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ふたぐん

這いよれ! ニャル子さん 10 (GA文庫)
「『這いよれ!ニャル子さん10』を読んだよ!」

「フラッシュアニメに出ていたアト子さんがついに登場ですね」

「アト子によると『一巡前の宇宙』でのことらしいな、フラッシュアニメは」

「ジョジョ六部のようですね、少し調べてみたところだと」

「ちなみに温泉旅行(アニメ第7話)は『違う世界線』に」

「トゥットゥルー」

「映画『負荷領域のデジャヴ』が楽しみだ。そして、相変わらずのライダー愛でウィザードネタ搭載。シャバドゥビタッチヘーンシーン!!」

「シリアスなシーンでもあのテンションですよね、あのベルト」

「CMでもフィーチャされていて侮れない。サイコー!!」

「そろそろ小説の方に話を戻しませんか? ネタを拾っていたら切りがないですよ」

「然り。じゃ、新登場のアト子について」

「では、どうぞ」

「普通じゃないんだろうなぁ、と思っていたら、想像以上の変化球だったよ!!」

「他の邪神がなまじ直球ですからね」

「あと、だんだん真尋がデレてきてニヤニヤしてしまう」

「顔に出すのは止めて下さいね。気持ち悪い」

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北へ - ゴールデンカムイ 16

『ゴールデンカムイ 15』、『〃 16』を読んだ。16巻を読み始めてから、15巻を買ったものの読んでいなかったことに気がつく。Kindle版の予約注文ではままあること。 15巻は「スチェンカ・ナ・スチェンク」、「バーニャ(ロシア式蒸し風呂)」と男臭いことこのうえなし。軽くWebで調べてみたところ、スチェンカ・ナ・スチェンク (Стенка на стенку) はロシアの祭事マースレニツァで行われる行事のようだ[1]。それなりになじみ深いものらしく、この行事をタイトルに据えたフォークメタルStenka Na StenkuのMVが見つかった。 16巻では杉元一行は巡業中のサーカスに参加することになる。杉元と鯉登の維持の張り合いが、見ていて微笑ましい。鯉登は目的を見失っているようだが、杉元もスチェンカで我を失っていたので、どっこいどっこいか。なお、サーカス/大道芸を通じた日露のつながりは、実際にもこのような形だったようだ[2]。 個々のエピソードから視線を上げて、全体の構図を眺めてみると、各勢力がすっかり入り乱れている。アシㇼパは尾形、キロランケ、白石とともにアチャの足跡を辿り、そのあとを鶴見のもとで家永の治療を受けた杉元が鯉登、月島を追っている。今更だけれど、杉元やアシㇼパは、第七師団と完全に利害が衝突していると考えていないはずだった。一方で、土方一味も入墨人皮を継続。むしろ彼らの方が第七師団との対立が深刻だろう。さらに北上するキロランケはまた別の目的で動いているようだけれど、なんで尾形も一緒なんだっけ? 『進撃の巨人』に引き続き、これもそろそろ読み返す時期か。 [1] 5つの暴力的な伝統:スラヴ戦士のようにマースレニツァを祝おう - ロシア・ビヨンド [2] ボリショイサーカスの源流は、ロシアに渡った幕末日本の大道芸人たちにあった 脈々と息づく「クールジャパン」 | ハフポスト

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