『図解 日本の刀剣』をざっと眺めた。沖田さんを描いたときに刀を持たせたかったので付け焼き刃で刀剣勉強。
広く浅くコンパクト(B6版で厚さ1.5cmくらい)にまとめてくれていて、初学にちょうどよかった。まずは、日本刀の分類と各部の名称から始まり、各部の詳細、時代ごとの特徴へと進む。ここまでが前半。後半は工程順に、刀身作り、刀身研ぎ、刀装(柄 とか鍔とか鞘とかの各部位名称はココ)と進む。あと最後に付録的な資料が付いている。
「図解」なのでどの説明に使うのは、シンプルな図と短めテキスト。図はシンプルでわかりやすいし、テキストも簡潔。カラー写真は冒頭20ページまでだし、もう少し説明してほしいと思うこともあったけれど、興味が湧いたら他の本をあたったり「資料」の「日本刀を観賞できる場所」に見に行ってくれということだろう(ただ、参考文献が記載されていない)。
参考資料として使うと一覧性と検索性が悪いのが気になる。最初に説明した全体構成の話が書かれていないし、章番号も振られていない。あとから気がついたのだけれど、索引がないのはいただけない。用語を確認したいときにどこを見ればよいかわからない。「資料」の「日本美術史年表」の代わりに付けてほしかった。あと、細かいところだと刀身と刀装の各部名称が離れて配置されているのに癖を感じる。
単刀直入に言うと、とっかかりとして一通り読むにはちょうどよいけれど、参考資料として使うには形式が残念。特に参考文献と索引がほしかった。
余談だけれど英訳もあるので、日英の対応を取りたくなったら使えそう。
広く浅くコンパクト(B6版で厚さ1.5cmくらい)にまとめてくれていて、初学にちょうどよかった。まずは、日本刀の分類と各部の名称から始まり、各部の詳細、時代ごとの特徴へと進む。ここまでが前半。後半は工程順に、刀身作り、刀身研ぎ、刀装(柄 とか鍔とか鞘とかの各部位名称はココ)と進む。あと最後に付録的な資料が付いている。
「図解」なのでどの説明に使うのは、シンプルな図と短めテキスト。図はシンプルでわかりやすいし、テキストも簡潔。カラー写真は冒頭20ページまでだし、もう少し説明してほしいと思うこともあったけれど、興味が湧いたら他の本をあたったり「資料」の「日本刀を観賞できる場所」に見に行ってくれということだろう(ただ、参考文献が記載されていない)。
参考資料として使うと一覧性と検索性が悪いのが気になる。最初に説明した全体構成の話が書かれていないし、章番号も振られていない。あとから気がついたのだけれど、索引がないのはいただけない。用語を確認したいときにどこを見ればよいかわからない。「資料」の「日本美術史年表」の代わりに付けてほしかった。あと、細かいところだと刀身と刀装の各部名称が離れて配置されているのに癖を感じる。
単刀直入に言うと、とっかかりとして一通り読むにはちょうどよいけれど、参考資料として使うには形式が残念。特に参考文献と索引がほしかった。
余談だけれど英訳もあるので、日英の対応を取りたくなったら使えそう。