「『天冥の標 V ――羊と猿と百掬の銀河』を読んだよ」
「かなりキャッチアップしてきましたね」
「今回は、農夫タックとその娘ザリーカの章と、ダダーのノルルスカインの章とが、交互に進んでいく形式」
「ノルルスカインはキーとなるキャラクタですよね」
「うん。自分はノルルスカインの章の方が奇想天外で面白かった。ノルルスカインの目的が多少なりとも見えてきて、これまで想像していたのとは違っていたことが分かった」
「タックとザリーカの章はどうでした?」
「ザリーカはこの後も出てきそうな雰囲気が漂っていたけれど、どうだろう。『VI』ではまた年代ジャンプして故人になってるのかな……」
「あと『VI Part1, 2』の2冊で既刊読破ですね」
「読み終わったら改めて『I 上・下』を読もうかな? 『VI』までで得られた情報と照らしながら読むと面白そう」