『終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか? #01』を読んだ。
とても丁寧に書かれていると思う。こんな風に長いタイトルのライトノベルには『俺妹』や『はがない』に続かんと粗製乱造された印象を持っていたけれど、読んでみてよかった。
まず、登場人物が多様なのがいい。さすがに、主人公とヒロインは、どちらも徴無し(シルシナシ)。主人公は人間族(エムネトワイト)のヴィレムで、ヒロインは黄金妖精族(レプラカーン)のクトリ。けれど、二人の脇を固めるのは美少女ばかりじゃない (多いは多いけれど)。二人の上司ライムスキンは戦士の誇りを重んじる爬虫族(レプトレイス)だ。それから、ヴィレムの友人グレッグはいわく「気の良い奴」の緑鬼族(ボーグル)だったりする。
登場する種族が豊富なだけじゃなくて、彼らが生きる世界もまた謎がたっぷりで魅力的。かつて〈聖剣(カリヨン)〉と呼ばれた武器が、オーパーツと化して遺跡兵器(ダグ・ウェポン)と呼ばれていたりして、設定好きには堪らない。さらに、無闇にもったいぶらずにテンポよく明かされつつも、謎がさらに謎を招いたりして物語を牽引していってくれる。だから、どんどん読み進めてしまう。
でも、それ以上にページを捲らせるのは、クトリの行く末。立場的にも種族的にもドン詰まりが見えていて、状況的にも(あとがきの言葉を借りると)ジリ貧。ちっとも光明が見えやしないけれど、幸せになって欲しいなぁ。あと、青髪なのもポイント高い (余計な情報)。
なのに#01がこんなところで終わるなんて!! いてもたってもいられなくて、もう『#02』も読んでしまった。というわけで、そちらの感想も近々。
とても丁寧に書かれていると思う。こんな風に長いタイトルのライトノベルには『俺妹』や『はがない』に続かんと粗製乱造された印象を持っていたけれど、読んでみてよかった。
まず、登場人物が多様なのがいい。さすがに、主人公とヒロインは、どちらも徴無し(シルシナシ)。主人公は人間族(エムネトワイト)のヴィレムで、ヒロインは黄金妖精族(レプラカーン)のクトリ。けれど、二人の脇を固めるのは美少女ばかりじゃない (多いは多いけれど)。二人の上司ライムスキンは戦士の誇りを重んじる爬虫族(レプトレイス)だ。それから、ヴィレムの友人グレッグはいわく「気の良い奴」の緑鬼族(ボーグル)だったりする。
登場する種族が豊富なだけじゃなくて、彼らが生きる世界もまた謎がたっぷりで魅力的。かつて〈聖剣(カリヨン)〉と呼ばれた武器が、オーパーツと化して遺跡兵器(ダグ・ウェポン)と呼ばれていたりして、設定好きには堪らない。さらに、無闇にもったいぶらずにテンポよく明かされつつも、謎がさらに謎を招いたりして物語を牽引していってくれる。だから、どんどん読み進めてしまう。
でも、それ以上にページを捲らせるのは、クトリの行く末。立場的にも種族的にもドン詰まりが見えていて、状況的にも(あとがきの言葉を借りると)ジリ貧。ちっとも光明が見えやしないけれど、幸せになって欲しいなぁ。あと、青髪なのもポイント高い (余計な情報)。
なのに#01がこんなところで終わるなんて!! いてもたってもいられなくて、もう『#02』も読んでしまった。というわけで、そちらの感想も近々。