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直截の才 - Straight Outta Compton

"Straight Outta Compton"を見た。

ヒップホップ・グループN.W.A.の結成と、ギャングスタ・ラップというジャンルを確立した彼らが起こした社会現象、そして解散とメンバの1人EASY-Eの早逝までが描かれる。

時期としては1980年代の出来事。当時のアメリカにおいて、黒人が受けていた扱いも映し出されるのだけれど、トランプ大統領誕生以降にアメリカで起きた事件や日本でも起こるヘイトクライム関連のニュースを見ると、ズッシリと重たい気分になる。

最後はメンバの1人Dr. Dreが、レーベルAftermathの立ち上げを決めたところで終わる。その後、EMINEMをデビューさせてフックアップしたので歴史を感じたり。そのEMINEMも今は自分のレーベルShady Recordsを立ち上げたのだけれども。

Netflixのオリジナル・ドキュメンタリー『ヒップホップ・エボリューション』が、エピソード4「ギャングスタ・ラップの登場」でインタビュー中心に同時期の出来事を振り返っているので、合わせて見ると「あのシーンはこのことを映像化していたのか」と結び付けられて、印象が深まっておもしろい。

こういうのを見ていると"8 Mile"を見返したくなるし、"All Eyes on Me"も見たくなる。前者は2002念に公開されたEMINEM主演の自伝的映画で、後者は昨年末に公開された2PACの伝記的映画。見に行きたかったのだけれど、機を逸してしまったので。

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