『バイバイマン』(原題 "The Bye Bye Man")を見た。
名前を聞いたり読んだりすると、幻覚が見えるようになり正気を失っていく。また、その過程で名前を広めようとしてしまう。
設定は魅力的なんだけれど、ビジュアルもシナリオも今ひとつ足りない感じ。まずバイバイマンの印象が薄い。それ自体が襲ってくるのではなくて、幻覚により正気を失って人を殺してしまう類いの呪いなので、いまいち存在感が薄い。それが連れている犬の方が記憶に残るくらい。必至に生きようとして知恵を絞って対策を練って、それでも逃れられないというのなら絶望感も味わえるのだけれど、どうにも中途半端。映画なのだから、もっと極端な手段を取る登場人物がいてもよかったのでは? と思う。
もっと手前の段階の問題として、そんな性質なのにタイトルで明々白々なのもよくない。性質だけが明らかになった時点で登場人物が名前を伏せようとしても、「もう見ている人みんなわかっているんだけれど」と醒めてしまう。
名前を聞いたり読んだりすると、幻覚が見えるようになり正気を失っていく。また、その過程で名前を広めようとしてしまう。
設定は魅力的なんだけれど、ビジュアルもシナリオも今ひとつ足りない感じ。まずバイバイマンの印象が薄い。それ自体が襲ってくるのではなくて、幻覚により正気を失って人を殺してしまう類いの呪いなので、いまいち存在感が薄い。それが連れている犬の方が記憶に残るくらい。必至に生きようとして知恵を絞って対策を練って、それでも逃れられないというのなら絶望感も味わえるのだけれど、どうにも中途半端。映画なのだから、もっと極端な手段を取る登場人物がいてもよかったのでは? と思う。
もっと手前の段階の問題として、そんな性質なのにタイトルで明々白々なのもよくない。性質だけが明らかになった時点で登場人物が名前を伏せようとしても、「もう見ている人みんなわかっているんだけれど」と醒めてしまう。