ギレルモ・デル・トロ監督の最新作『シェイプ・オブ・ウォーター』(原題 "The Shape of Water") を見てきた。エンターテインメント的な楽しさも、視覚的な美しさも、考察のしがいもありながら、観賞を終えてみれば叙情的な余韻で満たしてくれる。忘れられない作品になりそう1本。アカデミー賞4部門(作品賞、監督賞、作曲賞、美術賞)受賞がめでたい。
『パシフィック・リム』より『パンズ・ラビリンス』に近い雰囲気。不気味なクリーチャーこそ登場するけれど、鑑賞後に残る余韻はおとぎ話のよう。ただ『パンズ・ラビリンス』が全体的に暗いトーンだったのに対して、本作は起伏に富んでいる。愛あり友情あり恐怖あり笑いあり歌あり踊りありの濃密な時間を過ごせた。
映像もとても美しい。最初はクリーチャーに目がいくけれど、それだけじゃない。全体を通して緑を基調に赤が映える色使いが印象的。それから個別のシーンでは、水中の表現が素敵だった。見とれてしまう。
ところで、おとぎ話のような雰囲気と人間と水棲異種との間の恋物語から『人魚姫』を連想したのだけれど、着想のもとになっているのかな。声を失っているところが共通しているし、2本の足を得るところと最後に靴が脱げるところが対照的だし。
『パシフィック・リム』より『パンズ・ラビリンス』に近い雰囲気。不気味なクリーチャーこそ登場するけれど、鑑賞後に残る余韻はおとぎ話のよう。ただ『パンズ・ラビリンス』が全体的に暗いトーンだったのに対して、本作は起伏に富んでいる。愛あり友情あり恐怖あり笑いあり歌あり踊りありの濃密な時間を過ごせた。
映像もとても美しい。最初はクリーチャーに目がいくけれど、それだけじゃない。全体を通して緑を基調に赤が映える色使いが印象的。それから個別のシーンでは、水中の表現が素敵だった。見とれてしまう。
ところで、おとぎ話のような雰囲気と人間と水棲異種との間の恋物語から『人魚姫』を連想したのだけれど、着想のもとになっているのかな。声を失っているところが共通しているし、2本の足を得るところと最後に靴が脱げるところが対照的だし。