『魔法の世紀』を読んだ。研究者でありメディアアーティストである著者が、その研究成果・アートの位置付けやコンセプト、それから目指すところを書いている。
第5章「コンピュテーショナル・フィールド」とそれを受けての第6章「デジタルネイチャー」が刺激的だった。第5章では<コンピュテーショナル・フィールド> = 物体も情報も一元的に記述できる場の記述が導入される。第6章では、物体を情報的に制御する次の2種類のアプローチが紹介されている。
コンピュテーショナルフィールドで物体と情報を一元的にを記述できて、情報をデジタル処理してアナログな物質が変えられるようになるとしたら、それって『ウィザーズ・ブレイン』とか『されど罪人は竜と踊る』、『レターズ/ヴァニシング』の世界だ!! と思ってしまって。
という夢のある話だけじゃなくて、身近なところでは次の指摘が最近の自分が悩んでいることのヒントになりそう。
第5章「コンピュテーショナル・フィールド」とそれを受けての第6章「デジタルネイチャー」が刺激的だった。第5章では<コンピュテーショナル・フィールド> = 物体も情報も一元的に記述できる場の記述が導入される。第6章では、物体を情報的に制御する次の2種類のアプローチが紹介されている。
- デジタル処理されたアナログな物質
- アナログな物質を変化させるデジタル計算機
コンピュテーショナルフィールドで物体と情報を一元的にを記述できて、情報をデジタル処理してアナログな物質が変えられるようになるとしたら、それって『ウィザーズ・ブレイン』とか『されど罪人は竜と踊る』、『レターズ/ヴァニシング』の世界だ!! と思ってしまって。
という夢のある話だけじゃなくて、身近なところでは次の指摘が最近の自分が悩んでいることのヒントになりそう。
古典的にはゲームやイベントなど人の動きに関わるような分野でノウハウとして溜まっているようなものが、今世紀もっと一般的なデザインへと流れ込んでくるのではないかと考えられます。エンドユーザやオペレータの動きまで含めたシステム全体としてのデザインってこの辺りにつながりそうだなぁ、とか。各ユーザの使うUIの洗練とか、ネットワークを介したユーザどうしのコミュニケーションとか、ゲームの得意分野だろうなぁ、とか。そう言えばゲーミフィケーションって耳にしなくなったなぁ、と。