『Alphas Zetman Another Story』を読んだ。『NINJAMASTER ガラ外伝』に引き続き、古橋秀之さんによる、マンガのノベライズ。
今度の原作は、『Zetman』。作者は、『Tiger & Bunny』のキャラクターをデザインした桂正和さん。読んだことがないけれど、本書を読む限りヒーロー物。と言っても、単純な勧善懲悪ではないし、『Tiger & Bunny』と違ってコミカルな要素も少なそう。面白そうなので、この春から始まるアニメも観てみよう。
本書に話を戻すと、まだ原作が続いている作品の、それも主人公アルファスが出てくる作品ということで、あくまでサイドストーリーという印象。扱われる事件自体は、きちんと収まるところに収まるけれど、主人公にとっては重要な転機ではあるけれど、数ある事件の一つで結末ではない。
自分の読んだ限り、序章で投げかけられた次の言葉に対して、アルファスは応えられていないと思う。
今度の原作は、『Zetman』。作者は、『Tiger & Bunny』のキャラクターをデザインした桂正和さん。読んだことがないけれど、本書を読む限りヒーロー物。と言っても、単純な勧善懲悪ではないし、『Tiger & Bunny』と違ってコミカルな要素も少なそう。面白そうなので、この春から始まるアニメも観てみよう。
本書に話を戻すと、まだ原作が続いている作品の、それも主人公アルファスが出てくる作品ということで、あくまでサイドストーリーという印象。扱われる事件自体は、きちんと収まるところに収まるけれど、主人公にとっては重要な転機ではあるけれど、数ある事件の一つで結末ではない。
自分の読んだ限り、序章で投げかけられた次の言葉に対して、アルファスは応えられていないと思う。
悪が悪を為すに先立ち、これを討つ。一方で、先日読んだ『正義のアイディア』の影響で、「何が正義たり得るか?」は問題じゃないかもしれないという思いもある。「正義とは何か?」に対する答えを持ち合わせていなくても、「目の前の悪を放っておけない」という気持ちは、持っているもんじゃないだろうか? 大概の人は。
最速の暴力のみが正義たり得るのだ――と。