『機龍警察 狼眼殺手』を読んだ。これで長篇も5作目。
物語の中心となるのは、技術主任の鈴石警部補。突入要員の一人で、彼女とは因縁浅からぬライザ警部も、『自爆条項』で過去と折り合いをつけたと見えたけれど、ふたたび過去の亡霊と対峙する。
技術主任が中心なだけあって、今回の事件ではパワードスーツ・龍機兵が目立った活躍を見せない。代わりというわけではないだろうけれど、その仕組みに接近する。全貌は未だ不明だけれど、シリーズの転機となる感触。
最初はボチボチと読み始めたのだけれど、事件を追う中で、シリーズを通して暗躍する香港の裏組織・和義幇 と目的が重なっていることが判明し始めるあたりから、加速度的におもしろくなって一気に読み進めてしまった。
個人も組織もメカもとてんこ盛りなのにエンターテインメント性も高いうえに、巻を重ねてもその一向に密度が落ちる気配がない。ほんと、先々が楽しみなシリーズ。完結まで死ねない。
物語の中心となるのは、技術主任の鈴石警部補。突入要員の一人で、彼女とは因縁浅からぬライザ警部も、『自爆条項』で過去と折り合いをつけたと見えたけれど、ふたたび過去の亡霊と対峙する。
技術主任が中心なだけあって、今回の事件ではパワードスーツ・龍機兵が目立った活躍を見せない。代わりというわけではないだろうけれど、その仕組みに接近する。全貌は未だ不明だけれど、シリーズの転機となる感触。
最初はボチボチと読み始めたのだけれど、事件を追う中で、シリーズを通して暗躍する香港の裏組織・和義幇 と目的が重なっていることが判明し始めるあたりから、加速度的におもしろくなって一気に読み進めてしまった。
個人も組織もメカもとてんこ盛りなのにエンターテインメント性も高いうえに、巻を重ねてもその一向に密度が落ちる気配がない。ほんと、先々が楽しみなシリーズ。完結まで死ねない。