていますね」 「『羊たちの沈黙』のセルフパロディーと思われるシーンがあって笑ってしまった」 「冷静に考えると、惨いシーンも多いですけれどね」 「この手のアクション映画を観るのに、深く考えたらダメだよー」

マテパ

「『サカサマのパテマ』( 公式サイト ) を観てきたよ」 「先日、Twitterで気になるって言っていましたね」 RT @hyuki : 映画「サカサマのパテマ」はたいへんおすすめです。「大切な人を守る」「相手の気持ちを理解する」「信頼に応える」ということをこれだけ体感的に表現した物語は少ないのではないか。 patema.jp posted at 09:57:46 また気になる映画が。 > RT posted at 09:58:06 「うん。『数学ガール』シリーズなどの作者の結城浩さんがおすすめされていたので」 「それで、どうでした?」 「『体感的に表現』の意味がよく分ったよ。肝が冷える、というか、足がすくむというか、高いところから下を見下ろしたときのあの感覚が本能に訴えかけてくる」 「設定のたまものですね」 「上手い設定だよなぁ。映像的にも面白いし。サカサマのパテマの視点だと、見慣れた世界が不思議に見える。『借りぐらしのアリエッティ』で描かれたアリエッティ視点の世界を見たときに感覚を思い出したよ」 「見慣れたものでも、向きやスケールが違うと新鮮に見えるということでしょうか」 「〈ヴュジャデ〉ってヤツだね」 「あと、変わっているなと思ったのが、カメラでの撮影を模した演出。パンやズームイン・アウト回転が使われていたり、雨のシーンではカメラに水滴が付いているような絵になっていたりした。中でも回転は、サカサマが入れ替わる瞬間に使われていて効果抜群だった」 「逆に言うと〈サカサマ〉が、信頼に応えることにも見えている世界の違いにも映像にも効いているということですよね」 「つくづくよく考えられているなぁ」

2013年に読んだ本(読書・新書編)

「漫画、小説に続いて最後はその他の本もろもろを振り返ってみたよ」 「何が印象的でしたか?」 「ちょっとずつ歯ごたえがある技術書を読めるようになってきたことかなぁ。具体的にはこの辺り」 エンタープライズ アプリケーションアーキテクチャパターン Effective Java 第2版 レガシーコード改善ガイド ドメイン特化言語 エリック・エヴァンスのドメイン駆動設計 人月の神話 「ちゃんと理解できているとは、口が裂けても言えないけれど、所々使えるところも出てきたりするようになってきた。『Effective Java 2nd Edition』をずっと前に最初に読んだときなんかサッパリだったからなぁ」 「ちょっとずつ双司君の方に理解できる準備が整ってきたということでしょうか」 「かもね。難しくて分らないと手軽なものを探したくなることもあったけれど類書もないし、苦労して読んだ甲斐があったよ」 「そういう労がないと、印象に残らなかったりしますしね」 「労と言えば、邦訳が出る気配がないので諦めて"xUnit Test Patterns"を英語で読み始めた。根を詰めると十中八九挫折するから、ちょっとずつ読み進めよう」 「来年の目標が決まりましたね」

2013年に読んだ本(小説編)

「 昨日の2013年に読んだ漫画振り返り に引き続き、今日は小説だ!!」 「テンション高いですね」 「メリハリをつけてみようと思って」 「あ、戻った」 「ではいつものノリで。小説はクトゥルフもののラノベが豊作だった」 「漫画に引き続き 『這いよれ!ニャル子さん』 ですか?」 「その11巻も面白かったけれど、他にも 『うちのメイドは不定形 1』 、 『同2』 、 『未完少女ラヴクラフト』 と3シリーズもあったよ。どれも違ったテイストでそれぞれに面白かった。ニャル子たちは相変わらず残念でかわいいし、メイドのテケリさんはほんわかしているし(と思いきや2巻で急展開)」 「『未完少女ラヴクラフト』はどうでしたか?」 「意外にも王道を行っていて、ビックリした。表紙が全集のパロディで、御大美少女化という変化球というか危険球は完全に見せ球で、読んでみたらクラシカルな印象さえ受けるダークファンタジー」 「『未完少女ラヴクラフト 2』ももう出ていますね」 「うん。12月27日に出るKindle版を予約注文済み。それに加えて、来年発売される『這いよれ!ニャル子さん 12』も楽しみ」 「ラノベ以外では?」 「SFの 『夢幻諸島から』 と 『白熱光』 が衝撃だった。前者が幻想譚めいていて強い余韻が残るのに対して、後者はひたすらハードで見事な斬れ味のラストだった」 「『白熱光』は、 Togetterに感想を集めて いますよね」 「うん。このハードさやあのラストを、どう感じているか気になって。 『夢幻諸島から』は既にまとめてくれていた方がいた けれど、『白熱光』はまだなかったので自分で作ってしまった」

