先日、 『ゴールデンスランバー』 を読んだ。 先が気になるあまり、平日にも関わらず、つい夜更かしをして、一気に読んでしまった。 後悔と反省したことしきり。 寝不足で、翌日はひどい有様だった。 ところで、今日、ビートルズの 『アビイ・ロード』 をレンタルしてきた。 理由はあるけど書かない。 同時に、キング・クリムゾンの 『クリムゾン・キングの宮殿』 もレンタルした。 理由はないから書かない。 プログレッシブ・ロックというジャンルを確立した名盤ということで、前から興味はあったのだけれど、特に理由もなく先延ばしになってたのを、今日、特に理由もなく借りてみただけ。 この『クリムゾン・キングの迷宮』、『アビイ・ロード』と浅からぬ因縁がある様子。 Amazon.co.jpでは、『クリムゾン・キングの宮殿』を以下のように紹介している。 ビートルズの『アビイ・ロード』に取って代わって全英チャート1位となった稀代の名盤だ。 クリムゾン・キングの宮殿 (ファイナル・ヴァージョン)(紙ジャケット仕様) ところが、Wikipedia.jaによると、チャート上ではそうではなかったようだ。 全英NMEでは最高5位(全米チャートは28位)というのが通説となっている。 クリムゾン・キングの宮殿 - Wikipedia Wikipedia.jaの『アビイ・ロード』の項目にも、面白いことが書いてあった。 もちろん、これらが全て、事実とは限らない。 Wikipediaはしばしば改ざんされている。 Wikipediaに限らず、世の中に溢れている情報を鵜呑みにするのは危険だ。 一方で、通説を反証するのは、容易なことではない。 どこかに通説を作り出した人がいて、そいつをとっつかまえて白状させれば済む話でもない。 自分が別の通説――自分にとっての事実――を作り出す側に回る方が効果的なのかもしれない。 青柳雅春――『ゴールデンスランバー』の主人公――は、何に抗っていたのだろうか。