「『天冥の標 VI――宿怨 Part 3』を読んだよ」 「『VI』はこれで完結しましたね」 「うん。想像とは全然違う結末になって、これから人類はどうなるんだろう? って早くも続きが気になって仕方がない」 「落ち着いて下さい。編集部の方によると、『VII』は夏だそうです」 『天冥の標Ⅶ 新世界ハーブC』は夏ぐらいに刊行の予定です。 — 塩澤快浩さん (@shiozaway) 2013年1月28日 「確かに先を追う余り、色々と見落としがちになるのは、悪い癖なんだよなぁ。自覚はあるけれど、止められない」 「止められても止められなくても、まだ出ていない作品は読めませんよ」 「違いない。というわけで、少し立ち止まって、SFにおける交渉について考えてみよう」 「最近、交渉にこだわりますね。 『機龍警察 自爆条項』 の時といい、 『華竜の宮』 といい。そう言えば、 『虚構推理 鋼人七瀬』 もそうでしたね」 『虚構探偵 鋼人七瀬』、『華竜の宮』に引き続き、主人公が調整者。 posted at 21:33:23 「一度気になり出すとつい目が行ってしまう。選択的注意、でもないか。ちょっと違う気がする」 「選択的注意というと、この動画が有名ですね」 「バスケットボールが何回パスされるか数えながら見るヤツね」 「注意を向けていないと、全く認識されないって不思議です」 「ふと思ったんだけれど、会話もそうだよね。関心がない話は、右から左に抜けてっちゃう」 「馬耳東風ですね」 「まぁ、雑談ならそれでも成立するけれど、交渉は成立しないよね」 「共通の関心が何かあるから、テーブルについているわけですからね」 「それが何かを見誤ると、うまくいかないだろうな。って考えたときに、人間どうしでも難しいのに、SFだと相手が異星人だったり人工知性体だったりする。一体どんな反応が返ってくるのか、さらに難易度が高い場面に出くわして、スリリングだよなぁ、と」