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サイホンだけれどコーヒーじゃない

JavaScript 第6版
「やっと『JavaScript 第6版』を読み終えたよ、長かった」

「本当ですね。このツイートからかれこれ3ヶ月くらいかかっていますね。双司君にしては珍しい」

『JavaScript 第6版』をちまちま読み進めている。今まで、何となく書いていたことの意味がようやくわかったり、多分そうだろうなと思っていたことを確認できたりして、面白い。
posted at 22:27:35

「範囲は広いし難しいし、で少しずつしか読み進められなかったもんなぁ。厚さも大したものだし。しばらく使う予定がない部分は斜め読みしてたのに3ヶ月もかかったのか」

「で、どうでした? 勉強になりました?」

「うん。使う部分に関してはかなり。これだけ基礎からしっかり書いてあるのはなかなか見当たらないから、読んで良かったよ。コアとクライアントサイド、それからjQueryについて、今まで随分と何となく書いていたことがよく分かった」

「でも、jQueryはバージョンがどうこう言っていましたよね」

『JavaScript 第6版』、ようやく『19章 jQueryライブラリ』まで到達。本書のバージョンは1.4.2。現在の最新版は1.8.3。決して古い本じゃないのに、更新が目まぐるしいなぁ。
posted at 12:27:21

「うん。だけれど、設計方針は変わっていないから大きな問題じゃないと思う。1.7で追加されたイベントAPI on, offが本書には載っていないけれど、後方互換性は残っているし、それらのAPIも既存のAPIを整理したものだから、読む意味はあると思うよ。変更は追わないといけないと言え」

「目次を見ると、逆に先日仕様が策定されたHTML5の解説もありますね」

「もう多くのブラウザで実装されているからね。IE8以前はともかく。でも、使う予定が今のところないから、今回は斜め読み。サーバサイドもそう。だいたいドコに何が書いてあるかは眺めたから、使いたくなったら読み返そう」

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