『カフカ寓話集』を読んだ。
『変身』 (感想) が面白かったので、次に手を出したカフカ作品がこれ。
本書は30篇からなる短篇集。
最も印象的だったのが「巣穴」。
不安を掻き立てる。
主人公はとある不安から端から見ていると馬鹿馬鹿しい行動をとり続けるのだけれど、感情移入してしまうとそれらの行動を取らざるを得なく感じてしまうから不思議。
そして一端感情移入してしまうと、主人公の不安が伝染してしまう。
不安はどうやって解消されるのか、と改めて考えてしまった。
原因が解消されても、不安が消えるとは限らない。
原因のない不安さえある。
逆に原因が解消されなくても、安心したりもする。
この実態のなさとは裏腹に、一端生じると存在感が抜群。
何なんだろうなぁ、と。
『変身』 (感想) が面白かったので、次に手を出したカフカ作品がこれ。
本書は30篇からなる短篇集。
最も印象的だったのが「巣穴」。
不安を掻き立てる。
主人公はとある不安から端から見ていると馬鹿馬鹿しい行動をとり続けるのだけれど、感情移入してしまうとそれらの行動を取らざるを得なく感じてしまうから不思議。
そして一端感情移入してしまうと、主人公の不安が伝染してしまう。
不安はどうやって解消されるのか、と改めて考えてしまった。
原因が解消されても、不安が消えるとは限らない。
原因のない不安さえある。
逆に原因が解消されなくても、安心したりもする。
この実態のなさとは裏腹に、一端生じると存在感が抜群。
何なんだろうなぁ、と。