『ヴェノム』(原題: Venom)を見てきた。
主人公ヴェノムは、スパイダーマンシリーズに登場するヴィランの一人。正確には一人ではない。地球人のエディと彼に寄生するヴェノムの二人でヴェノム。だから彼/彼らは、
"We Are Venom."
とこう名乗る、ことになる。もちろん地球人のエディが、宇宙から飛来してきた謎の生命を、すんなり受け入れるわけがない。その過程で、ヴェノムの方にだんだんと人間味が出てくるのがおもしろい。案外と世話焼きのようで、エディにあれやこれやアドバイスをしたりする。二人の軽妙な掛け合いを織り交ぜながらのアクションシーンなんか、まさにバディーもの。
エディが心を寄せる相手は、もう一人いる。元交際相手のアン(地球人である。念のため)。彼女とのキスシーンが、ムンクの描く接吻のようで、とても美しかった。そう思ったのは、たまたまムンク展へ足を運んだばかりで、まだ記憶に新しかったから、という理由もあるだろう。でも、ヴェノムを介して一体となっていたあの形は、溶け合うように接吻するムンクの作品によく似ている。
本作はMARVEL Cinematic Universeではないけれど、クレジット後に"Spider-Man: Into the Spider-Verse"の映像が。Spider-Verseとして展開していくのかな?
主人公ヴェノムは、スパイダーマンシリーズに登場するヴィランの一人。正確には一人ではない。地球人のエディと彼に寄生するヴェノムの二人でヴェノム。だから彼/彼らは、
"We Are Venom."
とこう名乗る、ことになる。もちろん地球人のエディが、宇宙から飛来してきた謎の生命を、すんなり受け入れるわけがない。その過程で、ヴェノムの方にだんだんと人間味が出てくるのがおもしろい。案外と世話焼きのようで、エディにあれやこれやアドバイスをしたりする。二人の軽妙な掛け合いを織り交ぜながらのアクションシーンなんか、まさにバディーもの。
エディが心を寄せる相手は、もう一人いる。元交際相手のアン(地球人である。念のため)。彼女とのキスシーンが、ムンクの描く接吻のようで、とても美しかった。そう思ったのは、たまたまムンク展へ足を運んだばかりで、まだ記憶に新しかったから、という理由もあるだろう。でも、ヴェノムを介して一体となっていたあの形は、溶け合うように接吻するムンクの作品によく似ている。
本作はMARVEL Cinematic Universeではないけれど、クレジット後に"Spider-Man: Into the Spider-Verse"の映像が。Spider-Verseとして展開していくのかな?