2013年に読んだ本(漫画編)

「さて、 昨日 は、今年読んだ本の冊数を振り返ったわけで」 「今日は、去年よりもグッと冊数が増えた漫画について、振り返ってみましょう」 「と言っても、昨日も言ったとおり、単に 『マギ』 19冊と 『暗殺教室』 6冊が増えただけなんだよね」 「新シリーズに手を出して、一気に増えたというわけですね」 「うん。でも、一番よく読んでいるのは、それじゃなくて 『這いよれ! スーパーニャル子ちゃんタイム』 シリーズだと思う」 「そんなに面白いんですか?」 「うーん、無茶苦茶面白くてハマってるというわけじゃないんだよね。なんなんだろ? 手軽さがいいのかなぁ? 物語がないから、かえってどこからでも読み始められてどこでも終えられる。あと、ニャル子とクー子がかわいい」 「正義ですね」 「邪神なのにな」

2013年に読んだ本(はじめに)

「今年も残すところあとわずか。というわけで、今年読んだ本と映画を振り返ってみよう」 「このブログを始めて6回目の年越しですね」 「これまでの年末に書いたエントリィを振り返ったけれど、振り返ったり振り返らなかったりしてるね」 2008年: 2008年の読書を振り返る 2009年:振り返りなし 2010年:省みず(退いたり媚びたりはした) 2011年: さよなら2011 2012年: 良いお年を 「今年はこれで3年連続ですね」 「来年もできるといいな。さて、まずは本から。ラベルごとに読んだ冊数は次の通り。2013/12/20時点の集計なので、もう数冊増えると思う」 読書 : 39冊 小説 : 64冊 新書 : 2冊 漫画 : 44冊 合計: 148冊 「去年と比べたら、このようになりました。なお、グラフ作成に使ったRスクリプトは今年も Gist に」 「去年と比べると、漫画が26冊も増えていますね」 「 『マギ』(既刊19巻) と 『暗殺教室』(既刊6巻) が主な理由だと思う。マギ面白い。アリババ君の扱いがヒドいのがいい」 「その他はほぼ横ばいと言ったところでしょうか」 「本当だ。多忙感や Monster Hunter 4 の発売で、あまり読めなかったような気がしていたんだけれど、そんなことなかったんだ」 「代わりに何が犠牲になったのか気になるところです」 「うーん、と、健康?」 「風邪、何度もぶり返してましたね、というか、今も風邪気味ですよね?」 「しかし、こうしてざっとエントリィを振り返ってみると、今年は良い本を沢山読めたなぁ。漫画だと――」 「と、長くなりそうなので、次回に続きます」

立待月

『ストレンジムーン 2 月夜に踊る獣の夢』を読んだ。 一気に物語が立ち上がった 1 と比べると、ゆっくりとした進み具合。現在と過去に焦点が当てられた巻だったと思う。混乱が収まり、現状が整理され、皇帝達とキャラバンをはじめ各の因縁が仄めかされた。そして、今回の事件を引き起こしているキーとなる存在が垣間見えたところで、次巻へと続く。 『パラサイトムーン』から読んでいる身としては、翁居夢路の過去が描かれたのが読みどころだった。フェルディナンの名前も出てきたし、『パラサイトムーン』では明かされなかった謎に迫っていくのかも知れないと思うとワクワクする。 新キャラクタでは、羽矢多がナイスミドル。1巻でもそう感じていたけれど、2巻でますます確信を深めた。複雑な立場にいて、これからどう動いていくのか目が離せない。余談だけれど、アニメ『シンフォギア』の師匠(風鳴 弦十郎)みたいなんだろうなぁ、と最初にイメージして以来、そこから全然離れられない。さらに余談だけれど、『シンフォギア』3期の制作が決まったみたいで、また師匠の活躍が観られるかと思うと、期待している。

この子も金で動くん?

