『サジちゃんの病み日記 01』を読んだ。人を選ぶ。薦める相手を選びたくなる。自分が薦めたいかどうかも怪しい。深く刺さる人がいるだろうという期待もあるけれど、ドン引きする人もいるだろうという不安も強い。
主人公のサジちゃんはいわゆる「ヤンデレ」。こう書くとテンプレの一種で軽く見えるけれど、彼女の病み方は深くて重い。Wikipediaの説明でいうと、狭義の「ヤンデレ」。その最大の特徴は「ヤン」と「デレ」の分かちがたさ。
2巻以降、重篤化していくのか寛解していくのか。希望としては、「心の底から後者を願っているのだけれど、実際は前者になって恐怖」したい。決して叶わないのだけれど。自覚したら叶わない希望だから。
主人公のサジちゃんはいわゆる「ヤンデレ」。こう書くとテンプレの一種で軽く見えるけれど、彼女の病み方は深くて重い。Wikipediaの説明でいうと、狭義の「ヤンデレ」。その最大の特徴は「ヤン」と「デレ」の分かちがたさ。
広義には、精神的に病んだ状態にありつつ他のキャラクターに愛情を表現する様子を指す。その一方、狭義では好意を持ったキャラクター(「デレ」)が、その好意が強すぎるあまり、精神的に病んだ状態になることを指す。きっと、サジちゃんからしたら「デレ」ているだけだろう。病んだ心の内側に愛情があるのではなくて、(他人からしたら)病んだ心がそのまま愛情。その形が、恐しくて愛おしくて、心臓が早鐘を打つ。
出典: ヤンデレ - Wikipedia
2巻以降、重篤化していくのか寛解していくのか。希望としては、「心の底から後者を願っているのだけれど、実際は前者になって恐怖」したい。決して叶わないのだけれど。自覚したら叶わない希望だから。