「『亜人ちゃんは語りたい (6)』を読んだよ」
「今回の表紙は陽子さんとざしこちゃんですね」
「ざしこちゃん、ぼさっとした髪の毛とかはんてんとかかわいいよね。座敷童と言えばおかっぱに着物で日本人形というイメージとは違うけれど」
「一子ちゃん、二子ちゃんが羨ましがりそうですね」
「ちゃいまんがな。そりゃ別のマンガな」
「雪さんでも笑いませんよ」
「はい……」
「この巻も佐藤先生がたくさん登場していましたね、」
「今回もエピソード盛りだくさんだった。あかん、思い出し笑いしそ。いや、愉快な話だけじゃなかったんだけど、いろいろと衝撃が」
「高橋先生の嗜好も少なからず原因では……」
「染みいるような話は、一息ついてから読み返すことにしよう。笑いのせいで入ってこない」
「そうしてください」