「双司君、注文していた リボルテック ダンボー・ミニ Amazon.co.jpボックスver が届きましたよ」 「待ってました。って何者ッ!?」 「あ、すみません。顔の向きが。これでよし、と」 「わざとだよね……」 「ちょっと横向いていただけじゃないですか。ところで、 リボルテック ダンボー と並べると親子みたいでかわいいですね」 「こうして並べてみると、Amazon verの方が赤みが強いのが見てとれるね」 「やっぱりこの子もお金で動くんでしょうか」 「ああ、1200円でな……」 「Amazonの倉庫からここまでやってきたわけですね。っていやに生々しい話に」

賛否の悲惨 - 悲惨伝

『悲惨伝』を読んだ。『悲鳴伝』、『悲痛伝』に続く〈伝説シリーズ〉3冊目。 この後は、『悲報伝』(既刊)、『悲業伝』が出る予定で、そこまでで『悲痛伝』から始まった四国編が一区切りになると思われる。ただ、あとがきで冗談めかしてではあるけれど、『悲録伝』なんて書かれているので、実際に出るような気がする。 『悲痛伝』の時点で『悲鳴伝』の伏線回収は期待しなくなったけれど、それを抜きにしてもこの巻、これだけ厚いのにも関わらず、話が進まない。このタメが次の『悲報伝』で解放されるといいな。

ネオクー子炎上

「『這いよれ! スーパーニャル子ちゃんタイム 4』を読んだよ」 「 3巻 から約8ヶ月ぶりですね」 「待ってました!!」 「今回の表紙はニャル子さんのアップですね」 「めずらしく弱気なところや健気なところも見られて良かったよ。すぐ台無しにしてしまうところまででワンセットではあるけれども」 「鉄板ですね」 「あと、髪を下ろしてどてら着込んだクー子が別人だった。これはこれで。実際、スゴイカワイイ」 「クー子さん、厚着する必要あるんでしょうか。火の神性なのに。」

しいたけ、山椒、ニンジン

いまいち萌えない娘(いまもえちゃん)を描いてみた。 いまもえちゃんのTwitter背景がイチジクアームズ(戦国ドライバー持っているのか、いまもえちゃん)だったのをキッカケに、期せずして兵庫やイチジクに詳しくなった。 イチジクは兵庫県の特産物。現在、国内のイチジクの大半を占める〈桝井ドーフィン種〉の栽培は、川西で栽培が始まったらしい。 川西市のWebサイトでは「現代いちじく発祥の地」と謳っている。 そこから神戸市、和歌山、愛知へと栽培が広がっていったとのこと。 イチジク食べたくなってきたや。クリーミィで美味しい。手が痒くなるのが欠点だけれど。

ハイ、チーズ

『劇場版 魔法少女まどかマギカ[新編]叛逆の物語』から百江なぎさ。 描いていると色々なことに気がつく。 あ、おへそ出てる。 帽子の横から髪が出ているってことは、穴開いてる? カボチャパンツ?描くの楽しい。

魔獣と銃

『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編]叛逆の物語 (2)』を読んだ。マミさんのシーンが多くて嬉しい。 劇場で観て見入ったほむらとの戦闘シーンはこの巻。おお、マンガだとこう表現されるんだ、と改めて新鮮な気持ちで読めた。劇場で観た時は、銃での近接戦闘ということで『リベリオン』を思い出したけれど、こうして弾数を観ると『シューテムアップ』にも通じるものがある。あるいは、シューティングゲームの弾幕にも。 マミさんが活躍してくれて満足です。 それはともあれ、テレビアニメ版のコミカライズの時より、ずっと表現に振れ幅が出ていて、すごい。犬カレー空間とはまた違った独特の雰囲気が出ていて素敵。 1巻の話になるけれど、ナイトメアを昇華させるシーンの絵柄のタッチが面白い。アニメでは魔女の結果の中でも魔法少女達は姿を保っていたけれど、この作品ではデフォルメ?された彼女達が見られる。 さやかの凄みのようなものも漫画の方が強く感じられた。映像だと垣間見える程度の瞬間が、漫画では1コマとして引き延ばされるからだろう。 ほむらの描写もパンチが効いている。この後どう描かれるか、最終3巻が楽しみ。テレビアニメ版のコミカライズでは、追加されたシーンがあったけれどこの新編ではどうなるのかな? と。

ナイトメアたにたまにまたとない雨

『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編]叛逆の物語 (1)』を読んだ。本作は、テレビ版のコミカライズと同じ方による、劇場版のコミカライズ。 まず、表紙が目を惹く。色の選び方が、これまでと比べて華やかになった。彩度が高くなっている。コントラストも強めかな? そして、描かれているのは、まどかとほむら。 『魔法少女まどか☆マギカ (3)』 と同じ組み合わせだ。配置も同じで、左にほむら。右にまどか。何だかつながりを感じる。 ページをめくると、劇場でも観た映像を思い出す。もちろんコマ数が違うから情報量は落ちているのだけれど、自分のペースで読み進められる分、落ち着いて味わうことができる。落ち着いているのは、展開が分っているということもあると思う。この先どうなるんだろう? という不安がないから達観・諦観めいた気持ちになっている気がする。

