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1月, 2014の投稿を表示しています

時の扉をノックノック - ノックス・マシン (電子オリジナル・コンデンス版)

『ノックス・マシン (電子オリジナル・コンデンス版)』を読んだ。本書は、4篇からなる『ノックス・マシン』から、『ノックス・マシン』と『論理蒸発―ノックス・マシン2』をピックアップしたもの。 前者は 『超弦領域』 で読んでいたけれど、細部をすっかり忘れていた(読み始めてしばらくしてようやく既読だったこと気がついたくらい)ので、『論理蒸発―ノックス・マシン2』と続けて読めて良かった。2篇まとめて読んだ今回の方が、単品で読んだときよりずっと面白かった。 しかし、これ『2014このミス』で1位だけれど、ミステリィなんだろうか? どっちかというとSFじゃなかろうか? コニー・ウィリスのオックスフォード大学史学部シリーズ( 『犬は勘定に入れません』 、 『ブラックアウト』、『オールクリア1・2』 )を、ミステリィ史に特化させるとこんな感じになるような気がする。加えて、円城塔作品で扱われたような物語の生成や 『後藤さんのこと』 的な量子理論での遊びも入っていると想う。 自分は、ミステリィもSFも好きなので、楽しかった。ミステリィについては、ブラウン神父の名前が懐かしく、その作者の G・K・チェスタトンについて色々知ることができて良かった。 SFについては、電子書籍が燃える現象やそれへの対抗手段の説明に勢いがあってワクワクした。 よくこんなもの書けたなぁ。いや、よくぞこんなものを書いてくれた!!

繋がり長続き - ビブリア古書堂の事件手帖 (5)

「『ビブリア古書堂の事件手帖 (5) ~栞子さんと繋がりの時~』を読んだよ。表紙の栞子さんが横顔じゃない!! しかもメガネだ!! トドメに本文中でもこれまでになく可愛らしい感じだ!!」 「落ち着いて下さい」 「では落ち着いて思いつくままに感想を。語り手は五浦だけれど、主人公は栞子さんだよなぁ。五浦や智恵子との関係で思い悩み、登場人物の中で一番大きく揺れ動いている」 「五浦さんも思い悩んでいるのに、あまり心配になりませんよね」 「うん。危うげな栞子さんと違って、何だかタフそうな印象、五浦は」 「しかし、栞子さんとお付き合いなさったら智恵子さんのことをお母さんと呼ぶことになるんでしょうか……」 「想像できねぇ……」

そして誰がいなくなるのか - 僕だけがいない街 1~3

「『僕だけがいない街』を1巻から3巻まで読んだよ。Kindleで」 「昨日、一昨日に引き続き、漫画三昧ですね」 「ランキング1~3位を独占していたし、レビューをザッと見た感じ面白そうだったし、キャンペーン価格で既刊3巻全部で約500円と安かったので、合わなくてもダメージは少ないと考え、読んでみた次第」 「それで、どうでしたか?」 「ぐいぐい引き込まれたよ。大枠はタイムリープもので、これから起こることを知っている犯罪を、主人公がどうにか止めようという話」 「『STEINS;GATE』を連想しますね」 「うん。でも、印象は重ならない。タイムリープを制御できずループしないからかな。幼少期から始まっている大きな謎と、目の前に迫る危機とが絡み合いながら進んでいく」 「絵柄も全然違いますしね」 「続きが気になるなぁ。早く出ないかなぁ」

Dear White Lady - デッドマン・ワンダーランド1~13

「『デッドマン・ワンダーランド』の既刊1~13巻を読んだよ。Kindle版が安くてな」 「 昨日 に引き続きこの人は」 「アニメを観ていたのだけれど、中途半端なところで終わっていたのが気になっていたこともあり」 「イラストはヒロインのシロさんですね」 「うん。どのキャラも病んでいるから、シロだけ何もないなんてことはないだろう、と予感していたけれど想像以上だった。一見いい性格をしているけれど、その実人間味のある水名月とは対称的」 「水名月さんは中盤以降はどちらかというと、明るさが目立っていましたよね」 「うん。水名月に限らず、終盤にもう一波乱あるかと思っていたけれど、それがなくてちょっと肩透かし」 「シロさんと主人公ガンタさんの関係にフォーカスしていましたからね」 「男キャラだと、ガンタよりクロウこと千地の方がズッパシ格好良かったな」 「男気溢れていましたね」 「人気あるのかな? 11巻限定版に付属のOVAで描かれたのは千地の過去らしいし。ともあれ、キッチリ終わらせてくれていたことが嬉しい。しっかりと構成されていたんだろうな、と感じられるエンディングだったよ」 「色々と事情はありましょうが、無理矢理畳んでいる印象を受けると、最後の最後で醒めてしまいますもんね」

