『おとなになる本』を読んだ。
「おとな」って何? という疑問を持っているので、原題に使われている"Self-Direction"という言葉の方がしっくりくる。
この言葉は、編訳者のあとがきでは「自己決定」と訳されているけれど、「決定」は少し強過ぎるように思う。『「不自由」論―「何でも自己決定」の限界』なんて本を読んだせいかもしれない (感想)。
directionの意味 - 英和辞書 - goo辞書でいうと、2の意味が自分の語感に最も近い。
だけど、考える前に一呼吸置いた方が良い。
10代後半向けに書かれているにしては、文章が平易過ぎる印象があるけれど、分量も少ないしさらっと読み流せるので、ふと振り返るときにいいかもしれない。
「おとな」って何? という疑問を持っているので、原題に使われている"Self-Direction"という言葉の方がしっくりくる。
この言葉は、編訳者のあとがきでは「自己決定」と訳されているけれど、「決定」は少し強過ぎるように思う。『「不自由」論―「何でも自己決定」の限界』なんて本を読んだせいかもしれない (感想)。
directionの意味 - 英和辞書 - goo辞書でいうと、2の意味が自分の語感に最も近い。
(思想・行動などの)傾向, 趨勢(すうせい), (生きていく上での)指針, 目標もう少し平たく言うと、迷った時にどっちを向いて次の一歩を踏み出すか、考えることだと思う。
だけど、考える前に一呼吸置いた方が良い。
問題にぶつかったら、あわてて結論をだそうしないで、まずリラックスすることを考えよう。むしろ、リラックスすることが問題について考えることだと言ってもいいと思う。『はじめて考えるときのように―「わかる」ための哲学的道案内』 (感想) にそんなことが書いてあったし、自分もそう思う。
10代後半向けに書かれているにしては、文章が平易過ぎる印象があるけれど、分量も少ないしさらっと読み流せるので、ふと振り返るときにいいかもしれない。