切り返し織り込み済み

「『魔法少女おりこ☆マギカ [別編]』を読んだよ」 「 『魔法少女おりこ☆マギカ』 のサイドストーリーですね」 「うん。キリカが主役の『noisy citrine』、織莉子が主役の『symmetry diamond』、それからボーナストラック的な位置づけの『the last agate』の3本立てだった」 「どうでしたか?」 「キリカと織莉子の新しい側面が見られたのがよかった。素直な展開が多くてちょっと食い足りなかったけれど」 「数話ずつの短中篇ですからね」 「そやね。ところで、『[新約]魔法少女おりこ☆マギカ~sadness prayer~』も連載されているようで」 「そちらも楽しみですね」 「Yes!!」

Amaの箱だって

「 【Amazon.co.jp限定】 BE@RBRICK Amazon.co.jp version を買ったよ」 「ぴったりサイズの箱に入っていますね」 「うん。これに入れて送られてきた。そのあたりの様子は以下のツイートに」 Amazon限定のベアブリックが届いたよ!! http://t.co/MRgrmH5xyw — 鏡双司 (@SO_C) 2013, 12月 12 開封したら座ってた。かわいい。 http://t.co/k6vAD8ZXz3 — 鏡双司 (@SO_C) 2013, 12月 12 顔はこんな感じ。 http://t.co/mxrGkcJhZt — 鏡双司 (@SO_C) 2013, 12月 12 後ろでにやっとしてた。そして、背中は開くらしい。 http://t.co/g9DXOdFApY — 鏡双司 (@SO_C) 2013, 12月 12 「これくらいのサイズだと箱も置いておこうかな。大抵は捨ててしまうのだけれど」 「容赦なく箱も捨てるようになりましたよね」 「前は開封していなかったんだけれど、並べたくなって」

進路と試論

「『進撃の巨人(12)』を読んだよ」 「エレンさんとユミルさんが連れ去れたところからでしたっけ?」 「そうそう。12巻では、ミカサとクリスタはじめ調査兵団が奪回に来るよ。それからハンネスさんも」 「エルヴィン団長やリヴァイ兵長も来ていましたね」 「まさにオールスター。そして、そこからの……」 「劇的な巻でしたね」 「うん、キャラクタの関係にも物語にも転機が訪れた感がある。あのキーワードの謎はいつ明かされるんだろう?」 「というわけで、4月発売の13巻をこうご期待!!」

透けるスケール

「グレッグ・イーガンのSF小説『白熱光』を読んだよ」 「短篇集 『プランク・ダイブ』 の時以来、約2年振りですね」 「今度は長篇で、短篇以上に読むのに疲れたよ。ただでさえ難しいのに、章ごとに視点が交互に入れ替わって、頭の切り替えが大変だった」 「なんて言いますが、読むの速いですよね。今回も2日で読んじゃっていますよ」 「正確な理解は放棄気味なので」 「それでいいんですか?」 「雰囲気を楽しめたから、いいんじゃないかな」 「娯楽としてはそうかもしれないですね」 「何が楽しかったって、奇数章と偶数章のバランス。この手の構成の小説を読んでいると、一方が気になって他方を飛ばし読みしがちなのだけれど、この作品はどちらも気になって気になって」 「それはページを捲る手が止まりませんね」 「魅力の一つは、各章で描かれる世界の、振れ幅の大きさ。とてつもないスケールだった。時間しかり、大きさしかし、技術レベルしかり、知識レベルしかり」 「それでも、1冊の作品になっている以上、接点はあるんですよね?」 「そこを読み解くのも、また楽しみの一つ。翻訳者や用語をチェックされた方による情報が参考になるかと。 作者による解説ページ も読めたら、もっと面白いんだろうけどなぁ」 板倉充洋さんが作ってくださったグレッグ・イーガン『白熱光』(新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)の科学・数学関連の解説ページはこちら http://t.co/fJnaZU3K9C 。作品を読む前に読んでも全然意味がわからないと思いますが、完全に自力で読もうという方以外は(続 — 山岸真(P.N) (@ymgsm) 2013, 12月 8 続)「2章:スプリンターの図」 http://t.co/Bj1JiFMo2Q はとくにお役に立つと思います。あと、6章、8章、12章(追記あり)、20章も各ページの図があるとわかりやすいかも。 — 山岸真(P.N) (@ymgsm) 2013, 12月 8 続)訳者あとがきのうち405から409ページにも設定・話の枠組みをかんたんにまとめましたので(一段落だけ警告後にネタバレあり。410ページ以降は後半の内容にかなり触れています)、読んでいてごちゃごちゃしてきたら見ていただくと、少しは役に立つかなと。 — 山岸真(P.N) (@ymgsm) 2013,

