『旧神郷エリシア (邪神王クトゥルー煌臨! )』を読んだ。
〈タイタス・クロウ・サーガ〉、これにて完結。同時に、"DreamLands"シリーズ、"Primal Land"シリーズとのクロスオーバー作品でもあるらしい。現時点ではじれもも未邦訳だが、前者は企画されているとのこと。本シリーズが完結して一つ楽しみが減ったと思ったら、また増えた。
前々作から姿を見せていなかったタイタス・クロウも満を持して再登場。と言っても本作で中心となるのは彼の友人アンリ-ローラン・ド・マリニー。正直に言うと最初は戸惑った。けれど、読み進めるうちに引き込まれたし、読み終えて何の不満もない。彼だったからこそ、これだけ波瀾に満ち溢れた旅を描けたのだろうとさえ思う。かのタイタス・クロウが出張れる事態だったら、危なげなく解決されてしまう。
彼の旅の終点も、シリーズ完結巻に相応しい幕引きだった。移動手段が、空間だけでなく時間さえも駆け巡る時空往還機なのだからどこへだって行ける。クロスオーバーが実現したのも、この万能移動装置のおかげだろう。そのうえ、攻撃力も防御力もクトゥルー眷属邪神群でさえ手に負いかねるレベル。
わけても行き着いた結末の壮大さよ。クトゥルー眷属邪神群と(いったんの)決着があんな形で締め括られるなんて。
〈タイタス・クロウ・サーガ〉、これにて完結。同時に、"DreamLands"シリーズ、"Primal Land"シリーズとのクロスオーバー作品でもあるらしい。現時点ではじれもも未邦訳だが、前者は企画されているとのこと。本シリーズが完結して一つ楽しみが減ったと思ったら、また増えた。
前々作から姿を見せていなかったタイタス・クロウも満を持して再登場。と言っても本作で中心となるのは彼の友人アンリ-ローラン・ド・マリニー。正直に言うと最初は戸惑った。けれど、読み進めるうちに引き込まれたし、読み終えて何の不満もない。彼だったからこそ、これだけ波瀾に満ち溢れた旅を描けたのだろうとさえ思う。かのタイタス・クロウが出張れる事態だったら、危なげなく解決されてしまう。
彼の旅の終点も、シリーズ完結巻に相応しい幕引きだった。移動手段が、空間だけでなく時間さえも駆け巡る時空往還機なのだからどこへだって行ける。クロスオーバーが実現したのも、この万能移動装置のおかげだろう。そのうえ、攻撃力も防御力もクトゥルー眷属邪神群でさえ手に負いかねるレベル。
わけても行き着いた結末の壮大さよ。クトゥルー眷属邪神群と(いったんの)決着があんな形で締め括られるなんて。