「『テルマエ・ロマエ』を観てきたよ」
「阿部寛さんが出ている?」
「うん。あの顔で「顔が平たい」とか言われると、「そりゃ、あなたに比べれば」と思うよね」
「掘りが深いですからね」
「ガタイもいいし」
「で、どうでした?」
「面白かったよ。特に序盤から中盤にかけてのコミカルなシーンが良かった。後半は恋愛要素が前に出てきて割とありきたりな雰囲気になってしまったのが残念」
「映画化されると大なり小なり出てきますよね」
「そうした方がやっぱり人入るんだろうね。しかし、好みじゃないのが辛いところ。フロッグマンみたいに投げっぱなしでいいのに」
「あれはあれでカオスだったような」
「蛙男商会なので。そういう意味では、原作の『テルマエ・ロマエ』らしさが面白かったのは、映画の方だった」
「あれ、マンガも読んでたんでしたっけ?」
「2巻までは。今、Amazonで4巻のレビュー見て複雑な気分になっているところ」