Drink Repeat Youself

「アサヒビール神奈川工場を見学してきたよ」 「試飲に釣られましたね」 「目的じゃないとは言わないけれどな」 「ともあれ、綺麗なところですね」 「うん。広さは東京ドーム9個分もあって、でもその半分以上は緑地だそうだ」 大きな地図で見る 「東京ドーム1つで約47000m 2 ですから、9倍すると423000m 2 。その半分となると、211500m 2 ですね」 「で、この広さで働いているのはたった300人くらいなんだって」 「東京ドームの収容人数が55000人となっているので、詰めたら55000×9÷2=247500人くらいは入れるんでしょうか」 「設備が大半だからそういうワケにはいかないだろ。けれど、それを差し引いて考えても、人少ないよなぁ」 「でも、トータルではもっと沢山の人が関わっていらっしゃるかと。工場だけじゃなくて、原材料の生産から流通・販売まで考えないと成り立たないので」 「生産はそれだけ機械化されているってことか。あいにく休日の見学だったので、稼働していなかったけれど」 「生産自体は機械化されて、そのメンテナンスを人が行うことになっているんでしょうね、きっと」

D3bE2

『エリック・エヴァンスのドメイン駆動設計』をようやく読み終えた。これを噛み砕くには、まだまだ力不足だった感がある。翻訳された方の ドメイン駆動設計入門 - Digital Romanticism を読んで、なるほどそういうことが書いてあったのか、と思ったりしている。 でも、 『Java言語で学ぶリファクタリング入門』 も 『Java言語で学ぶデザインパターン入門 』 も 『エンタープライズアプリケーションアーキテクチャパターン』 もそうだったように、いつかふと思い出して役に立つ日が来るかも知れない、と思って読みきった。 この本では、あるサンプル・モデルを成長させながら、ドメイン駆動設計について解説している。でも、実際には既存ソースコード(ドメイン駆動設計されたとは限らない)を読みながら、それが表現するモデルを推測することが多い。だから、第17章で紹介されている「まず評価する」が面白かった。 そこでは、現在の状況を明確に評価する方法として、以下が紹介されている。 〈コンテキストマップ〉を描くこと。一貫したものが描けるか、それともあいまいな場所があるか? プロジェクトで言語の使われ方に注意を払うこと。〈ユビキタス言語〉はあるか? それは開発を支援できるくらい豊かであるか? 何が重要であるかを理解すること。〈コアドメイン〉は識別されているか? 〈ドメインビジョン声明文〉はあるか? それを書くことはできるか? プロジェクトで使われている技術は〈モデル駆動設計〉に向いているか? チームの開発者は必要な技術スキルを持っているか? 開発者はドメインについてよく知っているか? ドメインに関心を持っているか?  ここが面白かったと感じるのは、現状把握が出来ていないと不安だからだと思う。でも、分析は目的ではない。分析麻痺に陥ったり、分析だけで燃え尽きたりしないように、バランスを取らないといけない。 冒頭に書いた通り、まだ噛み砕けていない部分が大半で、表層を撫でただけだと思う。上の方法も、ぼんやりとしたイメージでしか捉えられていない。ふと思い出したら(あるいは必要にかられたら)、また読み返そう。 なお、感想ツイートの不完全な一覧は、 『エリック・エヴァンスのドメイン駆動設計』の自分の感想まとめ - Togetterまとめ 。参考と覚え書きを兼ねて

傅く加湿器

「家にも仕事場にも加湿器を導入したよ」 「9月末から10月にかけて、体調を崩しがちでしたもんね」 「薬局の人に「リピーターになりそうですね」なんて言われる始末!!」 「そこで加湿器ですか」 「ウィルスは湿度に弱いはずだからな。ついでにドライアイ気味のこの目にも潤いを」 「写真を見ると、自然気化タイプのを置くようにしたみたいですね」 「うん。こっちは家用。 Rocca RC-KP1302 。写真はないけれど、仕事場に導入したのも、自然気化タイプ。ただ、メーカは違って、ミクニの ちょこっとオアシスプラス っての」 「自然気化タイプにこだわりでもあるんですか?」 「蒸気が出るタイプだと結露が心配で。あと電源の心配をしなくても良いところがいい」 「意外と考えて買っているんですね。色がアマガエルみたいだから、とかそんな理由で選んだのかと思いました」

