『インフォグラフィックス』を読んだ。
著者の作品解説がメインだったけれど、想像していたよりは技法(テクニック)寄りだった。漠然とだけれど、もっと技芸(アート)寄りかと思っていたので、少し身近に感じられた。
でも、やっぱりしっくりこない。特に、3. Graph。『統計でウソをつく法』
や『エンジニアのためのデータ可視化[実践]入門』でウソや過ちとして紹介されそうな3D系のグラフが載っている。誤解を与える可能性について言及しているから、多少は控えているのだろうけれど、自分の許容範囲を超えている。
それでも最後まで読んだら、載っていたワークショップ参加者の声がキッカケで、多少はスッキリした。端的に言うと、インフォグラフィックは単方向ブロードキャスト。可視化は双方向インタラクション。グラデーションはあるにせよ。
言い換えると、インフォグラフィックの目的は、誤解の少ないコミュニケーションや発見的なディスカッションじゃない。発信者不在の状況で発信者の意図を通すことだ。例えば、路線図は乗客だけで見ると想定されている。UMLでコミュニケーションしたり、可視化したデータを見せてディスカッションしたりするのと対照的。
と、ここまで考えて先日読んだ『阿部博史氏×櫻田潤氏対談(前編)~データジャーナリズムとインフォグラフィック~ - WISDOM』 のこの部分と繋がった。
随分遠回りした気分。でも、上の記事を読んだときは全くピンと来なかったから、必要な道のりだったと思っておこう。
著者の作品解説がメインだったけれど、想像していたよりは技法(テクニック)寄りだった。漠然とだけれど、もっと技芸(アート)寄りかと思っていたので、少し身近に感じられた。
でも、やっぱりしっくりこない。特に、3. Graph。『統計でウソをつく法』
や『エンジニアのためのデータ可視化[実践]入門』でウソや過ちとして紹介されそうな3D系のグラフが載っている。誤解を与える可能性について言及しているから、多少は控えているのだろうけれど、自分の許容範囲を超えている。
それでも最後まで読んだら、載っていたワークショップ参加者の声がキッカケで、多少はスッキリした。端的に言うと、インフォグラフィックは単方向ブロードキャスト。可視化は双方向インタラクション。グラデーションはあるにせよ。
言い換えると、インフォグラフィックの目的は、誤解の少ないコミュニケーションや発見的なディスカッションじゃない。発信者不在の状況で発信者の意図を通すことだ。例えば、路線図は乗客だけで見ると想定されている。UMLでコミュニケーションしたり、可視化したデータを見せてディスカッションしたりするのと対照的。
と、ここまで考えて先日読んだ『阿部博史氏×櫻田潤氏対談(前編)~データジャーナリズムとインフォグラフィック~ - WISDOM』 のこの部分と繋がった。
インフォグラフィックは、編集の要素が入っていてストーリーに見る側を巻き込みやすい
データビジュアライズは、読み手への要求度が高い一方、透明性も高い
随分遠回りした気分。でも、上の記事を読んだときは全くピンと来なかったから、必要な道のりだったと思っておこう。