『月とライカと吸血姫2』を読んだ。
イリナのその後の物語であり、レフの物語であり、二人を取り巻く社会の物語だった。前巻で気になっていたところが、余すところなく回収されていて申し分ない。
直接的な続編としては、これしかないのでは? そう思ってしまうくらい、綺麗な構図。前巻で実験体としての役目を果たしたイリナ。彼女を助けるのはレフしかいない。そのためには(2人で逃避行するのでもない限り)、彼女が生きていける社会的な状況を作り出す他ない。
というわけで、もう思い残すことなく完結だ。欲を言うなら、リュドミラ視点のスピンオフが読んでみたい。と感慨に耽っていたら――あとがきのあとにも本編が書かれています。最後までお楽しみください。
そう来たか!!
イリナのその後の物語であり、レフの物語であり、二人を取り巻く社会の物語だった。前巻で気になっていたところが、余すところなく回収されていて申し分ない。
直接的な続編としては、これしかないのでは? そう思ってしまうくらい、綺麗な構図。前巻で実験体としての役目を果たしたイリナ。彼女を助けるのはレフしかいない。そのためには(2人で逃避行するのでもない限り)、彼女が生きていける社会的な状況を作り出す他ない。
というわけで、もう思い残すことなく完結だ。欲を言うなら、リュドミラ視点のスピンオフが読んでみたい。と感慨に耽っていたら――あとがきのあとにも本編が書かれています。最後までお楽しみください。
そう来たか!!