えあ! えあ!(2)

「iPad1を買ったときのエントリィを読み返すと、思惑がちっとも当たっていませんね」 今更まっさら 希望とキーボード 「あまりの慧眼の無さにビックリするね!!」 「まず、そもそもiPad1を買ったきっかけで、2が発売されて型落ちになって値下げされたからでした。その時点で早々に性能不足に陥ることが運命付けられていたんじゃ……」 「それは〈後知恵バイアス〉というやつ……なのかな。うーん、ムーアの法則がタブレットにも当てはまるんじゃないかと想像していたら、もう少し待っていたかも」 「でも、iPadが2を出した時点でさえ、有力な対抗馬いませんでしたしね」 「そうなんだよね。フォローありがとう。で、iPad3出たら出たでコネクタがLightningに変わっちゃっていて、キーボードが使えなくなるから、替え辛かった」 「もともと、このBlogの更新が、iPad1とキーボードをセットで買った理由の一つでしたもんね」 「うん。でも、結局のところ、全然それはやってない」 「さっき言っていた日本語入力の問題ですか?」 「それが一番大きい。あと、痒いところに手が届かないから、最後はPCでの作業も必要になるから、だったら最初からPCで、となっていた」 「なるほど。それじゃあ、iPadは何に使っているんですか?」 「電車や布団の中でKindleやiBookesで本を読んでいるのに使っている。あと、台所でRadiko流しながらCookpad参照したり、テレビみながらTwitterしたり」 「そうやって持ち運ぶなら、ケータイじゃダメだったんですか? この間、Serie shl22に替えたばかりじゃないですか」 「うーん、逆にSerie shl22に替えたから、Airの方がより魅力的に。Infobar A01からSerie shl22に替えて画面が大きくなったから、miniの大きさが中途半端になっちゃった。あと、Airが無茶苦茶軽いというのも大きい。miniと100gくらいしか変わらない。厚さだって、冒頭の写真の通り」 「その辺りの事情をもろもろ考えて、Airにしたということですか」 「うん。そんなところ。性能的にも物理的にも軽いというのが素敵」

えあ! えあ!(1)

「iPad1を買ってから、2年と9ヶ月弱。アップグレードするためにiPad Airを買ったよ!!」 「iPad Air自体は今月発売ですが、アップグレード自体は1年前から考えていましたもんね」 mini 16GB Wi-Fiは30000円弱。iPad1が物理的にも性能的にも重たくなってきたので物欲が。黒あるし。 / 7.9インチ「iPad mini」と超高精細ディスプレイ搭載の「第4世代iPad」が登場 - GIGAZINE gigazine.net/news/20121024-… posted at 08:32:15 「アプリもしばしば落ちるし、日本語入力ももたつくしで、使用に耐えなくなってきてな。今日までよく耐えた」 「スペック不足ですよね、きっと」 「多分ねー。CPUもシングルコアだし、メモリも256MBしか積んでいないし」 「それに比べてiPad AirだとCPUはデュアルコア、メモリは4倍の1GB積んでいますもんね。サクサクですか?」 「そりゃあもう。あと、性能以外のところでは、iOSが6からアップデート対象外になっていたたのも辛い。iOSが5で時間が停まっているよ……」 「今はもう7ですもんね」 「1世代なら気にならないんだけれど、2世代もビハインドだと気になって」 「おかげで 『パチンコガンダム駅』 を見られなかった。一生の不覚」 「そんなに悔いることですか?」 「いや、全然」

smooth snoopy

スヌーピー展 に行って来た。写真は、ごく初期のスヌーピーのフィギュア。今のスヌーピーとは、かけ離れている。 スヌーピーは「悩んだときに元気が出る」本として売り出されていたりするけれど、自分にとっての魅力はそんなポジティブなものじゃない(『A PEANUTS BOOK featuring SNOOPY』の1, 2巻を読んだだけだけれど)。 時にシニカル、時に無情だったりして、その噛み合わなさ具合こそが魅力的。読んでみればすぐに気がつくけれど、みんな人の話を聞いちゃいない。でも、何だかピースフル。不思議だ。 何て書いていたら、もっと読みたくなってきた。そろそろ3巻を読もうかな。

