ゲームSFの短篇アンソロジー『スタートボタンを押してください』を読んだ。収録されているのは十二編。「解説」によると
自分のお気に入りは「猫の王権」と「神ゲーム」(順不同)。「猫と王権」は短篇ならではのエンディングに心惹かれた。閉じた王国に新しい扉が開けさせられたような気もしないでもない。「神ゲーム」は某ゲーム攻略サイト(心証がよくないのでボカした)を思い出させるタイトルとは裏腹にしんみりとした物思いを誘う雰囲気が堪らない。
「1アップ」と「ツウォリア」は軽快に読めた。カラッと気持ち良く楽しませてもらった。「ツウォリア」が、『火星の人』を書いたアンディ・ウィアーの作品だったので、『アルテミス』をまだ読んでいないことを思い出す。楽しみが尽きないのはよいことだ。
読み比べておもしろかったのは、「リコイル!」と「キャラクター選択」。ネタバレになるのでこれ以上はやめておく。
原書アンソロジーは二十六編、五百ページ超えの分厚さ。邦訳はそこから厳選した十二編を収録している。とのこと。五百ページか、〈境界線上のホライゾン〉の半分くらいだな。全編収録してくれてもよかったよ? などと思うのは感覚が麻痺しているからだと思う。日本語訳による長さの変化と原書アンソロジーの判型を考えてからものを言いましょうね(手遅れ)。
自分のお気に入りは「猫の王権」と「神ゲーム」(順不同)。「猫と王権」は短篇ならではのエンディングに心惹かれた。閉じた王国に新しい扉が開けさせられたような気もしないでもない。「神ゲーム」は某ゲーム攻略サイト(心証がよくないのでボカした)を思い出させるタイトルとは裏腹にしんみりとした物思いを誘う雰囲気が堪らない。
「1アップ」と「ツウォリア」は軽快に読めた。カラッと気持ち良く楽しませてもらった。「ツウォリア」が、『火星の人』を書いたアンディ・ウィアーの作品だったので、『アルテミス』をまだ読んでいないことを思い出す。楽しみが尽きないのはよいことだ。
読み比べておもしろかったのは、「リコイル!」と「キャラクター選択」。ネタバレになるのでこれ以上はやめておく。