『ニーチェの馬』(公式サイト) を観てきた。
とても情報量が少ない。
それなのに、受け取ったイメージはとても豊かだ。
情報量が少ないからこそ、よく似たシーンが繰り返されるからこそ、些細な差異に気がつくことができる。自分は食事のシーンが印象的だった。
長回しの映像も面白い。シーンが切り替わっていないのに、いつの間にか手品のように構図が変わっている。カメラの向きを変えながらの長回しのおかげで、登場人物が生活する空間をイメージできたのも新鮮だった。
ところで、その映像はモノクロなんだけれど、こんなに綺麗さを感じたのは初めてじゃないだろうか。これまではどちらかというと古さの方が勝っていた。特に、農夫の視線が強力だった。あの瞳は何色なんだろいう。
と、観た後に反芻するように味わうことができるけれど、観ている間は退屈に感じる時間も少なくなかった。監督自ら"Boring"なんて言っていたし、実際エンターテインメント性はない。しかも、上映時間が長い。約2時間30分もある。
観ている最中は眠たくなるのに、観終わった後に色々とイメージが湧いてくるなんて不思議だよなぁ、と。
とても情報量が少ない。
それなのに、受け取ったイメージはとても豊かだ。
情報量が少ないからこそ、よく似たシーンが繰り返されるからこそ、些細な差異に気がつくことができる。自分は食事のシーンが印象的だった。
長回しの映像も面白い。シーンが切り替わっていないのに、いつの間にか手品のように構図が変わっている。カメラの向きを変えながらの長回しのおかげで、登場人物が生活する空間をイメージできたのも新鮮だった。
ところで、その映像はモノクロなんだけれど、こんなに綺麗さを感じたのは初めてじゃないだろうか。これまではどちらかというと古さの方が勝っていた。特に、農夫の視線が強力だった。あの瞳は何色なんだろいう。
と、観た後に反芻するように味わうことができるけれど、観ている間は退屈に感じる時間も少なくなかった。監督自ら"Boring"なんて言っていたし、実際エンターテインメント性はない。しかも、上映時間が長い。約2時間30分もある。
観ている最中は眠たくなるのに、観終わった後に色々とイメージが湧いてくるなんて不思議だよなぁ、と。