「『サカサマのパテマ』(公式サイト) を観てきたよ」
「先日、Twitterで気になるって言っていましたね」
また気になる映画が。 > RT
posted at 09:58:06
「うん。『数学ガール』シリーズなどの作者の結城浩さんがおすすめされていたので」
「それで、どうでした?」
「『体感的に表現』の意味がよく分ったよ。肝が冷える、というか、足がすくむというか、高いところから下を見下ろしたときのあの感覚が本能に訴えかけてくる」
「設定のたまものですね」
「上手い設定だよなぁ。映像的にも面白いし。サカサマのパテマの視点だと、見慣れた世界が不思議に見える。『借りぐらしのアリエッティ』で描かれたアリエッティ視点の世界を見たときに感覚を思い出したよ」
「見慣れたものでも、向きやスケールが違うと新鮮に見えるということでしょうか」
「〈ヴュジャデ〉ってヤツだね」
「あと、変わっているなと思ったのが、カメラでの撮影を模した演出。パンやズームイン・アウト回転が使われていたり、雨のシーンではカメラに水滴が付いているような絵になっていたりした。中でも回転は、サカサマが入れ替わる瞬間に使われていて効果抜群だった」
「逆に言うと〈サカサマ〉が、信頼に応えることにも見えている世界の違いにも映像にも効いているということですよね」
「つくづくよく考えられているなぁ」