「『アップサイドダウン 重力の恋人 (原題: "Upside Down")』を観たよ」
「『サカサマのパテマ』、『ゼロ・グラビティ』に続いて、重力もの第3弾ですね」
「特に『サカサマのパテマ』は、思い出さずにはいられなかった。重力ものなんてジャンルは初めて聞いたけれど」
「〈正反対の重力が存在して、差別の根になっているけれど、主人公とヒロインがそれを乗り越える〉というレベルでは同じ話ですもんね。私も〈重力もの〉なんて初めて言いました」
「思いつきかよ!!」
「ええ、つい思いつくままに」
「まあ、いいや。話を戻そう。この映画の見所は、ボブだよ!!」
「主人公でもヒロインでもないんですね」
「彼が一番輝いていたよ。主人公アダムよりよっぽど」