みずはのはずみ

SF小説『みずは無間』を読んだ。キッカケはTwitter。タイムラインにタイトルが複数回現れた上に、グレッグ=イーガン好きに薦められていたので、早速読んでみた。鉄は熱いうちに打て。 読んだのはKindle版。Kindleだと、その場ですぐ買えて読めてしまう上、場所を取らないからあまり買った実感が湧かない。何にいくら使ったか記録して、買い過ぎないように気をつけないと。 なるほど、確かにグレッグ=イーガンの作品に通じる設定だ。主人公のおかれた境遇から、円城塔の『バナナ剥きには最適の日々』も思い出す。あるいは、『天冥の標 V――羊と猿と百掬の銀河』も。 一方で、グレッグ=イーガンの作品はその設定とテーマが直結しているのに対して、この作品のテーマは設定ではなくて、あくまで人に見える。文章から感じられる雰囲気もとてもウェットで、有り体にいうと苦手だ。読んでいてあまり楽しい気分にならない。自分がSFやミステリィを好んで読んでいるのは、ウェットな恋愛要素が薄い傾向にあるからだったりする。 ともあれ、食い合わせが悪そうなこの二つの要素が絡み合って、SF設定のハードさにもかかわらずスラスラ読めたのは、面白い感覚だった。読み甲斐がある作品には違いない。 以下は余談。「みずは」と聞いて真っ先に思い出したのがMonster Hunterシリーズの「ミズハ装備」。でも、その前にどこかで聴いたことがあるなと思って、ちょっと検索したら日本神話に「ミヅハノメ」という神様が見つかった。これかもしれない。名前から想像できる通り水の神様。「みずは」が言っていた人が欲しがるものに繋がる。

大きなのっぽの漫画家

漫画『岸部露伴は動かない』を読んだ。この単行本は、あちこちに単発で掲載されていた『岸部露伴は動かない』シリーズを1冊にまとめたもの。『六壁坂』しか読んでいなかったので、こういう形で発売されて嬉しい。 収録されているのは、『懺悔室』、『六壁坂』、『富豪村』、『密漁海岸』と、『岸部露伴、グッチに行く』の5作品。どれもちょっと不思議な物語。善人でも悪人でもない露伴先生が素敵だ。

狂竜化恐暴竜は来ないのか

CAPCOM FIGURE BUILDER Monster Hunter 怒りVer.2 からイビルジョー怒り状態。 イビルジョーと言えば、イビルジョーが狂竜化しないのはどうしてだろう。ラージャンも狂竜化しないから、古龍級の危険度を持っているモンスターは狂竜化しないんだろうか。 どちらも狂竜化したら恐ろしいことになりそう。パワー重視のイビルジョーにスピードが備わったり、端からスピードのあるラージャンがさらに高速化したり、と。 そのうちイベントクエストとして配信されたりしないかな? ちょっと戦ってみたく思う。高レベルのギルドクエストがG級 (下手したらそれ以上) の攻撃力だから、難易度調整は狂竜化しない理由にならないと思う。

不定形、再開しけり

「『うちのメイドは不定形 2』を読んだよ」 「 1巻を読んだとき、2巻のKindle版を待ち焦がれていました よね」 「1巻をKindleで読んだからさ、シリーズの途中で切り替えるのが気持ち悪くて」 「本棚が歯抜けになりますもんね」 「それはさておき、2巻になったら急展開だったよ。1巻で印象的だったのは、テケリさんの魅力だったけれど、2巻では伝奇的な不気味さが前に出てきている」 「クトゥルフものらしくなってきたということですね」 「不穏さが最も強いのは、意外にも主人公のトオル。何か隠していることが仄めかされているのだけれど、異常事態への適応力の高さといい、どれだけ抱えているのやら」 「主人公に力が隠されているのは、ジュブナイルの王道ですもんね」 「その通りだけれど、これはクトゥルフものだから、その王の衣装は黄色だったりして」

瞬く間にイリュージョン

映画『グランド・イリュージョン (原題 "Now You See Me")』を観てきた。原題の方が、劇中の台詞と対応していて素敵だと思う。 この映画は4人組のマジシャンが怪盗として活躍する話。高校生マジシャンが怪盗キッドとして活躍する『まじっく快人』を思い出す。手先の器用さとか、ミスディレクションの巧みさとか、マジシャンと怪盗には通じるものがあるからだろうか。 無茶だろうと思うシーンも少なくないけれど、なかなか痛快だった。でも、無茶に思ったマジックの中には、実際にできるものもあるんだろうなぁ。マジックを観ていてもどうやっているのかサッパリ分らないことがあるから、全部CGと決めつけるのは横暴だろう。 派手なマジック以外にも、アクション要素あり、サスペンス要素あり、と盛り沢山。ショーマンシップ溢れる映画だった。

