『のらもじ』と似たコンセプトの本――『まちモジ』と『タイポさんぽ』をたまたま見つけたので、3冊をパラパラとめくってみた。
『のらもじ』は「のらもじ発見プロジェクト」が軸なので、活動内容や「のらもじ」が描かれた看板の持ち主の言葉などにも紙幅が割かれている。その割を食って文字自体についての記述が薄め。関心の中心を文字の形においている自分にしてみると、ズレ気味でどうも入ってこない。
『まちモジ』では、世界各地の文字が見られる。主に掲載されているのは、看板・標識。英字フォントも好きだけれどカッチリしたのが多い印象。ちょっと硬め。もうちょっと柔らかいのを見たい気分だったので、タイミングがよくなかったか。
『タイポさんぽ』はそのときの気分にしっくりきた。初めての道を散歩するときの一期一会を味わえる。淡々とキャプションつきの写真が続く。出版が2012年だからか著者の趣味なのか、変化に富んだ文字が見られる。キャプションで語られる著者の視点もおもしろい。その視点を追いかけると、第一印象ではぱっとしなかった文字が、じわじわと魅力的に見えてきたりする。
『タイポさんぽ』は、続編『タイポさんぽ改』へと続いている。こちらは未読。目に留まったページだけじゃなくて、最初のページから順番に目を通してみようかな。
『のらもじ』は「のらもじ発見プロジェクト」が軸なので、活動内容や「のらもじ」が描かれた看板の持ち主の言葉などにも紙幅が割かれている。その割を食って文字自体についての記述が薄め。関心の中心を文字の形においている自分にしてみると、ズレ気味でどうも入ってこない。
『まちモジ』では、世界各地の文字が見られる。主に掲載されているのは、看板・標識。英字フォントも好きだけれどカッチリしたのが多い印象。ちょっと硬め。もうちょっと柔らかいのを見たい気分だったので、タイミングがよくなかったか。
『タイポさんぽ』はそのときの気分にしっくりきた。初めての道を散歩するときの一期一会を味わえる。淡々とキャプションつきの写真が続く。出版が2012年だからか著者の趣味なのか、変化に富んだ文字が見られる。キャプションで語られる著者の視点もおもしろい。その視点を追いかけると、第一印象ではぱっとしなかった文字が、じわじわと魅力的に見えてきたりする。
『タイポさんぽ』は、続編『タイポさんぽ改』へと続いている。こちらは未読。目に留まったページだけじゃなくて、最初のページから順番に目を通してみようかな。