『図書迷宮』を読んだ。「問題作」という触れ込みにつられて。
十分に楽しめたけれど、「問題作」というと言い過ぎなような。この手のネタだと『■■■■■■』が強烈だったので、つい比較してしまう。有名所だと■■■■の■■■■・■■■とか。 (ネタバレ防止のため本書のスタイルで伏せ字にしてみた)。
スタイルと言えば、地の文が二人称なのは珍しい。奇を衒っただけではなくてちゃんと意味がある。もの珍しいだけでなくなるほどと思わされた。
500ページと厚めなのに、終盤が駆け足に感じられるのが残念。前半は冗長さを覚えるくらいだったので殊更に。
でも考え直してみれば、ヒロインは吸血鬼だしキーアイテムは本だし好きなもの全部乗せしたうえで、この手のネタが仕込まれたライトノベルが出てきたのはうれしい (タイトルも漢字のみで短いし)。
本屋に行くとテンプレものっぽいのが目立つけれど、こういう変わったのがもっといろいろ出てきて欲しい。
十分に楽しめたけれど、「問題作」というと言い過ぎなような。この手のネタだと『■■■■■■』が強烈だったので、つい比較してしまう。有名所だと■■■■の■■■■・■■■とか。 (ネタバレ防止のため本書のスタイルで伏せ字にしてみた)。
スタイルと言えば、地の文が二人称なのは珍しい。奇を衒っただけではなくてちゃんと意味がある。もの珍しいだけでなくなるほどと思わされた。
500ページと厚めなのに、終盤が駆け足に感じられるのが残念。前半は冗長さを覚えるくらいだったので殊更に。
でも考え直してみれば、ヒロインは吸血鬼だしキーアイテムは本だし好きなもの全部乗せしたうえで、この手のネタが仕込まれたライトノベルが出てきたのはうれしい (タイトルも漢字のみで短いし)。
本屋に行くとテンプレものっぽいのが目立つけれど、こういう変わったのがもっといろいろ出てきて欲しい。