『我らひとしくギャルゲヒロイン』を読んだ。
おもしろいタイトルだと思ったら、「宮沢賢治の作品タイトルをもじる」というしばりを設けた結果こうなったらしい。元ネタは〔われらひとしく丘に立ち〕かな?
ギャルゲーのヒロインが自分たちがそうだと自覚してしまうという設定なので、よくマッチしているように思う。買うきっかけとなった最初のトリガはKindle版のセールなんだけれど、p.16の「Comment by JUAMI」に挙げられている他のタイトルだったら、買わなかったかもしれない。
表紙から予想できるとおり、本作はギャグ漫画。ミステリィ小説だったら、メタミステリィあるいはアンチミステリィに分類されるような設定。ミステリィ以外でも、とあるSF小説を思い出すのだけれど、タイトルを挙げるとネタバレになるので止めておく。
全編メタものだけれど、気軽に笑えた。メタレベルが合っているのかな? メタものを読んでいると、否定しなくてもいいように思うところまで否定しているように見えて白けることがあるのだけれど、本作にはそれがなかった。メタギャルゲー的なポジションに、別ジャンルとして日常系がすでに存在しているからかも。
真面目に考えると、これはギャルゲーであると相対化した視点を持つには、ギャルゲー以外の視点が必要なんだけれど、それはギャルゲーの中にどうやってもたらされたのか? とか考えられもする。例えば、髪の毛の色が有り得ないと思うには、どんな色なら有り得るか知っていないといけないのだけれど、それをどうやって知ったのか? とか。
メタメタフィクションとして、もうどこかで考えられているか?
おもしろいタイトルだと思ったら、「宮沢賢治の作品タイトルをもじる」というしばりを設けた結果こうなったらしい。元ネタは〔われらひとしく丘に立ち〕かな?
ギャルゲーのヒロインが自分たちがそうだと自覚してしまうという設定なので、よくマッチしているように思う。買うきっかけとなった最初のトリガはKindle版のセールなんだけれど、p.16の「Comment by JUAMI」に挙げられている他のタイトルだったら、買わなかったかもしれない。
表紙から予想できるとおり、本作はギャグ漫画。ミステリィ小説だったら、メタミステリィあるいはアンチミステリィに分類されるような設定。ミステリィ以外でも、とあるSF小説を思い出すのだけれど、タイトルを挙げるとネタバレになるので止めておく。
全編メタものだけれど、気軽に笑えた。メタレベルが合っているのかな? メタものを読んでいると、否定しなくてもいいように思うところまで否定しているように見えて白けることがあるのだけれど、本作にはそれがなかった。メタギャルゲー的なポジションに、別ジャンルとして日常系がすでに存在しているからかも。
真面目に考えると、これはギャルゲーであると相対化した視点を持つには、ギャルゲー以外の視点が必要なんだけれど、それはギャルゲーの中にどうやってもたらされたのか? とか考えられもする。例えば、髪の毛の色が有り得ないと思うには、どんな色なら有り得るか知っていないといけないのだけれど、それをどうやって知ったのか? とか。
メタメタフィクションとして、もうどこかで考えられているか?