『ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士(上・下)』を読んだ。
2で始まった事件が結末まで描かれる。複数の探偵役が、異なるルートから解決に向かって収束していく過程がスリリング。1ではミカエルとリスベットという二人の個人だったけれど、2・3では『ミレニアム』と公安という二つの組織と、スケールアップしている。
途中、話が大きくなって自分には手に負えなくなってきたけれど、終盤の裁判のシーンからは再びリスベットに焦点が戻ってきて、嬉しかった。自分の主な関心はリスベットの行く末にあるのだな、と再認識。
2で名前だけ出てきたリスベットの血縁者は、結局本作でも登場しなかった。伏線だったのだろうなぁ、と思う。でも、ここから先が書かれることはない。作者は故人となっている。
ただ、あとがきによると、5部までの構想があって、4部の部分的な草稿はあるらしい。読みたいような、そうでもないような複雑な気分。4と5が、2と3のような一続きの事件を扱った物語だったら、生殺し状態になってしまう。
以下、シリーズ+ハリウッド映画版の感想。
2で始まった事件が結末まで描かれる。複数の探偵役が、異なるルートから解決に向かって収束していく過程がスリリング。1ではミカエルとリスベットという二人の個人だったけれど、2・3では『ミレニアム』と公安という二つの組織と、スケールアップしている。
途中、話が大きくなって自分には手に負えなくなってきたけれど、終盤の裁判のシーンからは再びリスベットに焦点が戻ってきて、嬉しかった。自分の主な関心はリスベットの行く末にあるのだな、と再認識。
2で名前だけ出てきたリスベットの血縁者は、結局本作でも登場しなかった。伏線だったのだろうなぁ、と思う。でも、ここから先が書かれることはない。作者は故人となっている。
ただ、あとがきによると、5部までの構想があって、4部の部分的な草稿はあるらしい。読みたいような、そうでもないような複雑な気分。4と5が、2と3のような一続きの事件を扱った物語だったら、生殺し状態になってしまう。
以下、シリーズ+ハリウッド映画版の感想。