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FGO「雀のお宿の活動日誌~閻魔亭繁盛記~」雑感

システムが変わったわけでもないのに、標題のイベントのシナリオクエスト攻略が、これまでよりおもしろく感じる。理由を考えてみたのでメモしておく。シナリオが終わってからいうと、あとづけっぽくなってしまうので最終節開放前の今のうちに。

※直接のシナリオのネタバレはしていないつもりだけれど、少なくとも事前知識無しで攻略したい人にとってのネタバレは含む。

今回のイベント、それまでのシナリオの展開、クエスト名やエネミークラス、何より前節の引きから、次節エネミーを予測しやすくなっている気がする。以前は、編成を選択してからその節のシナリオで誰が来るかわかって、歯がゆい思いをしていたのだけれど。

実はミスリーディングで予測を逆手に取ってくるようなエネミーが出てきたりするのだけれど、それも納得感がある。当たっても外れても楽しい。

あと、随所随所で、巌窟王or狂ランスロット+Wスカディが対策されている。男湯女湯ではそもそも制限されるけれど、別のクエストでその編成だったら確実に落とされそうなギミックが。それもWスカディ使いたくなるエネミー情報だった。

意地が悪いと腹を立てる人もいそうだけれど、自分は素直に取るか裏の裏にかけるかメタゲームがおもしろい(正月休みで時間があるのも大きな理由だろうけれど)。ちゃんと、序盤は素直に狙えばよいけれど、後半に変化球が混ざってくるように設計されているように見えるし。

第二部参照で実装された蘭陵王や、このイベントで実装された紅閻魔、強化された玉藻前の性能を見るに、これまでArtsパーティーを組みにくかったクラスでのArtsパーティーを導入しようとしている気がする。スカディ実装から半年経つし、環境を変えようとしているのかな?

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