『ニルヤの島』を読んだ。
ライフログとその再生技術の発達で、死後の世界という概念がなくなった世界。そのなくなり方は生半ではなく、作中ではかのローマ法王が死後の世界を否定したほど。
それも含めて沢山のフックがあって、いろいろと連想する。死後の世界がキャパオーバーして死ねなくなる話が収録されている『ある日、爆弾がおちてきて』だったり、様々な現象を「計算」として捕らえなおす『計算する宇宙』だったり、ミームと人間の関係から『パラサイト・イブ』だったり、特定の文化が普遍化する〈マクドナルド化〉だったり、意識の連続性が揺さぶられる『順列都市』だったり、ログからの故人再生から『電脳天使』だったり。
連想はするのだけれど、実はそんなにのめり込めなかった。最初の「死後の世界という概念がなくなる」というところでひっかかり、醒めてしまったので。宗教が技術進歩で変わるようなことはないだろう、と思う。
ライフログとその再生技術の発達で、死後の世界という概念がなくなった世界。そのなくなり方は生半ではなく、作中ではかのローマ法王が死後の世界を否定したほど。
それも含めて沢山のフックがあって、いろいろと連想する。死後の世界がキャパオーバーして死ねなくなる話が収録されている『ある日、爆弾がおちてきて』だったり、様々な現象を「計算」として捕らえなおす『計算する宇宙』だったり、ミームと人間の関係から『パラサイト・イブ』だったり、特定の文化が普遍化する〈マクドナルド化〉だったり、意識の連続性が揺さぶられる『順列都市』だったり、ログからの故人再生から『電脳天使』だったり。
連想はするのだけれど、実はそんなにのめり込めなかった。最初の「死後の世界という概念がなくなる」というところでひっかかり、醒めてしまったので。宗教が技術進歩で変わるようなことはないだろう、と思う。