日常のある日常 - 日常1~9

「『日常』の既刊 (1~9) を読んだよ」 「また一気に」 「Kindleで安くてな。電子書籍だから場所も取らないし」 「はいはい」 「しかし、これ〈日常〉って銘打っているけれど、いわゆる 〈日常系〉 とは一線を画している。こんな日常あってたまるか!!」 「最初に登場する東雲なのさんからして、ロボ女子高生ですしね」 「うん。背中にネジ回し付いているもんな。でも、そのなのが登場人物の中で最も日常的な日々を送っているのが逆説的だ」 「他の方はどんな日々を送っているんですか?」 「うーん、言葉にしにくいんだけれど、何と言うかまぁロックだ」 「便利な言葉ですね」 「何て言うと良いんだろうなぁ。既知の作品で無理矢理例えると、『あずまんが大王』を舞台に『魁!!クロマティ高校』的なネタが繰り広げられる感じ」

何者ですか? - 坂本ですが? 1, 2

「『坂本ですが? 1』『同2』を読んだよ」 「希ですが?」 「だから何だよ!!」 「さあ?」 「…………」 「さて、気を取り直して」 「はい。坂本ってリアクションを取りづらい行動をとっているよなぁ。こんな行動を躊躇いなく取れるところが素敵だ」

strike test like - xUnit Test Patterns

"xUnit Test Patterns"を読んでいる。1ヶ月ほどかかってようやくPart IのChapter 6. Test Automation Strategyまで進んだ。ここまでの感想を書いておく。Part Iは全14章で校正されているから、だからまだ半分もいっていないけれど、抽象度の高い話が終わったみたいでキリが良さそう。Chapter 7. xUnit Basics以降は、パラパラめくってみたところ、ここまでと比べて随分と粒度の細かい話になっているみたい。 十全な理解にいたってはいないけれど、体系立てて整理してあるおかげで、どこに何が書いてあるかはおおよそ把握できていると思う。各章各章で丁寧に書いてあるので、少しずつ読み進めることがしやすいのもありがたい(そのせいで多少冗長な印象を受けることもあるけれど)。 この後は、復習と体系的な把握のために、Chapter 7以降を流し読みするつもり。最後のChapter 14. Roadmap to Effective Test Automationは章タイトルから見るに、少し抽象度が高そうなので、先に読むつもり。無事Part Iを読み終えられたら、パターンの把握のためにPart II. The Test Smells, Part III The Patternsをざっと眺めよう。

早く寝る・よく寝る・寝る寝るね - 時間の分子生物学

『時間の分子生物学』を読んだ。 人間には概日周期生物時計という「今何時頃か?」を測っている細胞があるという話。遺伝子・DNAの基礎から解説してくれているので、少なくとも分かった気にはなれる。ものすごく雑に言うと、化学物質の濃度差で測っているようだ。 そういう科学的な知識だけでなく、雑学的なトピックも面白い。 人間の生物時計は25時間周期だと聞いたことがあるけれど、生物時計の純粋な周期は年齢に寄らずほぼ24時間で誤差も30分程度以内らしい。じゃあ、25時間という数字は何を表しているか、というと、1日の合計では光は生物時計をやや遅らせることだそうだ(25時間の基となった実験では明かりのオン・オフが自由だったので、外部から光をどれだけ浴びるかは被験者次第)。 ではどうやって帳尻を合わせているか、というと、朝の早い時間に浴びた光で生物時計を早めているそうだ。だから、朝早く起きて光を浴びないと夜型の生活は改善されないらしい。つまり、夜早く寝ても悪化を免れる(生物時計が遅れない)だけだ。 ちなみに睡眠不足による眠気は、病気ではないし、「唯一の治療法は、しっかり睡眠時間を確保すること」だけだそうです。残念。断眠(睡眠を取り去ること)でもっとも障害を受けるのは免疫系らしいし、最近体調が良くないのでよく寝て早く起きないとよくならなさそうだ。

