「初詣ー」
「どこに行きますか?」
「カエル好きならココ、かえる神社!!」
「また珍しいものを見つけてきましたね」
「というわけで、川越に。今回はゆっくり回ろう」
「川越祭のときは、人出がすごくて観て回れませんでしたもんね」
「というわけで」
「太麺やきそばに」
「たこせんに」
「さつまいもスティック!!」
「食べ物ばかり……」
「前回は屋台ばかりだったからね。銘菓やら菓子屋横町の駄菓子やら回りたいやん? ところで、最後のスティックはじめ何かサツマイモが目立つなぁと思っていたら、特産品なんだね」
「江戸時代に焼き芋用として重宝されていたらしいです」
川越にサツマイモのイメージが定着したのは、寛政時代(1700年代末)のことで、このころの江戸では焼イモが大ヒットしていたんだ。 理由は、サツマイモが庶民の食べ物では、数少ない甘い食べ物であったこと、そして、とても安く手に入ったからなんだ。 この大ヒットを受け、近郊の村々では、こぞって江戸向けのサツマイモを栽培したんだ。中でも、川越イモは、質がよく最高級品とされていたよ。
川越市/川越とサツマイモ
「こんなお地蔵様も」
「このお地蔵様は比20年ほど前に建立されたもののようですね。それはそれとして、そろそろちゃんとした神社に行きませんか?」
「というわけで、氷川神社へ」
「ここの例祭が先日行った川越祭ですね」
「さて、初詣も済んだことだし、時の鐘を眺めて、コエドビール呑んで帰るかー」
「肝心の初詣がすごい勢いで端折られたような」