「Appleから送られてきたU2の"Songs of Innocence"を聴いているよ」
「消さなかったんですね[1]」
「うん、U2嫌いじゃないし。"Vertigo"好きだし」
「そう言えば"Vertigo"もAppleとタイアップした曲ですね」
「もう10年も前なのか、これ。iPodのCM曲だったと記憶しているのだけれど、この頃のiPodってどんな形だっけ?」
「振っておいて何ですけれど昔話はおいておいて、"Songs of Innocence"はどうでした?」
「"Vertigo"以降のアルバム[2]と本作を聴いた感じだと、"Vertigo"みたいなノリがいい曲がむしろ例外なんだね。ミドルテンポの曲がメイン」
「では、このアルバムも?」
「うん。"Vertigo"を初めて聴いたころだったら、聴かないような感じ。いつからだろう、こういう曲も良いと思うようになったの」
「年月が経つと好みも変わりますよね」
「過去に聴いた音楽も蓄積されていくし、付随して色々な知識もついてくるしね。それから、肉体的な変化にも影響を受けているかもね」
「モスキート音が聞えにくくもなりますしね」
「自分のことなのに、よく分からないよね。よくタイムトラベルものであるように、過去の自分に今の自分の様子を伝えても、信じて貰える気がしない」
[1] 『アップル、無償配布したU2アルバムの削除ツールを公開。「消せないアルバム」問題に対処 - Engadget Japanese』参照
[2] "How to Dismantle an Atomic Bomb"と"No Line on the Horizon"の2枚。
[2] "How to Dismantle an Atomic Bomb"と"No Line on the Horizon"の2枚。