Bad Support - シンドバッドの冒険2

「『シンドバッドの冒険2』を読んだよ」 「まだ 1巻 から2ヶ月ほどですが、もう出たんですか」 「早いねぇ。さて、この巻では偶然出会ったイムチャックのアバレイッカク漁を手伝うことになるのだけれど……」 「けれど?」 「あれは手伝ったっていうのかなぁ。手伝われた側にも疑問が残る含みのある引きだった」 「確かに釈然としていなかった様子でしたね」 「手伝うといって手柄だけかっさらうのも問題だけれど、手伝うと言って主導権握っちゃうのも考えものだよなぁ。手伝う相手の成長を考えると」

集結の英傑 - マギ20

「『マギ20』を読んだよ」 「ついにマグノシュタット編が決着しましたね」 「ついにモルさんの活躍も見られたよ、やったね!!」 「ラストには間に合いましたね」 「アリババの思い出し方には笑ってしまった」 「いつもの登場シーンだったと言えばそうだったような」 「モルさんだけじゃなく、誰も彼も登場してきて、盛り上がったよ。ただ、インフレし過ぎじゃないかという不安も」

Spiral

This work by SO_C is licensed under a Creative Commons Attribution-ShareAlike 4.0 International License . 街頭の周りを木の枝が巡っていた。

シロコップ - BE@RBRICK Series 27

「BE@RBRICK Series 27からRoboCopをゲットしたよ」 「3月にリブート版が公開予定ですね」 「先日、『ゼロ・グラビティ』を観に行った時に予告編を観たよ。黒いの格好良いね!!」 「そちらのデザインのはSeries 27の裏じゃなくて、 BE@RBRICK ROBOCOP 3.0 として単品で発売されるみたいですね」 「受注生産でもう受付を終了してるから、買おうと思っても手遅れやん」 「そういうこともありますって」

Abstract Structure - 人間はいろいろな問題についてどう考えていけば良いのか

『人間はいろいろな問題についてどう考えていけば良いのか』を読んだ。 本書には「抽象的に考える」とはどういうことか書かれている。しかし、「抽象的に考える方法」については具体的には書かれていない。「教えられないもの」だからだ。 じゃあ、「役に立たないのか?」というと、そういう問題ではないと言っている。そんな風に問わずにはいられない「具体的な方法」を偏重するスタンスが危ないんじゃないか? と重心の位置を問題にしている。 その主張は、自分にとっては概ね同意できる内容だった。著者が想定している読者よりは、抽象的に考える傾向があるようだ(と最初は思ったけれど、あとがきを読むに自分が想定した著者が想定している読者はズレていて、著者は自分くらいには抽象的に考える傾向がある読者を想定していた節がある)。 しかし、ここで短絡して「抽象的な思考(の結果としての発想)」を偏重してしまうと、それはそれで問題がある。本書の第5章で説明されている通り、最後には「具体的な行動」をとらないと物事は進まないし、うまく物事を進められる行動を選ぶには「論理的な思考(論理的な計算に近いもの)」が必要になる。 この分解が、自分にとってとても有用だった。「思考」とか「考える」とか「分かる」とか「論理的」とか「具体的」とか、このあたりの言葉に関する自分と周囲とのディスコミュニケーションの大部分が、これで説明できる。例えば、「自分の頭で考えて、自分の言葉で語れ」という趣旨の要求に、自分の言葉としての字面通り従うと高い確率で「分らない」と言われるけれど、この分解相手がこれらの言葉をどう理解しているか、推測しないといけなかった。 大雑把に言うと、「自分の頭で考え」たとしても、「相手の頭の中の言葉」で説明しないといけない。著者の言う通り「発想」についてあまり話さない方が良いし、「計算」についても相手を選んだ方が良い。傾向としては、よく言われる「論理的に説明する」や「具体的に説明する」は、自分にとっては「narrativeにストーリィを語る」や「事例を紹介する」と理解した方が、コミュニケーションがスムーズになる(この辺りのことは以前 ロジカル・シンキングはロジカルか? や パワフル・ワッフル に書いた)。 今思うとバカ正直だったと思うし、こんなぼんやりとしたことを書いている今もバカ正直過ぎるんじ

