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2013年に観た映画

コッホ先生と僕らの革命 [DVD]
「勢いに任せて、本に引き続き映画も振り返ってみよう」

「映画館、DVD合わせて49本観ていますね」

「あと1本で50本あと3本で1本/週以上のペースに達していたのか」

「これも意外ですか?」

「うん。今年は主にMonster Hunter 4をしていた記憶しか……」

「発売してからはそうだとしても、1月から9月までの記憶はドコに……」

「ともあれ、エントリィを振り返って印象的だったのを7本ほど」

「どうぞー」

「まず、『コッホ先生と僕らの革命』。実話に基づいたドイツサッカーの始まりの物語。サッカー好きだからか、見入ってしまった」

「サッカー好きじゃなくても楽しめると思いますよ。先生と生徒の関係やある生徒の活躍が素敵でした」

「B級で笑えたのが『ロンドンゾンビ紀行』『宇宙人ポール』も面白かったけれど、趣味の悪さはこちらが上(褒め言葉)」

「動きの遅いゾンビとのデッドヒートがシュール過ぎです」

「メカで燃えられたのは『アイアンマン3』『パシフィック・リム』も良かったけれど、社長の魅力やコミカルなシーンがあるこちらが好み。1, 2からの積み重ねもあるか」

「社長だけじゃなくてポッツさん大活躍でしたね」

「着地が読めず緊張感を持って観られたのは、『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』と『クロニクル』

「この手の作品は事前知識がない方が楽しめますよね」

「それから別の意味で緊張感が『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語』。いつマミさんがマミられるかビクビクしながら観ていたよ」

「そこですか」

「マミさんの出番があって、というかむしろ活躍していて嬉しかった」

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