「『天冥の標 I ――メニー・メニー・シープ〈上・下〉』を読んだよ」
「おー、ついに読み始めたんですね」
「うん。既に何冊も出ていたので気が引けていたのだけれど、ようやく」
「現時点で6巻8冊が出ていますね」
- I ――メニー・メニー・シープ〈上・下〉
- II ――救世群
- III ――アウレーリア一統
- IV ――機械じかけの子息たち
- V ――羊と猿と百掬の銀河
- VI ――宿怨 PART 1,2
「『I〈下〉』のあとがきによると、Xまで続く予定だから、ようやく折り返しを過ぎたあたりか。VIがいくつまで続くにしろ、まだまだこれからだなぁ」
「『できることを全部数え上げたうえで、できるかどうかわからないことや、やったことのないことをさらに盛り込んで』いるらしいから、楽しみですね」
「うん。『I〈上・下〉』で示されたたくさんの謎に、どんな答えが待っていることやら。特に気になるのが、舞台はどこか? ということ」
「ドロテアもダダーも気になります」
「それからイサリも。って挙げ始めると切りがないのでこの辺りで」