本当の本と本屋の本懐 - 本の逆襲

『本の逆襲』を読んだ。 この本は、 「出版業界の未来」と「本の未来」とは、別物だと考える 筆者が、 これからの本の世界を歩くためのコンパクトな地図のような本 となることを意図して書かれている。 でも、読書案内というわけではない。書かれているのは、「本」や「本屋」のこれからについて。タイトルどおり、本好きとしては勇気づけられるこれからが示されていた。 『本屋は死なない』 が、勇ましいタイトルとは裏腹に悲観的な内容だったのとは対称的 (余談だけれど、筆者は『本屋は死なない』でインタビューを受けていて、本書でもそのときのことが触れられている)。 本書を読んでいたら、いつの間にか自分にとっての「本」や「本屋」について、改めて考えていたので、整理してみる。 「本」について 筆者はとても柔軟な考えを持っている。色々な例を挙げているけれど、「なるほど」と思ったのはコレ。 スマートフォン版の写真集が本なら、撮った写真をプレビューしちえるデジタルカメラの画面だった本でしょう。 今のデジカメにも撮ったそばからWi-Fiなどでデータをアップロードしてスマホなどからアクセスできる機種があるけれど、今後は高精細な画面を持ったデジカメが出てくるかも知れないと思った(し出て欲しい。もしかしたら知らないだけでもう出ていたりするのかな?) 実際、自分にとっての「本」もここ数年で随分様変わりした。2008年9月の時点ではこんな風に書いていた。 最初から電子テキストが流通すると、嬉しいのだけれど、持ち運べるリーダに素敵なものがないから、自分は本を選ぶだろう。仮にリーダを使うとしたら、ニンテンドーDSかな、今のところ、良いかもしれないと思えるリーダは。 Mirror House Annex: 何で読むか それが、 2011年にはiPadでePubの『津田マガ』を読み始め 、 2012年にはKindleストアで買った新書『ウェブで政治を動かす』を読んだ のを皮切りに、小説やニコニコ書籍の漫画も読み始め、ついにこの『本の逆襲』は スマホ (shl 22) で読んでしまった。 リーダの問題が端末の進化で解消したことで、自分はやはり紙の本も好きだということが再確認できた。 『もうすぐ絶滅するという紙の書物について』の感想 の中で書いている気持ちはあまり変わって

ほむらむらむら - 劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編]叛逆の物語 (3)

『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編]叛逆の物語 (3)』を読んだ。 マミさんの重戦車ティロ・フィナーレに、さやかと杏子のタッグ戦に、まどかに執着するほむら、と見所満載。物語は劇場版の通りだから、重苦しいのだけれど、カバー下のさやかで和む。 2巻を読んでから楽しみにしていたこの巻でのほむらの描かれ方は、まどかへの感情を露わにしてからの表情の歪みが凄かった。抑えきれていないのが、ありありと感じられる。 TVアニメのコミカライズ版3巻 では、ラストに追加シーンがあったけれど、今回は無し。残念だけれど、いかにようにも解釈できるあの余地が、なくなってしまうのも惜しいから、これはこれで良かったのかな。

Cubic - nanoblock ニホンアマガエル

「 nanoblockのニホンアマガエル を買った。と言うか、置き時計が壊れたのでnanoblock Alarm clockに買い換えたらこれが付いてきた」 「何が『と言うか』ですか、カエルが目当てだったことはお見通しですよ?」 「いやいやいや、初売りセールで時計単品よりこっちの方が安かってんで? こっち買うやろ、カエル付いてるし」 「やっぱりカエル目当てじゃ……」 「時計も見た目かわいいし、秒針カチカチ言わないし、ちょうどいい感じだったよ。もう少し小さかった言うことなかったけれど」

シビレるレシピ - シェフ!

「映画『シェフ! ~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~』を観たよ。邦題長え!!」 「原題はシンプルに"Chef"ですね」 「例によって、邦題は内容とあまり合ってない。ま、それはさておき。主人公ジャッキーが良い意味でも悪い意味で天才で面白かった」 「良い意味の方は、料理が上手だということですよね」 「うん、正解。一口食べるだけで食材を当てる味覚と、レシピを暗記・再現する並外れた才能の持ち主。悪いのは、料理へのこだわり。シェフどうしはもちろん、お客さんのオーダーにもケチをつける始末」 「それはやり過ぎでは……」 「もちろん。そんなわけでトラブルが絶えず、三つ星レストランはおろか、レストランのシェフから老人ホームの雑用係からペンキ塗りまで転職を繰り返している」 「でも、シェフになるんですよね?」 「うん。そこに現れるのが、ジャン・レノ演じる三つ星レストランの料理長ラガルド。彼とジャッキーの遣り取りも面白かったよ。『レオン』のイメージとは打って変わって、悩めるお父さんだった」

