「『ONE PIECE 74』を読んだよ」
「どうでした?」
「73でかかったエンジンがようやく本気を出し始めた感じ。展開が加速してきてますます面白くなってきたよ」
「それは重畳」
「頂上戦争の時に言ってくれよ」
「詮なきことです、今更」
「しかし、それにしても引っ張り過ぎじゃないかなぁ。73の最後で復活が示唆された彼の正体が、74巻を読み終えてもまだ明らかにされないのには悪い意味でビックリした」
「頂上戦争で亡くなったエースさんのメラメラの実を継ぐであろう、あの人ですよね」
「これだけ引っ張るんだから、すごい舞台を用意してくれているんだろうなぁ、とどんどんハードルを上げちゃっているから、いざ出てきたらガッカリしちゃわないかなぁ」
「分かっているなら期待値を下げたらいいじゃないですか」
「言うのは簡単だけれど、一度挙がってしまった期待値を下げるのは難しいよ」