哲学者のエッセイ集『哲学な日々~考えさせない時代に抗して~』を読んだ。
「43 考えさせない時代」と「44 考える技術」が印象的だった。どちらも「考える」ことがテーマ。掘り下げて書いたのが、『はじめて考えるときのように』にあたるのだろうか。
考える材料としては、これくらいの分量(各エッセイは見開き2ページ)が、自分に向いているのかもしれない。丸々1冊だと読んで理解しようと焦ってしまい、あまり考えずに読んでいるような気がする。おまけに、そのあとキチンと噛み砕かないままにしていることがままある。
一度くらいじっくりと時間をかけて「タチバナ氏と今井知正先生のことで立ち話」に書かれているくらいのペースで読んでみると、いい訓練になるかもしれない。一人ではできそうにないけれど……。
「43 考えさせない時代」と「44 考える技術」が印象的だった。どちらも「考える」ことがテーマ。掘り下げて書いたのが、『はじめて考えるときのように』にあたるのだろうか。
考える材料としては、これくらいの分量(各エッセイは見開き2ページ)が、自分に向いているのかもしれない。丸々1冊だと読んで理解しようと焦ってしまい、あまり考えずに読んでいるような気がする。おまけに、そのあとキチンと噛み砕かないままにしていることがままある。
一度くらいじっくりと時間をかけて「タチバナ氏と今井知正先生のことで立ち話」に書かれているくらいのペースで読んでみると、いい訓練になるかもしれない。一人ではできそうにないけれど……。
「今井先生のゼミって、延々と続くでしょう」
「三時間は続きます」
「その間ひたすら形而上学を読み進めるわけだ」
「でも、一回のゼミで進むのは数行で、五、六行も進むと、今日はよく進んだなあ、と」
「それを十年。なんだか、うっとりするなあ」