不死の王の醒めない夢 - 茅原実里/NEO FANTASIA

茅原実里の『NEO FANTASIA』を聴いている。 茅原実里の『NEO FANTASIA』を聴いている。『境界線上のホライゾン』第II期のOPテーマ『ZONE//ALONE』と『境界の彼方』のOPテーマ『境界の彼方』が目当て。それに『境界線上のホライゾン』第1期のOPテーマ『TERMINATED』も好きだったので、シングルじゃなくてアルバムを聴いてみた次第。 『ZONE//ALONE』、『境界の彼方』はそれぞれ11曲目、12曲目と後半に配置されているけれど、前半も楽しい。華やかな曲が多くて、ジャケットもあいまって移動式サーカスのような印象。でも、後半にはしっとりとした曲も配置されていて、1枚のアルバムとしてしっかりコンセプチュアルにレイアウトされているように思う。『The immortal kingdom』で始まり『Neverending dream』で終わるのが心憎い。

珠玉の主客 - Jay-Z/Magna Carta Holy Grail

Jay-Zの"Magna Carta Holy Grail"を聴いている。 売れているようだし、評価も高いから聴いてみたけれど、何かピンと来ない。このアルバムで印象に残っているのは、1曲目 "Holy Grail"の2分あたりでNirvanaの"Smells Like Teen Spirit"が引用されているところや、13曲目"BBC"のイントロ中の日本語だったり、と何かピントがずれている。 本人のアルバムよりLinkin Parkとコラボした"Collision Course"や、Danger Mouseによるリミックス"The Grey Album" ("The Black Album"とThe Beatlesのセルフタイトルアルバム (通称"The White Album")のリミックス)の方が好きだったりするので、逆にFeaturing相手を追いかけると面白くなるかも。 というわけで、"Holy Grail"でFeaturingしているTimberlakeの"Suit &Ties (ft. Jay-Z)"を聴いてみたら、こっちのがしっくりくる気が。

RE:RE: - 009 RE:CYBORG

『009 RE:CYBORG』を観た。 映像が素敵だった。3DCGなんだけれど、一時停止していると二次元のセルアニメのように見える。一方で、動きはやっぱり3DCG。セルアニメなら動かさないようなところが動いていたりする。 それだけなら技術的に面白いだけなのだけれど、動きや演出も格好良かった。特に、爆発から逃げるために009が加速装置を使っているシーン。結構な長さで見応えがあった。それから、003がやけにセクシー。直接的なエロさは控え目なんだけれど、仕草からかどこか色っぽい。 一方でシナリオはよく分らなかった。途中で哲学談義が挟まれるし、エンディングは唐突だった。下敷きにした原作も未完だったのね。こんな映像で、みんなに見せ場がある勧善懲悪のシナリオでも観てみたかった。

Stagione Rossa - Snake on the Beach/Dear Rockers

Snake on the Beachの"Dear Rockers"を聴いている。Snake on the Beachは元TMGE (Thee michelle gun elephant)のフロントマン・チバユウスケのソロプロジェクト。 The Strypesの "Snapshot" を聴いて、 「The Strypes, TMGEも思い出すなぁ。というわけで、Snake on the Beach (TMGEのフロントマン、チバの別バンド) 聴いてみよう。」 なんてツイートしてその勢いで聴いてみたけれど、このアルバムにガレージロックらしさはない。 インスト曲が多数で打ち込みあり童謡調の曲ありシャウトなしと、TMGE, ROSSO, Raven, The Birthdayのいずれとも雰囲気が大きく異なる。これはこれで面白いけれど、正直面食らって、心穏やかに聴けていない。 ところで、このアルバムにインスパイアされて作成された映画『赤い季節』に出てくる架空のバンドTHE GOLDEN WET FINGERSにもチバユウスケが参加していて、アルバム"KILL AFTER KISS"を出している。こちらも聴いてみようかな。 『世界中』のPV を見る限りこちらは安心して聴けそう。 下の映像は『赤い季節』の予告編で、バックに流れているのが、Snake on the Beachの楽曲。

こと貫禄 - 暗殺教室 フルフェイスJr.DX

「暗殺教室 フルフェイスJr.DXを買ってみたら、シークレットの殺監督が出たよ!!」 「強い引きを見せましたね」 「東京ドームのところのJump Storeで買ったのがよかったのかもね」 「またこれっぽっちも信じていない、迷信めいたことを」 「そもそも封入率どれくらいなんだろうね。全6種類1BOX12個入りなんだけれど」 「1BOXで揃うなら1/12でしょうか」 「意外と封入率は他と一緒だったりしてね。デザインが箱で明かされていないだけで」 「という可能性もなくはないですね」 「であれば、引きが強いもへったくれもないねー」

