「『境界線上のホライゾンV 〈下〉』を読み終えたよ」
「がっつき過ぎです。10日に届いた約1000ページ長の文庫がもう読み終わっているってどういうことですか」
「こういうこととしか言いようがないような」
「そういうことか、と納得するとでも思いましたか?」
「いいえ、微塵も。先が気になって、移動時間と寝落ち直前までの就寝前をフル活用したら、この体たらく」
「日中の役立たずさ加減が目に浮かびますね。しかし、よく似た遣り取りをV <上>のときも交わしたような」
「こういうメタネタはネタバレを気にしなくて良いから話しやすいもんなぁ。内容についてあんまり話すとネタバレになるし」
「では、ぼかしてどうぞ」
「ゴッドモザイク? ゴッドフレスコ?」
「……………」
「……………」
「……………」
「今回はM.H.R.R.の十本槍が主人公然としているなぁ、ってか武蔵は外道過ぎだろうって思ってたら、十本槍も大概だったよ!!」
「だんだんと十本槍のメンバも明らかになってきましたね」
「それはそうとして十番の片桐の行く末が心配でならない」