終わったクロニクル

先日、映画『クロニクル (原題: Chronicle)』を観てきた。 普通の青年が超能力を得たら、得ても普通のままだったら、という話だった。超能力が手に入ったからって、急に「この力は世界を救うために使わなければ」、なんて使命感に目覚めたりしない。序盤、しょうもないイタズラをしてはしゃいだりしている様子は、微笑ましい。 中盤を越えたあたりから、普通であるがゆえに、超能力に振り回され始める。超能力ではうまくいかないことがあったり、制御しきれずにやり過ぎてしまったり。このあたりから、だんだんと映画は不穏な空気に支配され始めて、何となく嫌な予感がするようになってきた。 そして、終盤。一気に盛り上がりを見せてくれる。鑑賞中、主人公の行く末を気にさせてくれた巧い映画だったと思う。

広がり晴れ沈む

This work by SO_C is licensed under a Creative Commons Attribution-ShareAlike 3.0 Unported License . 「天皇賞に行って来たよ」 「2年振りですね」 「残念ながら、今回は外れてしまったよ」 「ビギナーズラックが尽きたようですね」 「でも、天気は良かったし、芝生で飲むビールがうまかったのよし」

雨中の祭

「川越祭に行って来たよ」 「雨ですね」 「夕方まではなんとかもっていたのだけれどね」 「あいにくでしたか。でも、光が柔らかくなっていいですね」

ケロケロ

「伊勢に行って来たよ」 「式年遷宮がありましたからね」 「予想以上の混雑と新幹線の時間の兼ね合いで、内宮には行けなかったけれど……」 「そんなに混雑していたんですね」 「うん、かなり余裕をみておいただけれど、それ以上だった。残念」 「でも、外宮へのお参りや近くの観光はできたんですよね?」 「うん。色々回ってきたよ。それに、鳥羽水族館でカエル見てきた」 「ということは……」 「今回はカエル特集。苦手な方もいるとは思うけれど、好きな人は好きなので気にし過ぎない!!」 「ものっそい睨んできてますね」 「黒目が小さいからだろうね。ボスっぽい」 「黒目が大きいと、こんなにクリッとした感じになるのに」 「小動物系ですね」 「小さい動物という意味では、小動物そのものじゃね?」 「最後は変わった色のを」 「ヤドクガエルほど派手じゃないし、擬態というには他にあまりない色ですね」

救助の窮状

「サンダーバード博に行って来たよ」 「また随分と前の話を」 「9月22日だからもう2ヶ月も前の話か。ともあれ、メカや人形が沢山見られて良かった。展示内容は、もう一声欲しかったけれど」 「もう一声って?」 「サンダーバードとは直接には関係ない展示がやや目立って、人形劇の世界に浸りきることができなかったのが、ちょっと不満」 「何が展示されていたんですか?」 「ロケットに使われている素材とか、先端科学に関するモロモロ」 「関連する現実の技術ということでしょうか」 「いまいち関連が見えないものもあったけれどね」 「双司君が知らないだけで、どれかのエピソードには関連していたとか?」 「だとしたら、それも解説して欲しかったな。でも、ドラえもんやアトムに憧れたロボット研究者がいるように、国際救助隊に憧れている研究者もいるかも、なんて想像を膨らませたら、面白くなってきた」

Tail End

「『終物語〈上〉』を読んだよ」 「〈上〉ということは、複数巻構成なんですね」 「『続・終物語』という続編が予告されているのにね。『恋物語』の時といい、どれだけ焦らすつもりなんだか。予告されていた『おうぎダーク』もお預けみたいだし」 「代わりに新キャラ育さんが出てきましたね」 「彼女のとの関係性も含めて、今回は暦の過去の精算といった趣だったね」 「でも、扇さんの狙いは未だに分りませんね」 「うん。さっぱり。羽川さんが警戒するあたり、暦に敵対的なのかと思いきや、今回は暦の過去の精算を手伝っているようにも見える」 「でもそのキッカケも扇さんだったりするので、精算させているようにも見えません?」 「そうなんだよね。物語を生んでは終わらせている」 「そういう意味ではミステリィの探偵的ですね」 「探偵がいないと事件が起こらないというメタ視点も込みで考えればそうだよなぁ。『おうぎダーク』と『鬼物語』の〈くらやみ〉を結びつけると、怪異ですらない存在なのかなぁ」