ニヤニヤニンジャ - G.I.ジョー バック2リベンジ

「『G.I.ジョー バック2リベンジ (原題: "G.I. Joe: Retaliation")』を観たよ」 「本作でのニンジャの活躍を観たくて 1を観た って言ってましたね」 「うん。それからブルース・ウィリスも」 「どうでしたか」 「そういう意味では満足だったよ。前作で出てきたパワード・スーツはさっぱり出てこなかったけれど」 「そうなんですか? あのスーツが秘密兵器でしたよね」 「うん。あれだよ、きっとニンジャやブルース・ウィリスの方が、パワード・スーツを着たニンゲンよりも圧倒的に強いからだよ。カラテやスリケン、ジツがあれば、あんなスーツなど何するモノぞ!! ブルース・ウィリスは死なないし」 「ニンジャスレイヤーネタを持ち込まないで下さい。奥ゆかしさに欠きます」

感嘆の夢 - のどごし〈生〉夢のドリームプロ野球

「『のどごし〈生〉夢のドリームプロ野球』に行ってきたよ」 「『のどごし〈生〉夢の○○』シリーズですか」 「うん。ネットで話題になったのだと、ジャッキー・チェンが出演していたのかな」 「今回はプロ野球選手との共演というわけですか」 「ザッツライ。誰それと対戦したいみたいなのだけじゃなくて、色々な形の夢があって面白かった」 「どんなのがあったんですか?」 「印象的だったのを挙げていくと」 父にプレイボール!と言わせてあげたい ランナーコーチで、盛り上げたい 監督になってマウンドにいきたい プロ野球選手をマッサージしたい オリジナルのヒッティングマーチで応援されたい 「最初のはお父さん、嬉しいでしょうね」 「だろうねぇ。いい始まりだった」 「それで、みなさんの夢は叶ったんでしょうか?」 「うん。特別ルールで最初からランナーがいたりとか、ゲームのミッションモードみたいなお膳立てこそあったけれど、本番に強い方ばかりだった」 「それだけ練習されてきたんでしょうね」 「やっぱりそうだろうなぁ。夢のゲッツーが見事に決まったりして、ほんとビックリした。 さて、最後にオマケとしてバク転中のドアラの写真を。見られると思っていなかったところに出てきてくれて嬉しかった」

だいじょべ - Perfume/LEVEL3

Perfumeの5枚目のスタジオアルバム『LEVEL3』を聴いている。 チップチューンな音が楽しい。でも、全体としてはチップチューンっぽくはないかな。音色がずっと豊かだし、同時になっている音も多い。 下の動画はM.5『1mm』。これもかわいいけれど、M.10『だいじょばない』に中毒性があってなかなか抜けられない。

Happy Mew Year 2014

「皆様、あけましておめでとうございます」 「Happy Mew Year!!」 「あけおめ、希さん」 「今年は縁起物の招き猫に扮してみました」 「あー、猫だから "New" じゃなくて鳴き声の "Mew" なのね」 「はい。ちなみに黒い招き猫は厄除けの効果があるそうです」 「へえ、招くだけじゃないんだ」 「招くのには手を使います。右手は金運を、左手はお客さんを招くと言われています」 「使っているのは左手だから、お客さんの方か。〈千客万来〉ってやつだね」 「というわけで、当ブログへお越しの皆様、今年もよろしくお願いいたします」 「よろしくお願いいたします」 「なお、最初のイラストは ニコニコ静画 にも登録済みです。ご参考まで」 参考: 招き猫 - Wikipedia 招猫研究室

だいたいタイタン - BE@RBRICK Series 27

「BE@RBRICK Series 27を2つ買ったよ」 「写真はFLAGですね」 「うん。ベルギー国旗モチーフだね。パッと見、ドイツかと思ったけれど、ドイツは横縞だったね」 「それだけじゃなくて、色も違うそうです」 「そうなん?」 「ドイツ国旗で黄色に見えているところは実は金色で、ベルギー国旗は黄色そのものだそうです」 It is important to note that the yellow is in fact yellow and not the darker gold of the flag of Germany, which is a somewhat similar black-red-gold tricolour. Flag of Belgium - Wikipedia, the free encyclopedia 「印刷なんかで見てる分にはわかりえないな……」 「もう一つは『進撃の巨人』から超大型巨人だったよ」 「85000%くらいですか」 「原寸大にしようとすんな」