「『のんのんびより11』を読んだよ」
「どうでした?」
「大いなるマンネリだった」
「それは、褒めているんですよね?」
「うん。だから特筆することないんだよね……」
「あからさまに目を逸らしましたね……」
「強いて言えば、れんちょんがガマガエルを捕まえる件かな」
「それは、双司君がカエル好きだからでは?」
「うーん。こういう作品って、新巻ごとの感想を書くの難しくない?」
「知りませんよ」
「でも、10巻を越えて、ずっと安定しているって、考えてみたらすごいことだよなぁ。絵もネタも最初から高いレベルで安定している」
「そうですね」
「あ、オナモミなつかしー」
「話しかけておいて、唐突にどこか行くのやめてもらえないでしょうか……」