『天冥の標 VII――新世界ハーブC』を読んだ。サブタイトルが示唆するとおり、ついに『I――メニー・メニー・シープ』の舞台に接続する。
『I――メニー・メニー・シープ』と接続したことは分るのだけれど、どう接続したのかハッキリと理解したわけじゃない。折を見て読み返そう。鳥頭なので、Iの内容を大分忘れてしまっている。
各巻を繋ぐ縦糸に目を奪われがちだったけれど、VII巻に閉じた物語からも目が離せなかった。大枠は閉鎖系で生き残るために少年少女が苦難を乗り越えていくという極限状態でのサバイバルものなのだけれど、閉鎖系の規模や取り得る選択肢の厳しさが桁違い。
選択を下した各人は何を感じていたのだろうか、と想像が止め難い。苦肉の策を次善と信じて選ばないといけない時の、苦渋の決断。自分本位な選択を偽善で糊塗して時の、息苦しさ。選べないまま問題が悪化していくときの焦燥。
『I――メニー・メニー・シープ』と接続したことは分るのだけれど、どう接続したのかハッキリと理解したわけじゃない。折を見て読み返そう。鳥頭なので、Iの内容を大分忘れてしまっている。
各巻を繋ぐ縦糸に目を奪われがちだったけれど、VII巻に閉じた物語からも目が離せなかった。大枠は閉鎖系で生き残るために少年少女が苦難を乗り越えていくという極限状態でのサバイバルものなのだけれど、閉鎖系の規模や取り得る選択肢の厳しさが桁違い。
選択を下した各人は何を感じていたのだろうか、と想像が止め難い。苦肉の策を次善と信じて選ばないといけない時の、苦渋の決断。自分本位な選択を偽善で糊塗して時の、息苦しさ。選べないまま問題が悪化していくときの焦燥。